婚約指輪や結婚指輪が変形してしまった！直せる？いくらかかるの？

婚約指輪や結婚指輪が変形する原因って？

気づかないうちに婚約指輪や結婚指輪が曲がっていたというケースは少なくありません。

自分ではわからなかったけど、プロにみてもらったら実は歪んでいたことがわかった、ということも。

金属はかたくて壊れにくいイメージがありますが、意外と繊細です。

特に、硬度を増していない高純度のプラチナやゴールドを使っている指輪や、極端に細くて強度がない指輪は、ちょっとした拍子に変形してしまうことがあります。

指輪を何かにぶつけたり、落としたりしなくても、例えば、

・電車やバスのつり革や手すりを握りしめる
・指輪をしたまま重い荷物を持つ
・自動車の運転でハンドルを強く握る
・自転車でブレーキをかける
・拍手をする

など、普段の生活のふとした瞬間に指輪に圧力がかかって変形してしまうことも。

サイズの大きい指輪をしているなど、指輪が緩くて指と指輪との間にすき間がある状態も、指輪の変形を起こしやすいです。

指輪を変形させないためには、

・指に力が加わったり負荷がかかりそうな場面では指輪を外す
・サイズの合った指輪を着ける

の2つがポイント。

とはいえ、うっかり指輪を変形させてしまうこともあります。

実際に指輪が変形してしまったときはどうすればいいのでしょうか。

婚約指輪や結婚指輪が変形したら・・・

変形や歪みがそれほどひどくない場合でも、そのまま使い続けるのはあまりおすすめできません。

変形したままの指輪をつけ続けているとさらに変形したり、指を痛めてしまうことがあるからです。

だんだん指が腫れて痛くなったり、最悪どうにも抜けなくなって指輪を切断するしかなくなるケースも・・・。

変形に気づいたら、すぐに指輪を外しましょう。

また、指輪が変形すると、指輪に留められたダイヤモンドなどの宝石が取れやすくなります。

特に小さなダイヤがたくさん付いているような指輪は、気づかないうちに落ちて一粒なくなっていた！ということも。

変形に気付いたら、宝石が取れていないかどうかもあわせてチェックしてくださいね。

修理はできる？費用の相場は？

変形してしまった指輪は、購入したお店に持って行きます。

婚約指輪や結婚指輪を販売しているお店ではアフターサービスのひとつとして、歪んだ指輪の「変形直し」や「歪み直し」の修理を行っていることが多いです。

購入したお店で修理の対応を行っていない場合は、ジュエリーの修理専門店に相談してみましょう。

変形した指輪は、数週間ほど預けて修理してもらうのが一般的。

楕円形（だえんけい）に歪んだ指輪も、プロの手で元どおりのきれいな真円に直してもらえます。

ただし、指輪に亀裂が入っているなど、変形具合によっては修理が不可能な場合も。

修理ができない場合、新しい指輪へ交換となることもあります。

変形がひどくならないうちに購入したお店に持って行くことが重要です。

ちなみに、指輪が変形した人の中には、

「お店に持って行くのが面倒」
「修理代を節約したい」
「少し曲がっただけだから・・・」

などの理由で、自分でハンマーやペンチを使って直そうとする人もいるようですが・・・

指輪に傷がついてしまったり、余計に曲がったりと、失敗してさらにひどくなることも多いよう。

変形したら、まずはそのまま指輪を購入したお店に持って行って見てもらいましょう。

修理費用はどれくらい？

お店や指輪の変形具合によって変わってきますが、自分では気づかない程度の変形なら数千円～1万円くらいが目安になります。

指輪のキズを目立たなくさせる「磨き直し」などの簡単な修理とは違い、「変形直し」にはある程度の技術が求められます。

ただ歪みを直すだけでなく、デザイン性と強度を考慮し、必要に応じて金属の追加や交換を行い変形直しをしてくれるお店も。

そのため、初回から有料だったり、指輪の状態を見てから費用の見積もりを出すところもあります。

指輪の変形によって、宝石を留めた部分がゆるんでいたり、宝石が取れている場合は、その対応にかかる費用もあわせて必要になります。

修理費用についての詳しい内容は購入したお店に聞いてみてくださいね。