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レトロ可愛いパリの魅力がいっぱい!
甘酸っぱい恋の花咲く“モンマルトル”
amelie「アメリ(2001)」
(C)2001 UGC IMAGES-TAPIOCA FILM-FRANCE 3 CINEMA-MMC INDEPENDENT-TOUS DROITS RESERVES.
パッツン前髪の女の子が仕掛ける
幸福ないたずらと初恋のときめき
キュートでファンシー、そしてちょっぴり毒を含んだ独特の世界観が多くの女子を魅了し、日本でも一大アメリブームを巻き起こしました。
この映画の魅力は何といってもその“可愛さ”。
街並みにもインテリアにもファッションにも、ノスタルジックなパリの魅力がギュギュッと詰め込まれ、どのシーンもうっとりするほどステキです。
実際にパリのモンマルトルで撮影された本作は、劇中に登場する多くのスポットや建物が実在しており、新婚旅行にロケ地巡りもおすすめ。
大好きな人と一緒に風情溢れる街を巡り、アメリの初恋を追体験すると、出会った頃のドキドキが甦るかもしれませんよ♪
空想好きの内気な女の子が一目惚れ!ストレートに告白できない彼女の恋の行方は?
PHOTO:AFLO
冷淡な父と情緒不安定な母親の元に生まれたアメリ(オドレイ・トトゥ)は、親の勘違いで学校に行けず、いつも1人で空想にふけって遊んでいました。
母親が事故死した後は、ふさぎこむ父親と2人暮らしになり、他人と上手く関われないまま成長していきます。
やがて、大人になりモンマルトルの「カフェ・ドゥ・ムーラン」で働き始めますが、極度の人見知りはそのまま。
「このままではいけない」と心のどこかで感じつつも、カフェの同僚や常連客に囲まれた小さな世界で、平穏な日々を送っていました。
ある日、アメリはアパートの部屋で前の住人が残した古い缶を見つけます。
PHOTO:AFLO
少年時代の思い出が詰まった缶の中身を見た時、アメリは缶の持ち主を探し出し、相手が喜んでくれたら自分の世界から飛び出すことを決意!
そして、缶を取り戻した持ち主が嬉し涙を流す姿を見て、他人を幸せにする喜びに目覚めます。
大きな瞳にくっきりといたずら心を浮かばせながら、ひそかな作戦で周囲を幸せにしていくアメリ。
周りの笑顔をそっと見つめながら充実した日々を送っていると、ある日、彼女にも突然の恋が訪れます。
相手は、駅の証明写真機の下で、捨てられた写真を拾い集めていた青年ニノ(マチュー・カソヴィッツ)。
一目惚れしても行動に移せないアメリですが、2度目に出会った時に偶然ニノが落としたアルバムを拾い、それを彼に返すためにある作戦を考え出します。
なかなか自分の殻から抜け出せないアメリの恋は一体どんな結末を迎えるのでしょうか・・・?
目も心も虜にするアメリワールド。
彼を惹き付ける“恋のいたずら”は必見!
色鮮やかな映像とノスタルジックなアコーディオンの音色で始まる物語は、冒頭からクギ付け!
絵画のように美しいシーンの連続や、アメリを体現したオドレイ・トトゥの可憐さにたちまち目を奪われてしまいます。
次に、アメリの“幸せないたずら”が始まれば、心まですっかりアメリワールドの虜に。
PHOTO:AFLO
例えば、神経質なカフェの同僚と常連客に勘違いを仕掛けて恋を芽生えさせたり、意地の悪い食料品店オーナーの部屋に忍び込んで数々の悪事を仕掛け、従業員の代わりに復讐したり。
日常を劇的にバラ色にするのではなく、ほんのちょっとハッピーにする小さないたずらは、観ているこちらにまで幸福感が伝染してくるようです。
さらに、臆病なアメリに訪れた恋物語では、緊張や戸惑い、躊躇、喜びなど甘酸っぱい恋の醍醐味が全部詰まっていて、可愛さ満点!
ニノに近づきたいけれど勇気が出ず、作戦ばかり練るアメリの行動は、見ようによってはかなりテクニシャンな小悪魔なのですが、そこにアメリ自身が全く気付いていないのも可愛いところ。
PHOTO:AFLO
懐かしい初恋のときめきを思い出しながら、また今の恋に真似できそうな駆け引きを学びながら、アメリの恋の行方をお楽しみください♪
アメリとニノになりきってロケ地を散策。甘い恋のはじまりに酔いしれて
PHOTO:AFLO
本作の舞台となったモンマルトルは、下町の雰囲気漂う落ち着いた街。歴代の芸術家に愛された場所で、古き良き時代の面影を色濃く残しています。
石畳が続く路地裏やレンガ造りの建物は風情たっぷりで、ただ手をつないで歩いているだけでロマンチックな気分に浸れそう。
新婚旅行で訪れた際には、まずはアメリがニノに宝探しのようないたずらを仕掛ける「サクレ・クール寺院」へどうぞ。
ここからはパリの街を一望できる絶景が楽しめ、パリ観光のスタート地点にピッタリです。
アメリがニノに一目惚れする駅やニノが働いていたポルノショップ、アメリが住んでいたアパートがある通りもモンマルトルにあるので、2人の恋の軌跡を肌で感じながら街を散策できます。
PHOTO:AFLO
ロケ地巡りに疲れたら、アメリが働いていた「カフェ・ドゥ・ムーラン」でひと休み。
今や世界中からファンが押し寄せる人気観光スポットですが、このカフェでクリームブリュレのお焦げを砕きながら味わうと、ますますアメリになりきれるかも!
PHOTO:AFLO
なりきった後は、ニノとアメリのようにバイクに2人乗りしてイチャイチャしながら路地を走れば、忘れられない甘い思い出が出来上がります!
センス抜群な“アメリのお城”は、
新居のインテリアの参考に◎
(C)2001 UGC IMAGES-TAPIOCA FILM-FRANCE 3 CINEMA-MMC INDEPENDENT-TOUS DROITS RESERVES.
趣きのある街並みだけでなく、ステキな部屋のインテリアもこの映画の大きな魅力。
特にアメリの大好きなモノばかりを集めた部屋は、見渡す限り可愛いものだらけです。
ランダムに飾った壁のアートや見せる収納のキッチンアイテム、動物モチーフの雑貨などアンティークの風のオシャレなインテリアが溢れています。
また、壁紙もドアも大型家具もすべて赤で統一されているのですが、同じ赤でも異なる素材で変化をつけたり、グリーンやイエローの挿し色を効果的に使ったりとカラーコーディネートも抜群!
新居の部屋作りの参考になるポイントがたくさんありますので、ぜひじっくりチェックしてみてくださいね。
新婚旅行先をパリと考えていた方にはもちろん、まだ場所を決めていなかった方にもオススメの「アメリ」。
モンマルトルを巡って、恋する喜びと可愛すぎる世界観にどっぷり浸りながら、幸せな新婚旅行をお楽しみくださいね。