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自分らしいイメージを見つけるために!装花・ブーケの参考になる映画10

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19世紀末が舞台の
シンプルな結婚式や邸宅の
装花がステキ!

ETERNITY「エタニティ 永遠の花たちへ(2016)」

(c)2016 NORD-OUEST FILMS - PATHE PRODUCTION - ARTEMIS PRODUCTIONS -FRANCE 2 CINEMA - CHAOCORP CINEMA

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3人の女性が次の世代へ
命を繋いでいく物語

「エタニティ 永遠の花たちへ」は、オドレイ・トトゥが主演し17歳の少女から老婆まで演じたことが話題になりました。
 
19世紀末を舞台にブルジョワ階級の女性が運命に翻弄されながらも命を繋いでいく様を、美しい音楽と風景とともに楽しめるフランスの映画です。
 
結婚式のシーンが2回登場するだけでなく、お屋敷の中のフラワーアレンジメントも絵画のように凝っているので参考になる部分がたくさんあると思います!
 
ほぼ全編を通し、主にナレーションで進んでいくので、ゆったりと感動したい日に観ると良いかも知れません。

情熱にほだされ17歳で
結婚したヴァランティーヌ

(c)2016 NORD-OUEST FILMS - PATHE PRODUCTION - ARTEMIS PRODUCTIONS -FRANCE 2 CINEMA - CHAOCORP CINEMA

相手側からの要望だった婚約を破棄したヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)は、諦めずに求婚したジュールの純粋さに惹かれ17歳で結婚。
 
次々と子宝に恵まれ幸せ絶頂のヴァランティーヌは、生後数時間で亡くなってしまった子を含め計8人の子を産みます。
 
庭園の植物を標本にする子供たちの横でギターを奏でる夫。愛情に包まれ幸せに暮らしていた一家に不幸がふりかかるのです。

ヴァランティーヌの子・アンリが結婚し物語は次世代へ

最愛の夫が戦死し、そのあと双子が徴兵。間もなくして2通の戦死通知を受け取るヴァランティーヌは、我が子の死に顔を見ることができなかったと嘆きます。
 
さらに次女を病で亡くし「人生とは死者を見送ること」と悟る彼女でしたが、同じく悲しんだ長女マルゴが修道院に入ると告白。
 
ヴァランティーヌはマルゴが「母にならない選択」を選んだこと、母から娘の系譜が絶たれたことにショックを受けます。
 
悲しみの中にいたヴァランティーヌに幸せの光を届けたのは息子のアンリでした。アンリは幼馴染のマチルド(メラニー・ロラン)と結婚し、マチルドは男の子を出産します。

(c)2016 NORD-OUEST FILMS - PATHE PRODUCTION - ARTEMIS PRODUCTIONS -FRANCE 2 CINEMA - CHAOCORP CINEMA

洗礼式で孫を抱いたヴァランティーヌは、彼女の子のときを思い出し、幸せな日々を思い浮かべ再び笑顔を取り戻したのです。

マチルドとガブリエルの美しい友情

マチルドは従妹のガブリエルと同じ建物に住み、毎日行き来するほどの仲。お互いの夫とも4人で苦楽をともにします。
 
流産や幼くして子供が亡くなるなど、それぞれに悲劇は起こりますが、幼いころからの親友はお互いに支え合うことで幸せな日々を過ごしていきます。
 
ある日、ガブリエル夫妻が子供を連れて海水浴に行った際に、泳ぎに行きおぼれてしまい帰らぬ人となるシャルル。
 
子供たちの手前、冷静を装い帰ってきたガブリエルの悲しみは計り知れません。そんな悲しみからガブリエルが立ち直れたのもマチルドとアンリのおかげでした。
 
マチルドは40歳にして最期の出産をし、自分の命と引き換えに赤ん坊を残します。なんとか1人で奮闘していたアンリを助けるガブリエル。
 
大勢の子供を抱え、1人では無理だと判断したアンリはあるお願いをガブリエルにします。2人の決断がまた新しい系譜への道筋となるのでした。

三者三様の夫婦、強く生きる母親たちの物語に感動

(c)2016 NORD-OUEST FILMS - PATHE PRODUCTION - ARTEMIS PRODUCTIONS -FRANCE 2 CINEMA - CHAOCORP CINEMA

相手からの求婚、幼馴染、お見合い結婚と三者三葉の夫婦でしたが、それぞれが真摯に向き合い、惜しみない愛情をそそいでいく。そんな姿に感動してしまいます。
 
この時代はやはり女性が働きに出るというよりは子供を産んで育てるということが一般的だったと思うので、共感できない方もいるかもしれません。
 
それでもこの映画は、クラシックの音楽、木々のざわめき、そして彩度の高い室内の装飾と花々。本当に美しい世界が広がっています。
 
監督が俳優たちの腕の角度や仕草まで指定したという本作は、その1シーンずつが絵画のようにバランスがとれています。

教会のシンプルな装花だけでなく
各シーンのフラワーアレンジも必見!

ヴァランティーヌやマチルドの結婚式では清楚なイメージの装花をみることができます。
 
またそれぞれのブーケも同じく白ですが、バラの花束とピオニーの花束でかなり雰囲気が違うところも参考になりそうです。
 
情熱的な印象のものが欲しい方は、マチルドの婚約のときや、ガブリエルのお見合いのときのフラワーアレンジメントに注目してみると良さそうです。
 
その他のシーンでもテーブルフラワーの参考になりそうなものがたくさん登場しています。
 
穏やかに過ごす幸せな生活を垣間見ることができる映画です。パートナーと一緒に観るのもオススメです。

(じぇみじぇみ子)

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