非日常を味わえる素敵なホテルが満載!新婚旅行先の参考になる映画10
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“愛の都”を一望!パリの魅力が
詰まった映画に登場するホテルとは?
Midnight in Paris「ミッドナイト・イン・パリ(2011)」
PHOTO:AFLO
パリに恋する男性が主人公!
彼とめぐるパリの街並みにウットリ
“愛の都”とも呼ばれるロマンチックな街フランス・パリは、新婚旅行でも大人気のエリアですね。新婚旅行の予習として、そしてホテル選びの参考として紹介したいのがウッディ・アレン監督のラブコメディ「ミッドナイト・イン・パリ」。
パリに恋する男性が主人公で、彼とともにめぐるパリの街並みが本当に素敵なんです。
そんな本作、主人公にオーウェン・ウィルソン、彼の相手役にレイチェル・マクアダムス、そのほかマリオン・コティヤールやキャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディなど豪華キャストが出演しています。
一度は断念したパリでの生活
結婚前に旅行で訪れ、また魅了される
PHOTO:AFLO
主人公は、ハリウッドで脚本家として成功を収めているギル(オーウェン・ウィルソン)。彼はかつてパリに住みたいという思いがあったものの、断念していました。
そんなギルは、婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス)と彼女の両親とともにパリに遊びに来ていました。
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再びパリの魅力にはまってしまったギルは、小説を書くためにパリへ移住したいとイネズに申し出ます。
しかし彼女はそのアイディアに無関心。さらに、交友的ではないギルの態度にイライラし始めるのです。
真夜中の散歩中に迷い込んだのは
憧れだった1920年代のパリ
PHOTO:AFLO
パリの滞在中、イネズとの別行動が増えたギルは、真夜中にほろ酔いで散歩していると、あるアンティークカーを発見します。
そして「パーティーに行かないか」と誘いの声がかかり、そのまま車に乗り込むことに。
そして降り立った場所は、なんと1920年代のパリ。そこには、F・スコット・フィッツジェラルド(トム・ヒドルストン)や妻ゼルダなど憧れの著名人が……!
“黄金期”として愛してやまない1920年代のパリにいることで、舞い上がるギル。さらには自分の書いた小説をガートルード・スタイン(キャシー・ベイツ)に読んでもらえることになり、大興奮。
そしてギルは毎夜、同じ場所でアンティークカーを待ち、タイムスリップをしては自分の愛する世界に浸っていました。
一方、イネズの父は、ギルの毎夜の行動を怪しく思い、私立探偵を雇うのですが……。
パリの魅力がたっぷり詰まった本作で使われたホテルとは・・・?
PHOTO:AFLO
パリに魅了される本作で使われたホテル、実はひとつだけではありません。
まず、イネズが友人のポールたちとワインテイスティングするルーフトップのシーン。これはホテル「Le Meurice(ル・ムーリス)」で撮影されました。
このホテルはフランスで最も高いホテルの格付けである「パレス」を獲得していて、ベルエトワールロイヤルスイートに宿泊すると、なんと1泊15000ユーロ(約216万円)以上とのこと。劇中のルーフトップでのシーンでも確認できるように、このホテルではエッフェル塔を含むパリの街並みが一望できるようです。
そしてギルとイネズ、イネズの両親が劇中で滞在しているのは、1925年に開業した「Le Bristol(ル・ブリストル)」。老舗のホテルで、クラシックな内装に惚れ惚れしてしまいます。
劇中でギルとイネズが宿泊していたのは、ジュニアスイートで、時期にもよりますが1泊1500ユーロ(約21万円)ほどで泊まれるそうですよ。
ホテルだけじゃなく、ギルの入った場所すべてを試してみたい!
PHOTO:AFLO
本作の魅力は、ホテルだけではありません。
ギルが歩く雨の中のパリの街並みや、パリの蚤の市、タイムスリップのきっかけとなる場所サンテティエンヌ・デュ・モン教会などなど・・・。
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すべての場所に行きたくなるのは、数々の名作を生み出してきたウッディ・アレン監督の“魔法”なのかもしれませんし、パリそのものの魅力なのかもしれません。
実際に新婚旅行で足を運び、劇中のギルのように「パリに恋する気持ち」を味わえるかどうか、試してみてはいかがでしょうか。