披露宴で最低限押さえておきたいテーブルマナーまとめ
音声で聴く!
披露宴では、美味しいお料理も楽しみの1つ。
でも結婚式での食事は、フレンチのコース料理など、フォーマルなものが多いので、マナーが気になる人も多いのでは?
スマートに食事を楽しむために、披露宴で最低限押さえておきたいテーブルマナーをご紹介します。
ナプキンのマナー
まずは、ナプキンのマナーを見てみましょう。
いつ広げるの?
通常の食事の場合、ナプキンはワインが注がれるときに手に取ります。
でも結婚式では、その後の乾杯のタイミングで席を立つので、ナプキンも一度置くことになってしまいますよね。
そのため、結婚式では乾杯が終わって席に着いたタイミングでナプキンを広げればOK。
できれば主賓より先にならないように、主賓が広げるのを見てから、手に取るようにすると、さらにスマートですよ。
折り目はお腹側に
ナプキンを取って広げたら、半分に折り、折り目をお腹側にして膝の上に乗せます。
たまに首元に掛けている人を見かけますが、間違った使い方ですので避けたほうがいいですね。
ナプキンは手と口専用
ナプキンは手や口元を拭くもの。
フォークやナイフ、グラスの他、テーブルなどを拭くのはマナー違反とされています。
手や口元を拭くときは、折ったナプキンの裏側で軽く拭くようにするとGOOD!
汚れが外側に出ないようにすれば、見た目もキレイですし、再度膝に置いたときにも服が汚れませんよ。
自分のハンカチを使うのはNG?
自分のハンカチやティッシュを取り出して、手や口を拭くのは、実はマナー違反なんだとか。
手や口を拭くときは、用意されたナプキンを利用するのがベターです。
席を立つときは椅子の上に
結婚式では、歓談中に新郎新婦のメインテーブルに挨拶に行ったり、演出の際に写真を撮りに行ったりと、食事の途中で席を立つことも多いもの。
席を立つときは、ナプキンはテーブルには置かず、座席の上か、背もたれに掛けます。
食事が終わったら
食事が終わったらナプキンはテーブルの上に置きます。
そのとき、気を遣ってきれいにたたむ人がいますが、実はこれもNGとされるよう。
食後にナプキンをきれいにたたむと、「料理やサービスに満足できなかった」というサインになってしまうんです。
あまり汚くなりすぎない程度に、適当にたたんで置くといいですよ。
カトラリーの使い方
ナイフとフォークは外側から
カトラリーとは、フォークやナイフなどの総称。
フランス料理のコースの場合は、カトラリーがテーブルの上にたくさん並んでいます。
特にナイフとフォークは数が多いので、どれから使うか迷ってしまう人もいるかもしれませんね。
基本的に、ナイフとフォークは外側から順番に使っていけばOK。
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フランス料理のコースは、前菜→スープ→魚料理→肉料理の順で出てきます。
カトラリーの一番外側にはスープ用のスプーンが置かれることが多いよう。
その内側のナイフとフォークは前菜用、さらに内側のナイフとフォークが魚料理用・・・
というように、料理が出てくる順番に、ナイフとフォークを外側から使っていけばOKですよ。
飾り皿(中央の大きなお皿)の上にセットされているカトラリーはデザート用なので、デザートまでは使わないようにします。
もし使うカトラリーを間違えてしまっても、サービス係が新しいものを持ってきてくれるので、慌てないでくださいね。
カトラリーの持ち方
ナイフは右手、フォークは左手で持ちます。
ナイフは包丁を持つように、人差し指を刃の付け根部分くらいまで前に出して持ちましょう。
フォークも人差し指を柄に添えて前に出し、裏面(背)が上になるように持ちます。
また、洋食のテーブルマナーでは、音を立てるのはマナー違反と言われています。
カトラリーを使うときは、カチャカチャと音を立てないように気を付けたいですね。
カトラリーの置き方
食事の途中でカトラリーを置くときは、ナイフとフォークがハの字になるように置きます。
そうすることで「まだ食事中です」というサインになりますよ。
ナイフを置くときは、刃を内側に置きましょう。
食事が終わったら、ナイフとフォークは平行に揃え、柄を手前にして、3時~4時の方向に斜めに置きます。
このとき、ナイフは奥、フォークは手前の並びで、ナイフの刃は手前を向くようにしましょう。
カトラリーを落としても自分で拾わない
もしカトラリーを落としてしまった場合でも、自分では拾いません。
周りの人に一言お詫びして、サービス係を呼びましょう。
ナプキンなどを落とした場合も同じです。
飲み物のマナー
グラスの使い方
テーブルの上には、グラスもたくさん並んでいます。
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大きめのグラスは、水などを飲むためのゴブレットというグラス。
外側のグラスは、一般的に手前から、シャンパングラス、白ワイングラス、赤ワイングラスの順に並んでいます。
たくさんあって迷ってしまいそうですが、サービス係がそれぞれ用途に合ったグラスに注いでくれるので、心配しないでくださいね。
ドリンクを注がれるときは、グラスは持ち上げないのがマナーのよう。
ドリンクがいらないときは、グラスの上に軽く手をかざせばOKですよ。
乾杯の仕方
乾杯の際は、グラスを持って立ち上がります。
乾杯の音頭があったら、グラスを目の高さに上げ、周囲の人に目礼をしてから、一口飲みましょう。
グラスとグラスはぶつけないのが正しい乾杯の方法です。
一口だけ飲んだら、グラスをテーブルに置き拍手をします。
乾杯以外でもグラスに注がれた飲み物を一気に飲み干すのは、NGとされています。
飲み物は、一口ずつ味わいながら上品にいただきたいところ。
○お酒が飲めない人も
お酒が飲めなくても、乾杯のときはソフトドリンクではなく、用意されたお酒を持つのがマナーと言われています。
形だけでもいいのでグラスに口をつけるといいですね。
料理を食べるときの注意点
食べるペースは周りと合わせて
食事は、同じテーブルの全員に料理が運ばれてから食べ始めます。
できれば一番上座の人が食べ始めてから手をつけるようにすると、さらにスマートです。
食事のペースが同じテーブルの人たちより早過ぎたり、遅過ぎたりするのは、マナーとしてあまりよくないよう。
周りとペースを合わせて食べられるよう、周囲に気を配りましょう。
パンの食べ方
パンは、魚料理や肉料理と一緒に食べるのが基本。
先に食べても構いませんが、パンを食べすぎて、メイン料理のころにはお腹がいっぱい・・・なんてことは避けたいですね。
料理のソースにパンをつけて食べるのは「ソースまで美味しかった」というサインにもなるのですが、結婚式のようなフォーマルな場では控えた方がベター。
ちなみにスープに浸して食べるのもNGとされているので気を付けましょう。
パンは一口ずつちぎって、バターなどをぬっていただきます。
パンくずを床に払い落としたりしないように注意してくださいね。
スープの飲み方
スープは、スプーンを手前から奥へと動かしてすくいます。
スプーンを口に当てたら、軽く傾けて音を立てないように飲みましょう。
熱いからといってフーフーと息を吹きかけるのは、あまりスマートではありませんので避けた方がいいですね。
また、量が少なくなるとお皿を傾ける人もいますが、本来洋食では、食器は持たずに食べるのがマナーとされています。
スプーンですくえなくなったら、そこで飲むのは終わりにします。
メイン料理を食べるときの注意
メイン料理は、左の端から一口ずつ切り分けて食べましょう。
食べやすいようにと、最初に全部切ってしまうのはマナー違反とのこと。
お肉も乾いて美味しくなくなってしまいますので、気を付けたいですね。
まとめ
披露宴での食事は普段食べなれない、フォーマルなものも多いので、マナーが気になってしまう人も多いかもしれませんね。
結婚式は余興や演出もあり、席を立つ機会も多いもの。
最低限のマナーは押さえながらも、あまり緊張しすぎないようにしましょう。
せっかくのお祝いの席なので、マナーに気を配りながらも、楽しい食事をいただきたいですね。
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