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時間をじっくりかける
遠距離恋愛で深い絆が誕生する
ラブストーリー

時間をかける遠距離恋愛も悪くない！？何年もすれ違い続ける恋の行方に泣ける

「遠距離恋愛」と言えば、会うことも難しく、さらに国境を超えた遠距離恋愛だと、時差の関係で連絡をとることさえ難しいこともあるでしょう。
 
しかし、焦らずじっくりと遠距離恋愛を続けていれば、絆はより深まるのかもしれません。
 
遠距離恋愛中、なにかと悩んだり不安になることも多いと思いますが、特に不安になってしまった夜のお供に最適な一本を今回はご紹介。
 
2014年にイギリスとドイツで作られたラブストーリー「あと1センチの恋」です。

すれ違い続けるラブストーリーを見事演じたのは、実力派俳優たち

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

本作の主演は、2012年に「白雪姫と鏡の女王」で白雪姫役として初主演を務め、モデルとしても大活躍しているリリー・コリンズ。
 
そして、2011年に「パイレーツ・オブ・カリビアン／生命の泉」にてフィリップ役に大抜擢され、その後「ハンガー・ゲーム」シリーズや「世界一キライなあなたに」など数々の名作に出演してきたサム・クラフリンがリリー・コリンズの相手役として登場します。

6歳からの親友同士！18歳の誕生日から恋の歯車が狂い始める

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

ロージー（リリー・コリンズ）とアレックス（サム・クラフリン）は、6歳のころからとっても仲良し。アレックスが変な夢を見ては、その話で盛り上がる可愛らしい幼少期を過ごします。
 
月日が流れ、ロージーの18歳の誕生日。
 
クラブでお酒をたくさん呑んだ2人は、キスをします。これが2人にとって初めてのキスでした。
 
次の日、ロージーは「恥ずかしい！全部忘れてしまいたい」と布団にもぐります。実は彼女はキスしたことをまったく覚えていなかったのです。
 
一方、アレックスは自分とキスをしたことを彼女は後悔しているのかも？という間違った考えを持ってしまいます。
 
ここで、全ての歯車が狂ってしまうのです。
 
当初、2人は高校の卒業パーティーに一緒に行くはずでしたが、アレックスがクラスの美女ベサニーに誘われたことを知ったロージーは、アレックスを応援。彼女も同じクラスのグレッグとパーティーへ向かうことに。
 
パーティーの前にアレックスが童貞を卒業し、その相手がベサニーと知ったロージーは、嫉妬心を忘れ去るためにパーティーの後にグレッグとベッドイン。

その際にコンドームがはずれてロージーの体の中から取れなくなってしまうという事件が起こります。
 
その後、ロージーはピルを飲んだものの、のちに妊娠が発覚。

ロージーの妊娠がキッカケで、2人は国境を超えて離れ離れに！

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

ロージーが妊娠する前、実は2人は一緒にイギリスを抜け出す計画をしていました。
 
アレックスはハーバード大学医学部、ロージーはボストン大学への進学の約束をしていたのですが、ロージーは妊娠をアレックスに打ち明けることなく、イギリスに残ることを選びます。
 
ある日、ベビーカーをひいて街を歩いていたロージーは、アレックスの元カノであるベサニーとでくわします。
 
アレックスはベサニーから出産の話を聞きつけ、急遽帰省。そこで2人はこれまでの自分たちの状況とはまったく違う現実と向き合うことに。
 
落ち込みながら、ボストンへと戻ったアレックスはクラスメイトのサリーと出会い交際をスタートさせます。

お互い思い続けているのに違う相手と交際してしまう、ちょっとイジワルな展開

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

ラブストーリー好きな筆者としては「はやくロージーとアレックスが結ばれてほしい！」と願ってしまったのですが、その願いは叶わず、2人はずっとスレ違います。
 
しかし、そんなちょっとイジワルな展開が、より2人の絆をクリアに表現してくれるのです。
 
長年、違う相手と一緒にいてもお互いを常に思いやる2人。
 
そんな2人を見ていると、男女という関係を超えた「人間としての愛」の存在に気づくこともできます。

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

「たとえ誰と一緒にいようとも、あなたを愛し続ける。妹が兄を想うように、友が友を想うように」
 
そんな素敵なセリフも登場する本作。2人の愛の形を観れば、「遠距離恋愛中の相手が今どこで何をしていようとも、見守ってあげたい」と、なんだか親のような寛大な気持ちになれる作品。
 
今、遠距離恋愛中で相手が何をしているのか気になってしょうがない。不安で眠れないなんてときにおすすめの一本。見守る愛も大切なんだと気づかせてくれます。

 

（トキエス）