ふたりのおうちを素敵にするヒントが続々!新居探しの参考になる映画10
5
田舎女性のサクセスストーリーと
フランスのレトロな雑貨に
心ときめく
Populaire「タイピスト!(2012)」
© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma – France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions – La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)© Photos - Jaïr Sfez.
1950's カルチャー&
ファッションに
彩られた“女性のバイブル的”
映画
憧れのマイホームのインテリア。外国のインテリアを参考にする中でも、フランスのレトロな雑貨やインテリアに憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する映画「タイピスト!」は1950年代のフランスが舞台。
映画に登場するファッションやインテリアはどれもかわいらしく思わず真似したくなるものばかり。
女性を前向きにさせてくれるストーリーと共にぜひ楽しんでみてくださいね。
田舎の女性が都会へ向かい
大人気の職業“秘書”を目指す
そこで運命の出会いが
PHOTO:AFLO
主人公は、父の営む小さなお店で働くローズ・パンフィル。彼女は夜な夜なお店に置いてある商品のタイプライターを人差し指で打ち、その快感を楽しんでいました。
父から地元の男性と結婚するように持ちかけられたローズは都会へと向かい、保険代理店の秘書の面接を受けます。
当時、秘書という職業は大人気。面接を待つ女性の間では「地味に見せるのが秘訣」「メガネはかけるべき」など受かるためのコツみたいな話で持ちきりに…。
いざ、ローズの番が回ってきた時、彼女は「タイプライターならできる」と早打ちをして雇い主のルイに披露します。
それをキッカケに、1週間の試用期間を与えられることに。
不器用なローズの
“才能”を見出す上司
そこから早打ち大会へ挑む
ことに
© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma – France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions – La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)© Photos - Jaïr Sfez.
結局のところ、タイプライターの早打ち以外の仕事は失敗ばかりのローズ。
試用期間が終わった頃、上司のルイはあることを条件に雇い続けることを約束します。
それは、タイプライターの早打ち大会に出場すること。
ルイは下宿所に泊まっていたローズを自宅へと招き入れ、一つ屋根の下で暮らしながらの猛特訓が始まります。
最初は人差し指のみでタイプライターを打っていたローズでしたが、ルイが鬼コーチとなったこともあり、徐々にタイプライターの打ち方のコツを学んでいきます。
やがて2人は世界大会を目指すことに。
猛特訓中に生まれる“特別な気持ち”
気の強いローズとルイの恋の行方は
© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma – France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions – La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)© Photos - Jaïr Sfez.
特訓を進めるうちに、お互いを意識し始めるルイとローズ。
ローズは気の強い性格で、思ったことを素直に言ったり、時には口論の後にルイにビンタをしたりなど、日本の恋愛映画ではなかなかみない恋愛模様が描かれています。
タイプライター早打ちというメインのテーマはありますが、そのテーマを彩るローズとルイの恋の行方が絶妙なスピードで展開していきます。
クラシックなフランスのラブストーリーのような胸キュンシーンももちろんアリ。
フランスのレトロ雑貨
インテリアと
1950年代のファッションに注目
PHOTO:AFLO
1958年、1959年を舞台にしたこの物語。
なんと言ってもローズのファッションやヘアスタイル、そしてクラシックなメイクがとっても可愛らしい。
もちろん、インテリアも負けていません。
まず注目すべきは、ルイとローズが働くエシャール保険会社のオフィス。
木製の棚や白のブラインダーなど、普通のオフィスではあるものの、彼女が使うタイプライターやデスクが、かすみがかったエメラルドグリーンの色で統一されており、お洒落な雰囲気を醸し出しています。
そのほか、ローズの最初の下宿先の部屋は花柄のレトロな壁紙に、ビビットなブルーのカーテンが印象的。
さらにルイの家はローズが思わず「『風と共に去りぬ』みたい」と言葉を漏らしてしまうほどの素敵なお宿。
リビングは淡い水色の壁紙がソファーの色とマッチしており、木製の家具も地味な印象を持たせません。
そしてローズが寝泊まりする部屋は、レッドのラインが印象的な壁紙。棚に飾られてあるシルバーのトロフィーたちが素敵なアクセントになっています。
ローズが活躍する物語とともに
いろんなタイプのインテリアに
出会える
PHOTO:AFLO
このように、インテリアの面で言っても、注目すべきポイントがたくさん。
場面ごとにいろんなタイプのインテリアに出会える本作。もちろん物語も素敵な展開へ。
果たしてローズは世界大会に出場できるのでしょうか…? 特訓を通して芽生えたローズとルイの恋の行方は?
胸がときめく要素満載の本作。ぜひ楽しんでください。