結婚準備中だって喧嘩をすることも仲直りのヒントになる映画10
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ケンカが出来るって
実は幸せなことかも知れない
P.S. I Love You「P.S. アイラヴユー(2007)」
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愛する夫が他界。悲しみにくれる妻に届いた10通の手紙
愛しているのはもちろん、いつも一緒にいられるのはとても幸せ。それでも生活をしていると不満が爆発してケンカしてしまうことってありますよね。
ヒラリー・スワンクが主演する2007年公開の「P.S.アイラヴユー」は、そんな方々にぜひとも観ていただきたい映画です。
最初にお伝えしたいのが、感情移入しやすい方は大事な用事の前に観ないほうが良いということです。私は、3回観ていますが毎回かなり泣いてしまいます。
とはいえ悲しすぎてどんよりするお話ではありません。観終わったあとは、きっとパートナーを大事にしたくなると思います!
将来を考えすぎて不安でイライラ。夫に怒りをぶつけてしまう…
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イライラを見せつける妻・ホリー(ヒラリー・スワンク)と原因が分からないうちから謝る夫・ジェリー(ジェラルド・バトラー)の構図は一見、夫が悪そうです。
しかしホリーの怒りの原因は「言葉のあや」に始まり、そしてジェリーが無断で友人と会社を興したこと、さらに将来への焦りと絡まったものでした。
このあと素直になれないホリーの言葉で一度ジェリーが自宅から出ていくと、落ち着くホリー。素直に謝り仲直りをします。
このシーンは最初の10分ほどですが、19歳で結婚してから約10年、ケンカを繰り返しながらもお互い深い愛情で結ばれているのが伝わります。
病気で若くして亡くなる夫。残された妻はなかなか立ち直れない
ジェリーに脳腫瘍が見つかり、そのまま若くして亡くなると、ホリーは悲しみのあまり家から出られずお気に入りの映画を観て過ごす日々を送ります。
そんなホリーの30歳の誕生日を祝いに家族や友人が訪ねてきたとき、ジェリーからサプライズのバースデーケーキとメッセージが届いたのです。
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様々な方法でジェリーから手紙が届き、その内容に従っていくホリーは、出会った場所や義理の両親の家を訪ね、徐々に気持ちに変化が現れます。
自分の求めているものが分からない?早めの仲直りを心掛けたい
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ジェリーは妻の性格を熟知しているものの、それでも「何が気に入らないのか」とか「何が本当に欲しいのか」というところまでは言われないと分かりません。
劇中でホリーが「女は望みが分からない」と冗談めかして言っていますが、確かに最初のホリーの怒りのようにこんがらがることありますよね!
大事な人に怒りをぶつけてしまって、仲直りする前に会えなくなることがないよう、言葉に気を付けてケンカは長引かないようにしたいものです。
重苦しくないところも見やすくてオススメな映画です!
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ジェリーからのアドバイスを受けてやりたい仕事も見つけたホリーですが、間違ってジェリーの名前を呼んでしまい「独りぼっちだ」と感じてしまいます。
ここからどのようにホリーがまた前を向けるのか、手紙の届け人が誰だったのかは、ぜひハンカチを片手に本編で確認してみてくださいね!
最愛の人が亡くなる映画ですが、意外にも軽やかなタッチで重苦しくない爽やかな映画なのでオススメです。