すれ違いが多い時、なかなか会えない時に!遠距離恋愛を乗り越える映画10
8
毎日が晴れの日ではなくても
離さず前に進むことも重要
Like Crazy「今日、キミに会えたら(2011)」
(C) 2011 Like Crazy LLC. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
側に居たいと思っても叶わない。そんな時、どう過ごす?
遠距離恋愛をしているとき、仕事など環境によってはどうしても側に居ることが叶わず辛いですよね。
2011年にアメリカで公開された「今日、キミに会えたら」は、非常にリアルな映画でお互いの過ちも描かれています。
運命的な出会いをした2人がどのようにして遠距離恋愛を成就させるのか、反面教師にしたい部分もあれば、納得できる部分もあるでしょう。
切ない気持ちになる映画ですので、2人の関係に迷ったときに鑑賞してみるのも良いかも知れません。
留学中の彼女と恋に落ち、お互い夢中になるがビザが切れ…
(C) 2011 Like Crazy LLC. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
イギリスから留学中のアンナ(フェリシティ・ジョーンズ)は、家具職人を目指すアメリカ人のジェイコブ(アントン・イェルチン)と大学で出会います。
2人は1度目のデートで夢を語り合い、恋に落ちるとお互い夢中になり、エディター志望のアンナは2人の出来事をスクラップブックにしてプレゼント。
ジェイコブは座面の裏に“Like Crazy”と刻まれた手作りの椅子をプレゼントします。
アンナの学生ビザが切れ、一度帰国しなくてはならないものの、どうしても離れたくなかったアンナはそのまま数か月もの間、不法滞在してしまいます。
一度の不法滞在が重く見られアンナはアメリカへ入国できなくなってしまう
(C) 2011 Like Crazy LLC. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
一度イギリスに戻ったアンナは、ジェイコブに会いにアメリカへ戻りますが、前回の不法滞在を重く見られ入国を拒否されてしまいます。
空港へ迎えに来たジェイコブも成すすべはなくうなだれ、2人はそのまま会えませんでした。
その後、イギリスに戻されたアンナは雑誌編集の仕事に就き、ジェイコブはアメリカで家具職人の道に進み、お互い夢に向かって必死に働きます。
一度は別れますが、どうしてもお互いが忘れられず、涙をこらえてイギリスに来ないかと電話で誘うアンナ。ジェイコブは2つ返事で彼女に会いに行くことを決めます。
(C) 2011 Like Crazy LLC. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
イギリスに来たジェイコブとアンナはお互いの気持ちを確かめ合いますが、離れていた間に誰かほかに付き合った人がいないか気になってしまいます。
そのときは悲しくなるからそんな話はやめようと流したものの、借りたものを返しに来たアンナの男友達に対しジェイコブは嫉妬するのでした。
その後、アンナは父親の友人の弁護士に、入国禁止措置の解除を頼んだところ、結婚をすればビザを発行してもらえるのでは?と提案されます。
アメリカに帰国したジェイコブは、アンナからの連絡で結婚を決心。半年経てば配偶者のビザが取れる予定でした。
しかし、学生時代の不法滞在により配偶者ビザの取得が困難だと分かると、2人は悲しみのあまり大げんかになります。
それぞれイギリスとアメリカに戻った2人は、違う人と交際を始め、やがてアンナはその彼からプロポーズをされます。
しかし時を同じくして、弁護士からビザの問題が解決したとアンナのもとに連絡があったのです。果たして彼女の決断は・・・。
ドキュメンタリーチックに描かれた本作。リアルな描写に共感するかも?
(C) 2011 Like Crazy LLC. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
不安に思っているとき、寂しいと思っているとき、アンナとジェイコブは身近に安らぎを求めてしまいました。
お互いにそれは分かっていて複雑な気持ちを抱くものの、やはり側にいて抱き合えば頭に浮かぶのはお互いの笑顔や思い出です。
この映画の結末は、人によって解釈が分かれるんだとか。私はハッピーエンドに思えましたが、見終わった後に、パートナーと感想を言い合っても面白そうですよね。
本作はキヤノンの一眼レフカメラで撮影され、セリフはすべてアドリブということもあり、お互いの心の機微が非常にリアルに感じます。
恋愛を始めると、ラブラブなときもあれば、この映画の2人のように、困難に直面する時もありますよね。
問題にぶつかった時、どちらか1人ではなく、2人で乗り越えることで、関係も深まっていくのだと思います。