人生いろいろ、幸せの形もいろいろ!さまざまな家族の姿を描く映画ベスト10
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家族の愛がひとりの子どもの世界を
大きく変える感動作

Wonder「ワンダー 君は太陽(2017)」
Wonder (C)2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. Artwork & Supple mentary Materials (C)2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
世界中でヒットしたベストセラー小説が原作 生まれつきの障害を家族と乗り越えていく
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どんなに心配でもわが子の力をとことんまで信じてみる。そうしたいと思っていても、なかなかできないのが現実かもしれません。
しかし、映画「ワンダー 君は大陽」で描かれる母親は、「あなたは奇跡の子よ」と言って息子の背中を押し続けます。
そして、それに応えようとする息子の健気ながんばりが温かな感動を誘う人間ドラマとなっています。
全世界で800万部以上を売り上げたベストセラー小説「ワンダー」を原作に、スティーヴン・チョボスキー監督・脚本で映画化。母をジュリア・ロバーツ、息子をジェイコブ・トレンブレイが演じています。
人とは違う顔を持つ男の子が
初めて外の世界に
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この物語の主人公は、10歳の少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)。「スター・ウォーズ」が大好きで、宇宙飛行士に憧れている普通の少年ですが、彼は遺伝子の疾患によって人とは異なる顔で生まれてきました。
そのため、外出時にはヘルメットで顔を隠し、10歳になるまで学校には行かずに自宅学習を続けてきました。しかし両親は彼が小学5年生になるのをきっかけに外の世界に送り出そうと決意します。
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初めての学校では顔をジロジロ見られ、モンスター呼ばわりされるオギー。ドッジボールでは標的にされてしまうこともありました。子どもたちの無邪気さゆえの残酷さに胸が痛みます。
さらに、クラスメイトから「スター・ウォーズ」のパダワンを真似たみつあみを「ダサい」とバカにされたオギーは、家に帰るなりみつあみをハサミで切り落とし、母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)に「なせ僕は醜いの?」と涙ながらに訴えます。
辛いときこそ楽しむ。
母の教えが息子の心の支えになる
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当然、息子からそんなことを聞かれたら、母親としては悲しいでしょうし、息子のことが心配でならないと思います。
ですがイザベルは「顔は人の過去を示す地図だから、あなたは絶対に醜くないわ」とキッパリと答えるのでした。そこで母親としての強さを見せるオギーは、とても頼もしくもありました。
翌日、オギーが学校に行くことができたのは、母親からの言葉があったからだと思いますし、イザベルがそういった言葉をかけることができたのは息子の力を信じているからこそだと思います。これだけでも、とてもステキな親子関係ですよね。
その後、オギーは友だちの裏切りに傷ついたりもしますが、頭が良くて面白く、前向きで優しいオギーの魅力はしだいに子どもたちの間に広まっていきます。
そうやって自分の力で世界を変えていくオギーのがんばりは、誰もが応援したくなるでしょうし、彼を信じて支え続ける家族の絆に心が温かくなると思います。
どんな困難にも共に前を向いて
歩んでいく温かい家族
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この映画ではオギーだけでなく、姉のヴィア(イザベル・ヴィドヴィッチ)からの視点でも家族の関係が描かれます。
ヴィアは両親から「世界一手のかからない子ども」と呼ばれていましたが、両親はどうしてもオギーを中心に考える生活になりがちで、ヴィアはそのことに寂しさを感じていました。幼なじみで大親友のミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)との関係の変化にも悩んでいます。
しかし、そんな彼女も弟のことは大好きで、オギーのことを全力で励ましてあげる優しいお姉ちゃんです。だからこそ、ヴィアのことも応援したくなるし、彼女の両親への思いに共感する人も多くいることでしょう。
とはいえ、4人はとても温かい家族です。そして、彼らの姿からは、家族の愛と信じる力が子どもたちを守り、成長させていくのだと感じさせてくれます。
イザベルの母親としてのたくましさと、どんな困難にも前を向いて生きるオギーの力強さに大きな勇気をもらい、やっぱり家族っていいものだなと思わせてくれる感動のストーリーをぜひお楽しみください。

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