結婚式の披露宴、余興なしでもいい?余興なしでもゲストを楽しませる方法って?
結婚式の披露宴で定番ともいえる、歌やダンスなどの余興。
そんな余興を、なしにするのはOKなのでしょうか?
今回は、披露宴で余興をなしにするメリット・デメリットを、ゲストに楽しんでもらえる演出方法やゲストの体験談も合わせてご紹介します。
披露宴は余興なしでもいい?
披露宴といえば、新郎新婦の友人などが余興を披露するのが定番ですよね。
披露宴では余興を取り入れるのが当たり前・・・と思いがちですが、そんなことはないんです!
余興なしの披露宴だって、もちろんあり。
「披露宴での余興をなしにしたい」「実際、余興をなしにした」という新郎新婦も少なくはないんです。
その理由としては、こんな感じ。
・親族のみなど、少人数の結婚式だったから
・落ち着いた雰囲気にしたかったから
・ゲストに負担をかけたくないから
・進行上の理由
色々な理由により、「余興なし」を選ぶ新郎新婦がいるんですね。
では、余興なしの披露宴にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
まずはメリットから見ていきましょう。
余興なしのメリット
新郎新婦とゲストがゆっくり交流できる
披露宴では、色々な演出やプログラムが組み込まれていますよね。
そこに余興の時間も入れるとなると、進行スケジュールは結構タイトになることも!
ゲストは楽しめるかもしれませんが、気が付けば新郎新婦とはほんの少ししか交流できなかった・・・ということも少なくありません。
「新郎新婦と話す時間がなかった」
「一緒にもっと写真を撮りたかったのにな」
と、寂しい気持ちが残ってしまう可能性もあります。
でも余興の時間をなくせば、その分ゲストとの交流に時間を使うことができますね!
心置きなく食事を楽しんでもらえる
余興をしている間、余興をしているゲストはもちろん、見ているゲストも食事の手を止めることが多いもの。
せっかくの料理が冷めてしまったり、食べきる前に次の料理が来てしまったら・・・なんだか慌ただしいですよね。
余興がないことで、食事や歓談をゆっくりと楽しめる時間になりますよ。
ゲストに負担をかけなくて済む
余興を頼まれたゲストは、当日に向けて余興の計画を立て、練習をしたりと、準備も大変。
当日も、中には緊張で料理が喉を通らない・・・なんて人だっています。
もちろん友人は、新郎新婦のためにと喜んで引き受けてくれる場合がほとんどです。
でもそんな大切な友人だからこそ、「ゲスト全員にゆっくり結婚式を楽しんでもらいたい」と考える新郎新婦もいるのではないでしょうか。
余興をなしにすれば、全員に負担なくゆっくりと披露宴を満喫してもらえますね。
進行に余裕ができる
例えばケーキカットやムービー上映などの「演出」は、だいたいの時間配分がハッキリしています。
でもスピーチや余興は、「〇分程度で」とお願いしていても、つい時間オーバーしてしまうケースも少なくありません。
そうなると会場の延長料金が発生したり、最悪、何か他の余興を削らなくてはいけないなんていう場合も。
せっかくお願いして準備してもらっていた余興を、当日にキャンセルするという事態は絶対に避けたいですよね。
最初から余興をなしにしておけば、そんな心配もいらず、進行にも余裕ができますよ。
余興なしの披露宴には、色々とメリットがあるんですね。
では次に、気になるデメリットも見ていきましょう。
余興なしのデメリット
間延びしてしまう場合も
披露宴のプログラムの中でも余興の時間は、笑いがおきたり、大きく盛り上がるシーンでもありますよね。
でも余興がない場合は、終始落ち着いた雰囲気が続くことも。
余興がないことで、なんだか盛り上がりに欠ける・・・?と感じてしまう場合もあるようです。
余興があって当たり前と思うゲストも
今まで定番の結婚式に出席してきたゲストにとっては、披露宴で余興があるのが当たり前!と思っている場合も。
余興がないと、「あれ?余興はなし?」と不思議に思うかもしれません。
また、家族や親族にとっては、新郎新婦の友人が一生懸命余興をしてくれているのを見て、「こんないい友人がいるんだな」と安心したり、微笑ましく思ったりすることもあります。
余興がないと、なんだか少し物足りなく思う人もいるかもしれませんね。
余興がないことで、考えられるデメリットはこんな感じです。
でも大丈夫!
デメリットを解消するために、余興なしでもゲストに楽しんでもらうための、おすすめ演出を見ていきましょう。
余興なしでゲストに楽しんでもらうには?
ゲスト参加型の演出を取り入れる
余興がなくても、ゲストが参加できる演出があればみんなで盛り上がれそう!
たとえばこんな演出がおすすめです。
テーブルラウンド
新郎新婦がゲストテーブルをまわる演出です。
定番の「キャンドルサービス」や、各テーブルのゲストと一緒に写真を撮ってまわる「フォトラウンド」。
縁起のいいお菓子「ドラジェ」やプチギフトを、一人一人に配ってまわるのも素敵ですよね。
ドラジェ
新郎新婦とゲストで作る「果実酒作り」も人気。
新郎新婦が大きな瓶を持ってテーブルをまわり、ゲストはあらかじめテーブルにセットされているフルーツや角砂糖を、瓶の中に入れていきます。
最後に、新郎新婦が瓶にお酒を注いだら、完成!
数ヶ月後に飲み頃になる果実酒を飲みに、新居へ来てくださいと誘うきっかけにもなりそうですね。
ドレス色当てクイズ
新婦がお色直しで何色のドレスを着るのかを、ゲストに当ててもらうクイズです。
披露宴の受付と同時に、ドレスの色を予想して書いてもらうとスムーズ。
ちょっとした景品などを用意しておけば、お色直し入場のときがグッと盛り上がりますよ!
友人のスピーチ
派手な余興はなしにしたい・・・という場合でも、友人のスピーチなら大丈夫。
ゲストに新郎新婦の人となりが伝わる、おすすめの演出です。
新郎新婦の家族、親族にとっても、大切な息子や娘の交友関係に触れることができて、楽しい時間になるでしょう。
ただ、友人に大きな負担をかけたくない・・・という場合は、インタビュー形式で一言お祝いの言葉を言ってもらうテーブルスピーチもおすすめ。
前もって指名する人に伝えておけば、短い言葉でいいのでそこまで負担も緊張もないのではないでしょうか。
新郎新婦や親族も参加する
新郎新婦や家族、親族も一緒になって楽しめる演出は、見ているゲストもきっと心温まるはず。
披露宴が一体感に包まれそうですね。
ビールサーブ・ケーキサーブ
テーブルラウンドの中でも、ゲストへのおもてなしを重視するなら「ビールサーブ」がおすすめ!
新郎がビールサーバーを担ぎ、新婦はおつまみや、お酒が飲めない人のためにソフトドリンクを持ってまわります。
インパクトもあり、みんなで盛り上がれそうですね。
また、デザートビュッフェをするなら、ケーキコーナーに新郎新婦が立ち、ゲストに取り分けてあげるという演出もあります。
コック帽やエプロンをつけたりすれば、さらに楽しい雰囲気に!
デザートを受け取りながら、新郎新婦との会話も楽しめますね。
ラストバイト・サンクスバイト
「ラストバイト」とは、新郎新婦が自分のお母さんからケーキを食べさせてもらう演出です。
今までご飯を食べさせてくれた親から、食べおさめとして最後に食べさせてもらう、という意味がある感動的なシーン。
見ている方も、じーんとしてしまいそうですね。
「サンクスバイト」は、家族に限らず、新郎新婦がお世話になった人にケーキを食べさせるという演出です。
「ありがとう」という感謝の気持ちや、「幸せのおすそ分け」という意味もあるのだとか。
恩師や親族、親友、二人のキューピッド役の人など、感謝の気持ちを伝えたいゲストを選びましょう。
プロの演出を入れる
プロの演出は、とってもクオリティーが高いもの。
披露宴の雰囲気を壊さず、ゲストも新郎新婦も心置きなく楽しめます。
例えばBGMとしてプロの生演奏を入れれば、披露宴が一気にゴージャスな雰囲気になりそう。
定番のプロフィールムービーだって、プロが作ればイメージ通りになりそうですよね。
他にも、友人に負担をかけたくないという理由で余興をなしにした場合は、マジックやコントなど、余興をプロに任せるということもできます。
コストはかかりますが、クオリティーは間違いないですね。
料理にこだわる
余興のない披露宴は、料理をゆっくりと楽しむことができますよね。
そのため、料理の内容にこだわるとゲストの満足度もアップ!
おいしい料理にゆっくりとした時間・・・二人もゲストも楽しめる贅沢な披露宴になりそうですね。
では最後に、余興なしの披露宴に参加したゲストの体験談を見ていきましょう。
ゲストの体験談
余興がない分、落ち着いた雰囲気でなごやかに過ごせた。新郎新婦ともいっぱい写真が撮れてうれしかったです。
余興はなかったけど、ムービーとか、演出があって退屈はしませんでした。デザートビュッフェでは新郎新婦も一緒に食べたりして、たくさん話もできましたよ!
このように、余興がなくてもじゅうぶん楽しめたという声も多いようです。
新郎新婦と交流の時間が多くとれることで、満足感があるようですね。
一方で、このような意見もあります。
少し時間が余っていたかな?と感じました。余興が一つくらいはあってもよかったかなと思います。
どんな余興があるのかちょっと楽しみにしていたので、余興なしで少し驚きました。
少し間延びした雰囲気を感じたり、余興がないと寂しいと感じるゲストもいるようですね。
ゲストによって感じ方も様々。
どんな披露宴にしたいか、二人でよく考えて決めるといいですね。
まとめ
披露宴は、余興なしもOKなんですね。
色々な理由で、余興をなしにするカップルも増えているようです。
〇余興をなしにするメリット
・新郎新婦とゲストがゆっくり交流できる
・心置きなく食事を楽しんでもらえる
・ゲストに負担をかけなくて済む
・進行に余裕ができる
〇余興をなしにするデメリット
・間延びしてしまう場合も
・余興があって当たり前と思うゲストも
デメリットを回避するためには、ゲスト参加型の演出、新郎新婦や親族も参加できる演出を取り入れるのがおすすめ。
会場が一体感に包まれ、盛り上がりそうですね!
生演奏やムービー作成など、演出をプロに任せるのもあり。
また、料理の質にこだわることでゲストの満足度もアップします。
余興なしでも、ゲストに満足してもらえる披露宴はもちろん可能!
ゲストの体験談も参考に、工夫して演出を取り入れるといいですね。
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