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自分らしいイメージを見つけるために!装花・ブーケの参考になる映画10

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童心に返ってお花をセレクトしてみたい
そんな方必見の一本

The Secret Garden「秘密の花園(1993)」

PHOTO:AFLO

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世界的有名な児童文学を映画化!
色とりどりで神秘的な花園に感激

結婚式で大事な役割を果たすブーケ。そのほかに、結婚式場を彩るのは、やっぱり装花ですよね。そんな装花選びは、かなり難しいポイントで、頭を抱える人も少なくないのでは。
 
「色の組み合わせは?」
 
「花とマッチするインテリアはなんだろう?」
 
「ちょっと遊び心も加えてみたい!」
 
そんな方におすすめなのが、1993年に公開された「秘密の花園」。
 
本作は、日本でも長年子供たちから愛されている「小公子」、「小公女」の生みの親、児童文学作家フランシス・ホジソン・バーネットの同名小説を映画化したもの。
 
子供たちが劇中で彩る“秘密の花園”は色とりどりで神秘的。とても感激します。
 
童心に返ったような気分で楽しめるため、「仕事で忙しいから癒やされたい」という方にもおすすめできる一本なんです。

米英オーディションで役をゲットした子供たちの脇を固めるのは、豪華俳優陣

バーネットの小説をもとに脚本を担当したのは、「アダムス・ファミリー」のキャロライン・トンプソン。
 
主演の子供たちのオーディションは、なんとアメリカとイギリスで行われたそう。
 
主人公のメアリーは、当時、英テレビドラマなどに出演していたケイト・メイバリー。
 
屋敷の伯爵の息子、コリンを演じたのは、当時全く演技の経験がなかったというヘイドン・プラウズ。
 
そして、自然を愛し、メアリーの庭作りの手伝いをする少年ディコンには、イギリスの劇団に所属し、テレビや舞台など幅広く活躍していたアンドリュー・ノットが選ばれました。

PHOTO:AFLO

そんな経験値がまったく違う主要子役たちの脇を固めるのは、「天使にラブソングを…」で知られる名女優、マギー・スミス、そして「キャル」のジョン・リンチです。

主人公は「愛」を知らずに育ってしまった無愛想でわがままな10歳の少女

インドの大邸宅に暮らしていた10歳の少女、メアリー・レノックス(ケイト・メイバリー)。
 
彼女の両親は、パーティーに夢中でメアリーのことを気にもかけませんでした。そのせいで、他人に心を開かない少女になってしまったメアリー。
 
ある日、突如インドを襲った大地震で両親を亡くしたメアリーは、イギリスに住む伯父のクレイヴン伯爵(ジョン・リンチ)のもとに引き取られることになりました。
 
しかしメアリーは、愛情を注がれていなかったため、こんな状況でも泣くことはなく……。
 
彼女は、リヴァプールの港に到着。他の子供たちのお迎えはあるのに、自分だけ迎えが来ず、途方にくれてしまいます。
 
薄暗くなったころやってきたのは、クレイヴン家の家政婦、メドロック婦人(マギー・スミス)でした。
 
屋敷につき、朝を迎えたメアリーはメドロック婦人に「勝手に部屋を出ないこと」「屋敷をうろうろしないこと」を言いつけられます。

無愛想なメアリーが初めて心を開いたのは、親切でいつも笑顔の召使いマーサ

メアリーの部屋へと昼食を運んできたのは、召使いのマーサ(ローラ・クロスリー)。
 
マーサに対し、メアリーは「洋服を着替えさせて」や「あなたは豚の子のくせに」など、かなりわがままな態度をとります。
 
それでも優しく親切にするマーサに対して、メアリーは徐々に心を開きだし、生まれて初めて親近感というものを抱くのです。

メアリーが見つけたのは、伯爵の亡き妻の写真と一本の鍵

ある日、メアリーは小さな引き出しの中から、10年前に他界した伯爵の妻で、メアリーの母とは双子の姉妹であるリリアスの写真と一本の鍵を見つけます。
 
その鍵は、庭園の奥にある“開かず扉の鍵”でした。
 
扉を開けたメアリーが目にしたのは、荒れ果てた秘密の花園。ここでリリアスが事故死してしまったといいます。
 
事故以来、悲しい思い出を封印するために伯爵が鍵をつけ、長年誰も足を踏み入れることはなかったのです。
 
メアリーは、マーサの弟で動物たちを愛するディコン(アンドリュー・ノット)に秘密の花園のことを話し、2人で花園を蘇らせることを決意します。

夜中に聞いた悲しい声。巨大な屋敷にはまだ会ったことのない住人がいた

PHOTO:AFLO

毎日、秘密の花園へと通い、心が浄化されていったメアリー。彼女はある夜、不思議な声で目を覚まします。
 
その声を追うと、そこには伯爵の息子であるコリン(ヘイドン・プラウズ)の姿が。
 
コリンは生まれつき病気で、部屋から一歩も外に出たことがなかったのです。
 
同じ年齢で、いとこ同士の2人。しかし、コリンもメアリーと同じく、父親と十分に過ごす時間がなかったため、わがままな人間になっていたのです。
 
それを見たメアリーは、コリンを秘密の花園へと連れて行こうとします。

子供たちだけで蘇らせた秘密の花園。だれもが癒やされる色とりどりの空間

PHOTO:AFLO

メアリーがディコンと協力しながら蘇らせた秘密の花園は、本作最大の見どころ。
 
紫や、ピンク、淡い黄色の花が咲き誇っています。そんな花々を彩るのは、美しい緑の葉っぱ。
 
そして、ブランコやクラシックな彫刻、駒鳥の巣が花園に神秘的な雰囲気を加えています。
 
花園自体はゴシック調の柱に囲まれていて、そこに、全体的に淡色で色とりどりの花が咲き誇っています。その美しい様子はウェディングに最適なのではと思います。
 
特に、ガーデンウェディングに憧れを持つかたにピッタリ。
 
花園を参考にしながら、心温まるストーリーにもぜひ注目してみてくださいね。

(トキエス)

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