結婚準備中だって喧嘩をすることも仲直りのヒントになる映画10
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ポジティブすぎる映画から
「YES!」だけでなく
「本音」を伝える大切さを学ぼう
Yes Man「イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008)」
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
仲直りの秘訣を、コメディ王である
ジム・キャリーから学んでみよう!
2008年のアメリカンコメディ「イエスマン “YES”は人生のパスワード」。
何に関しても「イエス」と答えることで人生が一転する男の人生を描いたコメディ作品で、海外のみならず日本でも人気を博しました。
本作は、英国出身のダニー・ウォレスの実体験を綴った「YesMan」という本に基づいています。
人生が前向きになるような自己啓発的要素満載のため、落ち込んだ時に観る人が多い名作でもあります。
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
果たして何に対しても「イエス」と答えることで全てがうまくいくのか。
冒頭からそんなワクワクが止まらない本作で主役を演じたのは、コメディキングのジム・キャリー!
そんな本作には、喧嘩のシーンも含まれているのですが、その仲直りの仕方がかなり参考になります。
ジムの面白い演技を通して、ぜひ仲直りの秘訣を学んでみてくださいね。
心を塞ぎ込み、何事にも「NO」と答える男が突然「YES」を選択し始める
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
主人公は銀行員のカール(ジム・キャリー)。彼は妻と別れてからの3年間、自分を塞ぎ込む生活を送っていました。
家で一人で映画鑑賞をするのが唯一の趣味。
仕事でも後ろ向きで「NO」。プライベートで友達に誘われても「NO」と答えます。
そんなカールは親友のピーター(ブラッドリー・クーパー)の婚約話にも喜べず、仕事では昇進話がダメになってしまいます。まさにマイナスオーラの塊。
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カールはある日、知人のニックにばったり再会。ニックはカールと正反対で、世界中を旅したり人生を謳歌していました。
そんなニックは、カールに「イエスマンになったことで人生が変わったんだ!」と一見怪しいセミナーの冊子を渡します。
その後、孤独死してピーターたちにも気に留めてもらえない夢を見たカールは、ようやく自分を変えなければいけないと決意。
半信半疑でセミナーに参加します。
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
大勢が集まる会場で、なぜか主催者であるテレンスの目に止まってしまったカール。そこで場の雰囲気に圧倒され思わず「YES」と答える誓いを立ててしまいます。
初めての「YES!」で運命的な出会いを果たす。相手はミステリアスな女性
カールは、セミナーの後、ホームレスから車に乗せてほしいと懇願されます。
いつもの彼なら絶対に「NO」ですが、セミナー直後ということもあり「YES」を選択することに。
しかし、ホームレスに携帯電話を貸したことでバッテリーが切れ、有り金を全て持って行かれ、さらには車がガス欠になってしまったカール。
「YES」なんてバカバカしい……。
そう思いながら向かったガソリンスタンドで、たまたまスクーターに乗った若い女性アリソン(ゾーイ・デシャネル)と出会います。
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ミステリアスで少し変わったアリソンは、カールを車まで送り、さらにはキスをプレゼント。
「YES」と答えることで、人生が一気に明るくなった!
そう感じたカールは何に対しても「YES」と答えるようになります。
「YES」だけで全て上手くいく!訳ではもちろんなく、歯車が狂い始める
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
何に対しても「YES」と答えることで、韓国語やギター、飛行機の操縦などを学ぶようになったカール。
その趣味を活かして人助けをしたり、人間関係が円滑になったりと順調な日々を送るようになります。
全てが上手くいっていたそんな最中、アリソンとの旅行の際にトラブルが発生。
カールが何事に対しても「YES」と答えることはセミナーで誓いを立てたためだということにアリソンは気づき、喧嘩別れしてしまうのです。
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
その後も何事に対しても「YES」と答えてしまう癖がついてしまったカールは、運命を感じたアリソンとどうにか仲直りするために葛藤します。
何にでも「YES」より、本音をぶつけ合うことが仲直りのヒント
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
注目は、カールがアリソンに対して自分の本音を正直に打ち明けるシーン。
セミナーの誓いも何もかも関係なく、相手に嫌われることを恐れずに、正直に気持ちを話します。
思っていることを正直にぶつけることで、相手との距離が一層縮まるということをカールの行動から学べます。
この仲直りの方法は結構シンプルですが一番ガツンと効くのではないかなと思います。
また、“「NO」ということができない”日本人から、海外版の「NO」と言えない人を客観視することで、「NO」という選択肢が大切だと改めて気づくことができます。
そういう意味でもかなり興味深い作品ですね。
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
仲直りの方法だけではなく、人生に大切なことを改めて気づかせてくれるハッピー映画!
パートナーと喧嘩してしまった日は、ぜひ本作を鑑賞してプラス思考を吸収しながら、喧嘩の修復方法のヒントを得てみてはいかがでしょう。