ブーケや会場装花など、結婚式のお花の費用っていくらするの?
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結婚式で花嫁や会場を彩るブーケや装花。
結婚式には欠かせない大切なお花ですが、費用も気になるところ。
ドレスやお料理に比べつい後回しに考えてしまいがちですが、いざ打ち合わせを始めると「意外と高い」と驚く人も多いそう。
予算オーバーにならないよう、ブーケや装花の費用を早めにチェックしておきましょう!
ブーケの相場は?
まずは花嫁が持つブーケの相場を見ていきましょう。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、カップル一組あたりのブーケの使用数は平均1.6個。
ブーケ1個あたりの費用の平均は、2.2万円でした。
ブーケにかけた費用の総額について詳しく見てみると、最も多いのが「2~3万円」で20.2%。その後は「1万円未満」の19.5%、「1~2万円」の14.3%と続きます。
全体として、約8割の人が「6万円未満」におさまったと回答しています。
ブーケの総額の費用の平均は3.8万円という結果になりました。
デザインや依頼先によっても費用は変わる
ブーケの費用は、どんなデザインにするか、どこに依頼するかによっても変わってきます。
○ブーケのデザイン
例えば、茎をリボンなどでまとめたクラッチブーケは、サイズも小さめで、茎の処理も比較的簡単なため、費用は低めの傾向。
相場は1~2万円ほどです。
一方、滝のように流れるフォルムのキャスケードブーケは、ボリュームも大きく、制作技術もいるため、費用は高くなりやすいそう。
相場は3万5千円以上するようです。
○ブーケの依頼先
ブーケの依頼先は大きく分けて次の3つがあります。
・式場の提携先の花屋
・式場提携以外の外部の花屋
・自分や知人の手づくり
このうち、「式場の提携先の花屋」だとブーケ1個あたりの相場は大体2~5万円。
外部に依頼すると1~3万円、手づくりならそれ以下でできることもあるようです。
希望のデザインや予算をもとに、どこに依頼するのか決めてもいいかもしれませんね。
ただし、式場によっては外部からのブーケの持ち込み自体ができないこともあります。
外部の花屋や手づくりを検討する場合は、持ち込みができるかを必ず確認しましょう。
また、持ち込みができる場合も、提携先以外のアイテムを使うときにかかる「持ち込み料」が必要なこともあるので、あわせて確認してくださいね。
会場装花全体の相場は?
続いて、会場を飾る装花全体の相場を見ていきましょう。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」によると、会場装花にかけた費用の平均(推計値)は15.3万円。
割合を見てみると「5~10万円」が23.5%と最も多く、次いで「5万円未満」が17.5%。
「15~20万円」が16.5%、「10~15万円」が15.6%でした。
ゲストの料理代やドレス代ほどではありませんが、装花もそれなりに費用がかかるんですね!
挙式会場や披露宴会場を飾る装花は結婚式の雰囲気作りには大切なもの。
それだけに華やかにしようとこだわりすぎて、費用が跳ね上がってしまう、なんてこともあるようです。
装花の費用は元々プランに含まれている場合もありますが、最小限の内容になっていることが多いよう。
実際に打ち合わせを始めてみると、物足りないと感じてしまう人もいるかもしれません。
特に会場が広いと、「ここもあそこも・・・」と追加して気が付けば高額になってしまったという人も。
きちんと相場を把握して、予算を考えておきたいですよね。
では、いったいどんな場所の装花がそれぞれいくらかかるのか、装花の費用の相場を場所ごとに詳しく見てみましょう。
挙式会場の装花
まずは、チャペルや教会などの挙式会場の装花から。
祭壇装花
教会やチャペルでの挙式で、祭壇の上や祭壇のまわりに飾られる花です。
相場は2~5万円程度。
神聖な場所のため、白い花が使われることが多いようですよ。
チェアフラワー
参列するゲストが座る椅子に飾られる花です。
なくてもいいものですが、あればバージンロードを華やかにしてくれます。
1脚500円~2千円程度が相場のようです。
また、花嫁を先導する「フラワーガール」がバージンロードに花びらをまく演出を取り入れる人も。
こちらは3千円程度が相場なので、華やかにしたい人にはおすすめです。
フラワーシャワー用花びら
挙式の後、新郎新婦が退場する際にゲストが投げる花びら。
相場は3千円程度です。
挙式会場の装花費用は、会場によっては「挙式料」の中に含まれることも。
ただ、もともとの装花を自分の好みにアレンジしたい場合などは、プラスして費用がかかってきます。
どんな内容の装花がプランに含まれているのか、確認しておきましょう。
披露宴会場の装花
続いて、ゲストをおもてなしする場であり、様々な演出なども行う披露宴会場の装花。
ゲストが過ごす時間も長いので、できれば華やかに彩りたいですね。
それぞれの場所の相場を早速見てみましょう。
メインテーブル装花
披露宴会場で新郎新婦が座るメインテーブルの装花。
名前の通り、会場のメインとなる場所なので、ゲスト皆が注目する装花です。
その分費用はやや高めで、相場は5~10万円ほど。
会場のイメージを決める装花ですので、予算と相談しながら、納得できるものを選びたいですね。
ゲストテーブル装花
披露宴会場でゲストが座るテーブルに飾る装花。
相場は1卓あたり、3千~1万円程度です。
テーブルの数だけ必要になるので、卓数が多ければその分費用も高くなります。
ゲストテーブルの装花は、披露宴後はお土産としてゲストに持って帰ってもらうことも。
ゲストが長い時間目にする場所でもあるので、おもてなしの意味でも、できれば華やかにしたいですね。
ウェディングケーキ装花
結婚式では欠かせないアイテムの1つであるウェディングケーキを彩る装花。
相場は、5千~2万円程度です。
ケーキの周りに花びらを散りばめたり、ケーキ自体を花で装飾したりするほか、ケーキ台を飾ることも。
ケーキ入刀のときに使う、ケーキナイフにも装花を施す人もいます。
ナイフ装花の相場は2~5千円ですので、あわせて検討しましょう。
エントランス装花
披露宴会場に入る前の受付やドアの周辺、ウェルカムスペースなど、エントランスを華やかに装飾すれば、よりゲストへのおもてなしの雰囲気が高まります。
中には、入り口にお花のアーチを作る人も!
ウェルカムボードも花で飾ると、華やかさがアップしますよ。
相場はそれぞれ以下の通りです。
その他の披露宴装花
その他、披露宴の装花には以下のようなものもあります。
○キャンドル装花
キャンドルサービスをする場合、メインキャンドルを花で装飾する人が多いです。
相場は1~2万円ほど。
また、火を灯すトーチにあわせて花を飾ることも。
こちらの相場は1~3千円程度です。
○マイク装花
司会者やゲストの使うマイクにも装花が付いていると、華やかな印象になりますね。
マイク1本につき、相場は1~3千円ほど。
余興などで使用するマイクも花で飾る場合、その分も必要になります。
○新郎新婦グラス装花
細かいところですが、テーブル周りの小物を花で飾る場合も。
新郎新婦のグラスにも装花を施せば、乾杯のときなど写真にも映えます。
相場は1~2千円程度です。
○ナプキン装花
最近ではゲストテーブルの各ゲストのナプキンの上に、小さな花を飾る人も。
海外では取り入られることが多く、歓迎ムードが高まる演出です。
1つ300円~千円ほどでできますが、人数分必要なので、ゲストが多いとやや高額になることも・・・。
披露宴会場の装花は飾る場所がたくさんあるので、どこを優先して飾るのか、優先順位をつけて考えると良いですよ。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
結婚式のブーケの平均費用(推計値)は、3.8万円。
ブーケの形や依頼先によっても、費用は違ってきます。
また、会場を飾る装花の費用は平均(推計値)15.3万円。
最小限はプランに含まれていますが、華やかにしようとこだわりすぎると、高額になってしまうこともあるようです。
特に披露宴会場は飾る場所が多くあるので、どこに優先して費用をかけるのかもあわせて考えてみると良いですね。
優先順位を決めるときには、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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