結婚準備中だって喧嘩をすることも仲直りのヒントになる映画10
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妻の愛を取り戻すため
ダサい夫がプレイボーイに変身!?
Crazy, Stupid, Love.「ラブ・アゲイン(2011)」
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
最近ケンカが増えた… そんなカップルにおすすめの作品
恋人との付き合いは、長くなればなるほど新鮮さに欠け、徐々にケンカが増えていくこともありますよね。
素を出せるようになるのはとてもいいことですが、お互いの嫌な部分を目にすることも増え、つい険悪な雰囲気に……なんてパターンも少なくありません。
そこで今回は、仲直りの参考になる映画「ラブ・アゲイン」をご紹介します。
この作品は、妻から浮気と離婚を告げられた夫が、妻の心を取り戻すために、プレイボーイの指導のもと自分磨きをしていくラブコメディです。
仲直りの参考になるだけでなく、マンネリ気味のカップルにもいい影響を与えてくれるので、ぜひ恋人と一緒にみてほしい映画です!
妻が浮気していた!
離れた心は取り戻すことができるのか?
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
40代のキャル(スティーブ・カレル)は、ある日突然、妻エミリー(ジュリアン・ムーア)から浮気を告白され、離婚を切り出されます。
高校時代から交際し、ずっと妻だけを愛してきたキャルにとって、それはあまりにもショックなことでした。
家族と別居してからは酒に溺れ、夜な夜なバーに入り浸っては客に絡んで愚痴を吐くキャル。
そんな彼の様子に目を留めたのは、プレイボーイのジェイコブ(ライアン・ゴズリング)でした。
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彼は、キャルに男としての魅力が足りていないことを指摘し、プレイボーイの技を伝授します。
エミリーしか女性を知らなかったキャルでしたが、ジェイコブのおかげでプレイボーイデビューを果たし、寂しさを紛らわせる毎日を送っていました。
そんなある日、キャルとエミリーは息子の学校の保護者面談で再会。
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教師を待っている間、キャルは「若い頃は僕も努力してたよね。君をパターゴルフやダンスに連れて行ったり。いつの間にかそういった努力をおろそかにして、退屈な男になってた」と気持ちを口にし、エミリーも目に涙を浮かべます。
再び夫婦の心が通ったかに思えたそのとき、登場した息子の先生を見てキャルは驚きました。彼女は、彼が一夜をともにした女性の一人だったのです……。
「大嫌いなときも愛してた」
夫から妻への愛のスピーチ
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この映画の最大の見せ場は、キャルが息子の卒業式でスピーチをするシーンです。
10代の頃から変わらないエミリーへの愛を、大衆に堂々と演説する姿はとてもかっこよく、そして感動的。
「僕は15歳で魂の伴侶に出会って以来、毎日愛し続けてきました」
「大嫌いになったときも愛してた。夫婦をやったことがある人ならわかるはず」
「絶対あきらめない。魂の伴侶を見つけたら、追い続けなきゃ」
これらの言葉はスピーチの一部です。ケンカ中のカップルにはぐっときますよね。
とくに「大嫌いになったときも愛していた」というセリフは、ケンカするたびに思い出したい、そして相手に伝えたい言葉です。
また、マンネリ気味のカップルは、先程あらすじでも紹介した「若い頃は僕も努力してたよね」「いつの間にかそういった努力をおろそかにして、退屈な男になってた」という言葉に注目です。
「釣った魚に餌はやらない」とまではいかなくても、長年一緒にいたら特別感が薄れ、相手に良く思われたいという意識は少なくなるかもしれません。
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キャルは女性を口説く練習をしたことでそれに気づき、妻の気持ちを理解できたのです。
「相手から見て今の自分は魅力的か?」と改めて考えさせられる名台詞ですね。
実はただのラブコメじゃない!
終盤から驚きの展開が待ち受ける
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この作品は、一見王道の夫婦ラブコメのようですが、実は、単純に夫婦関係を再構築していく映画ではないんです。
冒頭から伏線があり、クライマックスにサプライズが待っています。
夫婦の話とは別に、序盤からキャルの息子の恋愛やジェイコブの恋愛も描かれているのですが、これらはおまけのストーリーではありません。
最初はバラバラだった話がつながり、すべてがまとまって、ラブコメらしい結末を迎えます。
約2時間の映画ですが、テンポがいいのでラストまで飽きることなく楽しめます。全体的に重苦しくなく、前向きな気持ちになる作品です。ぜひ恋人と一緒にご覧くださいね!