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「ロミオとジュリエット」の舞台
イタリアでロマンチックな旅を!
Letters to Juliet「ジュリエットからの手紙(2010)」
PHOTO:AFLO
新婚旅行をイタリアで
考えているなら、
一度は観たいラブストーリー
新婚旅行でヨーロッパ、とくにイタリアへ行ってみたいと思っている方は少なくないと思います。
パスタにジェラートなどおいしい食べ物があるだけでなく、スペイン広場やピサの斜塔といった世界的に有名な観光名所がたくさんありますよね。
そんなイタリア旅行を考えている方に観てほしいのが、映画「ジュリエットからの手紙」。
ヒロインが婚約者と婚前旅行でイタリアを訪れ、そこで運命の歯車が動き出す、ロマンチック・ラブストーリーです。
イギリスの戯曲家・シェイクスピアの代表作「ロミオとジュリエット」はイタリアを舞台としていて、タイトルにもあるとおり、この映画のモチーフになっています。
シェイクスピア作品が好きという方にも、イタリア旅行はとてもオススメ。
それでは「ジュリエットからの手紙」のストーリーをたどりつつ、イタリアの魅力や観光名所をご紹介してきましょう!
婚前旅行なのに婚約者と別行動…
そこでヒロインが出会ったのは?
PHOTO:AFLO
記者を目指すヒロインのソフィー(アマンダ・セイフライド)は、シェフでレストランのオープンを予定している婚約者・ヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)とイタリアへ婚前旅行に出かけます。
しかし、ヴィクターはイタリアのワインやチーズなど、自分のレストランに関することにしか興味がなく、普通に観光したいソフィーの気持ちは無視状態。
PHOTO:AFLO
耐えかねたソフィーはヴィクターと別行動をとり、ヴェローナにある観光スポット「ジュリエットの家」に行きました。
するとそこには、自分の恋愛相談を泣きながら手紙に書き、ジュリエットの家の壁に貼り付ける女性たちの姿が。
そして彼女たちが去ると、そこに現れたのは手紙を回収する1人の女性。
気になったソフィーが彼女の後をつけると、そこには「ジュリエットの秘書たち」という、手紙に返事を書いている人たちがいました。
彼女たちと仲良くなったソフィーは手紙の回収作業を手伝いますが、そのとき壁の石が1つ取れ、中から50年前の古い手紙が出てきます。
PHOTO:AFLO
そこには、かつて愛していた男性と別れてしまったクレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)という女性の苦悩と後悔が書かれていました。
胸を打たれたソフィーは、その手紙に返事を書くことに。
すると数日後、ソフィーの元に手紙を受け取ったクレアとその孫・チャーリーが現れます。
PHOTO:AFLO
そして3人は共にクレアの愛していた男性を探す旅に出かけるのでした…。
イタリアへ行ったら訪れたい、
ヴェローナにある
「ジュリエットの家」
イタリアにはさまざまな観光名所がありますが、カップルにオススメのスポットといえば、この映画にも登場した「ジュリエットの家」。
ソフィーがジュリエットの秘書に出会う重要な場所です。
ジュリエットの家というのは、ジュリエットのモデルとなった女性が住んでいた家のこと。
この建物は中に入れるようで、入場料は6ユーロです。
ロミオとジュリエットが会っていた、あの有名なバルコニーもあるので、入る価値はありそうですよ。
そしてこの映画の中では、多くの女性たちがジュリエット宛の手紙を書いて家の壁に貼る、というシーンがありますが、なんとこのサービスは実際に存在し、ちゃんと返事も来るのだそうです!
返事をしてくれるのは、映画と同様「ジュリエットの秘書たち」です。
PHOTO:AFLO
この方たちはボランティア団体で、「ジュリエットクラブ」という名称で活動しています。ジュリエットに宛てた手紙に返事がくるなんて、なんともロマンチックですよね。
また、ジュリエットの家の近くにある「ジュリエット像」も映画に登場する観光スポット。
この像は、「右胸を触ると恋愛成就、もしくは結婚ができる」と言われており、連日観光客が像の右胸を触りに長蛇の列を作るのだとか。
結婚後のハネムーンで行くのならあまり必要ないかもしれませんが、これからも一緒にいられるように願って右胸を触ってくるのもいいのではないでしょうか?(笑)
あなたは運命を信じる?
ヒロインの人生を変えたイタリア旅行
この映画を観るにあたって、1つだけ注意したい点があります。それは婚約者と一緒に鑑賞すると、少し気まずい思いをするかもしれないということ。
この作品は、フィアンセと婚前旅行に出かけたヒロインが、そこで別の運命の人に出会ってしまうお話です。場合によっては婚約者が不安になってしまう可能性があるので、十分注意してくださいね!
とは言え、この映画は”運命”がキーワードとなったロマンチック・ラブストーリー。
PHOTO:AFLO
イタリアの美しい景色や、物語にぴったりな音楽、ヒロインを演じるアマンダ・セイフライドの可愛さなど、見どころ満載の作品となっています。
結婚前の女性の心をくすぐるポイントがたくさんあるので、ぜひ一度観てみてくださいね!