ロンドンの高級住宅地で
“ロケ地巡り”ハネムーンもステキ！

Notting Hill「ノッティングヒルの恋人（1999）」

おしゃれなスポットが
多数登場する、ロンドンが
舞台のラブストーリー

新婚旅行と言えば、ハワイやイタリア、モルディブが定番ですよね！

最近では国内旅行を選ぶ人も少なくないのでは。

まだ行き先は決まっていないという方にぜひご紹介したいのが、「新婚旅行」としては少し珍しい場所であるイギリスのロンドン。

長年愛され続けているロンドンを舞台にしたラブストーリー「ノッティングヒルの恋人」のロケ地巡りは、新婚旅行にも最適ですよ。

1999年にイギリスで製作された本作は、ロンドン西部のノッティングヒルが舞台。

おしゃれなブティックやレストラン、カフェなどが立ち並ぶノッティングヒルには、毎年多くの観光客が訪れるのだとか。

また、豪華な出演陣がラブストーリーを盛り上げています。

本作の主人公である冴えない本屋のオーナーを演じるのは、ラブコメ映画のカリスマと称されるヒュー・グラント。

一方、平凡な本屋のオーナーと恋に落ちるハリウッド女優を演じたのは、ジュリア・ロバーツです。

本屋の店員と
ハリウッド女優の恋愛
切なくて心温まるラブストーリー

バツイチで冴えない男ウィリアム（ヒュー・グラント）は、ノッティングヒルにある小さな本屋のオーナー。

ある日、彼の本屋にハリウッド女優のアナ（ジュリア・ロバーツ）が訪れます。

本を購入したアナは笑顔で立ち去りますが、その後オレンジジュースを持ったウィリアムと偶然街角でぶつかってしまい、アナの服が汚れてしまいます。

慌てたウィリアムはアナを自分のアパートへ招き入れ、不器用ながら一生懸命真摯に対応。

そんなウィリアムに好意を持ったアナは数日後「連絡をください」とメッセージを残します。

ウィリアムは早速アナが滞在するホテルに向かいましたが、そこはなんと新作映画のプロモーション会場！

雑誌の記者になりすましアナと再会、ディナーの約束を取り付けることに成功します。

しかしウィリアムは妹ハニーの誕生日会の予定を忘れていたので、慌てて予定を空ける方法を考えますが、アナはニコッと微笑み、誕生日会に一緒に行くことを提案するのでした。

ハリウッド女優と囲む誕生日会。
ブラウニー争奪戦シーンは心温まる！

誕生日会に訪れたアナ。集まったウィリアムの友人たちは、ハリウッド女優の登場にびっくりしましたが、アナの気さくな態度にだんだんと打ち解けていきます。

そして食卓を囲み、イギリスらしい「皮肉」と「ユーモア」がたっぷり詰まった楽しい会話を繰り広げます。

デザートの時間、一つ残ったチョコブラウニーを賭けて簡単なゲームがスタート。

それは不幸な話をして、一番不幸な人が見事ブラウニーをゲットできるというもの。

それぞれが不幸話をしますが、大女優であるアナも挑戦したいと言います。

全員が「アナは人気者で不幸な話なんてないはずだ」というイメージを持っていました。

しかし、彼女は有名人ならではの苦労を語り出します。

このシーン、全員が不幸話を面白おかしく話すことで、一気に人と人との繋がりが強くなったように感じることができるのです。

新婚旅行に行ったら、ぜひこのシーンを真似してほしいです！

チョコブラウニーを賭けて、「皮肉」たっぷりに不幸話を語り合い、笑いばせば、パートナーとの絆がより深まるかも？

ちなみにロンドンのチョコブラウニーはお土産としても選ばれるほど美味しいものがたくさんあるので要チェックです！

デートを重ねるたびに傷つくウィリアム。けれど、その度にアナへの気持ちに気づいていく

何度かデートを重ねた２人。しかしある日、アナの部屋を訪れると、そこにはアナの恋人である有名俳優が待ち構えていたのです！

普段ゴシップ誌に全く興味がないウィリアムは、彼氏がいることに大変ショックを受けます。

とっさにルームサービスだと嘘をついて立ち去りますが、深く傷ついてしまうのでした。

そこから半年後、アナがマスコミから逃れるために少し家に置いてほしい、と突然ウィリアムの家を訪問します。

アナのことが大好きなウィリアムは彼女の願いを聞き入れ一夜を共にしますが、翌日なんとウィリアムの家にはマスコミが殺到！

動揺したアナはもう二度と合わないと言い残し立ち去ってしまいます。

そうやって何度も何度も傷ついてしまうウィリアム。

一年後、アナが撮影のためにロンドンに訪れていることを知ったウィリアムは、もう一度アナに再会することを決意しますが…。

この先は本編でのお楽しみ♡

本作は、ウィリアム目線でストーリーが展開していくため、繊細な心で恋愛することはとても美しいことなんだなと実感させられます。

ウィリアムの生活は平凡なのにどこか憧れてしまうこと間違いなし！

本作のおすすめポイント、それはウィリアムの平凡な生活。

彼がノッティングヒルのマーケットを歩くシーンも、本屋で仕事をしながらカプチーノを飲むシーンも、平凡なのにどこか憧れちゃう！

本編通してよく出てきたのがポートベロー・ロード。野菜などをはじめ、オリーブやチーズなど海外のマーケットらしい雰囲気が楽しめます。

ちなみにウィリアムの本屋として使用されたのがアンティーク家具屋さんの「ゴング（Gong）」。

また近くにはウィリアムの本屋のモデルになった書店「ザ・トラベル・ブックショップ（The Travel Bookshop）」もあるそうです。

そして、アナとウィリアムがぶつかった曲がり角（別名、奇跡の曲がり角）には、「コーヒー・リパブリック（Coffee Republic）」というコーヒーショップが。同店はロンドンではとても有名なチェーン店なのだとか。

現地の人の気分でコーヒーをオーダーするのも楽しいかも！

他にも、ロンドン名物である2階建てバスも度々登場。

ロンドン中心部なら通常、5〜10分間隔でバスが走っているので、ぜひ利用してロンドン巡りを楽しんでほしいです。

他にも、ロンドンならではの洗練された建物だったり、高級ホテルだったり…とたくさんのステキな風景を見せてくれる本作。

ウィリアムの純粋な恋心…一体どうなっちゃうの!?なんてハラハラドキドキしながら本作を楽しんでみてくださいね。

きっと彼に感情移入すれば、ロンドンの平凡な生活を味わいたくなること間違いなしですよ！

（トキエス）

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