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素敵なクリスマス演出の参考にも!大切な人と見たいクリスマス映画10

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クリスマスイヴから
バレンタインまでの
奇跡のようなめぐり逢いがロマンチック

Sleepless in Seattle「めぐり逢えたら(1993)」

© 1993 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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名手が手がける
大人のラブストーリー

1993年に公開され、トム・ハンクスとメグ・ライアンが再共演した映画「めぐり逢えたら」。
 
「ユー・ガット・メール」でも2人とタッグを組んでいるロマンティック・コメディの名手ノーラ・エフロン監督による大人のラブストーリーです。
 
クリスマスイブの日に始まる恋を描いた名作で、クリスマスシーズンが近づくと見たくなるという方も多いと思います。

妻を亡くしたばかりの父を思い
息子がかけた一本の電話

©1993 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

トムが演じるのは、妻を亡くしたばかりの建築家・サム。幼い息子のジョナとシアトルで新生活を始めます。
 
しかし、サムは亡き妻を忘れられず、夜も眠れないほどの寂しさと悲しみを抱えていました。
 
そんなサムのことを心配する息子のジョナは、クリスマス・イヴの夜、ラジオの人生相談に電話をし、「パパに新しい奥さんを見つけたい」と相談します。
 
そんな息子に続いてしぶしぶ電話口に出たサムは、亡き妻への思い、自身のやるせない胸の内を告白するのでした。

©1993 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

そのラジオを偶然聞いていたのが、実家で行われたクリスマスパーティからの帰宅途中だったメグ・ライアン演じる新聞記者のアニー。
 
彼女はカーラジオから流れてくるサムの言葉に、思わず涙してしまいます。
 
実家でのクリスマスパーティで両親に婚約者を紹介し、結婚間近だったアニーですが、ラジオの告白によってサムに心をひかれ…。
 
ついに彼の住所を調べて「2月14日にエンパイアステートビルで会いたい」というラブレターを出します。

2人の男女を結ぶ
不思議な縁

©1993 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

同じころ、サムのもとには「ラジオを聞いた」という女性たちからの手紙が殺到していたのですが、ここでまた活躍するのがサムの息子のジョナ。
 
アニーの手紙を読んで「彼女こそが新しいママにふさわしい」と思った彼は、ある行動に移します。
 
そこから先は映画を観てのお楽しみなのですが、この映画のキャッチフレーズが「きっといる、運命の人。恋はクリスマス・イヴに始まり、愛はバレンタイン・デーに訪れる」。
 
これはもう、ロマンティックでスイートな結末しか想像できませんよね?

オマージュされた
名作ラブストーリーと

合わせて楽しむのもおすすめ

©1993 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

そもそも、この作品は1957年の映画『めぐり逢い』をヒントに作られています。その「めぐり逢い」は、運命的な恋に落ちた男女のすれ違いを描いたラブストーリーの名作です。
 
アニーがサムへの手紙に「エンパイアステートビルで会いたい」と書いているのも「めぐり逢い」へのオマージュであり、劇中では「めぐり逢い」のテーマ曲も使われています。
 
「めぐり逢えたら」における“運命的な恋に落ちた男女のすれ違い”というのは、まさにサムとアニーのこと。
 
ですが、途中に偶然の出会いはあっても、驚くことに映画のラスト8分近くまで2人が直接顔を合わせることはありません。
 
それでも“運命の出会い”が2人をめぐり逢わせ、愛へと導いていきます。

2人がめぐり逢う奇跡の
ラストシーンにドキドキ

©1993 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

クリスマスの夜、サムのラジオでの告白をアニーがたまたま聞いていて、さらにはバレンタイン・デーの日に実を結ぶ、というストーリーは、あまりにもハリウッド的ハッピーエンドの物語だと感じる方もいるかもしれません。ですが、アニーの心を動かしたのは、サムがラジオで語っていたある言葉。
 
それはアニーが婚約者を連れて参加したクリスマスパーティーで母から言われた言葉でもあります。
 
きっとアニーのお母さんからすると「(婚約者は)運命の相手なのよ」と伝えたかったのかもしれませんが、アニーはその言葉によって、サムという本当の意味での“運命の相手”を見つけることができました。

©1993 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

「めぐり逢えたら」で、いわゆるクリスマス的なシーンは、映画の冒頭近く、アニーが実家のパーティに参加するところくらいしか出てきませんが、「クリスマスには“奇跡”が訪れる」という映画的に最高にロマンティックな瞬間をステキに描いた作品になっています。
 
“クリスマスの奇跡”でなくても、「今後の人生を一緒に過ごしたい」と思える相手と出会えたのは“奇跡”のはず。
 
そんな彼、彼女と一緒に、サムとアニー、息子ジョナの今後のハッピーライフを想像しながら、この映画を観てみるのはいかでしょうか?

(馬場英美)

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