素敵なクリスマス演出の参考にも!大切な人と見たいクリスマス映画10
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ワム!の
クリスマス定番ソングとともに
生きることの素晴らしさを感じる
Last Christmas「ラスト・クリスマス(2019)」
(C)2019 Universal Studios and Perfect Universe Investment Inc. All Rights Reserved.
クリスマスにぴったりな
ハートフルなロマコメ作品
「ゲーム・オブ・スローンズ」などで知られるエミリア・クラークと、「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディングが共演した映画「ラスト・クリスマス」。
イギリスの2人組ミュージシャン・ワム!の名曲「ラスト・クリスマス」に合わせて作られたホリデー映画で、ユーモアもあって楽しく感動して、さらに記憶にも残る作品です。
なんともスウィートな瞬間が詰め込まれたこの作品は、楽曲の「ラスト・クリスマス」がより好きになり、そして生きていることの素晴らしさを改めて再確認できるストーリー。「寒い冬に心を温かくしたい!」という方におすすめです。
自己破壊的で集中力が続かない
歌手志望の少女が出会った
不思議な青年
(C) 2019 Universal Studios and Perfect Universe Investment Inc. All Rights Reserved.
舞台はロンドンの冬。歌手志望のケイト(エミリア・クラーク)はサンタ(ミシェル・ヨー)が経営するクリスマスショップでエルフの衣装を着て年中働いていました。
そんな彼女、以前は真面目だったのに、ここ最近は集中力が全くなく自己破壊的で友人たちからも呆れられてしまっています。
ケイトはワケあって家族を避けており、友人の家を転々とするものの、そこでも迷惑をかけてしまい、ホームレスに。
(C) 2019 Universal Studios and Perfect Universe Investment Inc. All Rights Reserved.
そんなある日、クリスマスショップの窓の外で、上を見上げている不思議な男性トム(ヘンリー・ゴールディング)と出逢います。
携帯を持っていない不思議なトム
ふとした瞬間にケイトのもとに
現れる
(C) 2019 Universal Studios and Perfect Universe Investment Inc. All Rights Reserved.
トムのフランクな誘いがあっても、「全くタイプではない」と彼に告げ、はっきりと「デートは無し」と断るケイト。
しかし、踊るように歩いたり、携帯を持っていなかったり、ボランティアをしていたりと、トムの不思議な雰囲気と彼の語る人生哲学みたいなものにケイトはどんどんと惹かれていきます。
しかし、携帯を持っていないことから、連絡したい時にできないことでケイトは不安を覚えるように。
会いたい時に会えない。でもふとした時にケイトの前に現れるトム。
そんなトムの存在があってか、ケイトの人生がどんどんと変わり始めていきます。
気になる人との関係が前進しない
そんなもどかしさにケイトは
イライラ
(C) 2019 Universal Studios and Perfect Universe Investment Inc. All Rights Reserved.
トムとの思い出が増えるごとに、ケイトはトムとの関係を前進させたいと思うようになります。
しかし思うように連絡が取れず、急に数日間姿を消してしまうトムにどんどん苛立ちが募っていきます。
次第にトムとの関係が、自分が築き始めた新しい人生にそぐわないかもしれないと考え始めるのです。
気になる人から誘ってもらいたいのに、どうしたらいいかわからない。会いたい時に会えないというのは、恋愛関係を発展させる上でよくある展開。
ケイトの苛立ちに、きっと感情移入できる人も多いことでしょう。
実は奥が深いクリスマスのラブコメ
トラウマを癒やして人生を
前進させる
(C) 2019 Universal Studios and Perfect Universe Investment Inc. All Rights Reserved.
クリスマスに謎の男性と出会い、自分の人生と向き合いながら恋愛が展開していく…というのは、クリスマスのラブコメ作品では、ありがちですよね。
しかしこの作品は、実は恋愛をサブのテーマにしているのです。
ケイトはそもそもなぜ集中力もなく自己破壊的な性格をしているのか?
その理由が後半で明らかになるのですが、これはケイトが自分を見直し、過去のトラウマと向き合って人生を前に進めていく「人生の教科書」的な映画になっているのです。
冬になると“ウインターブルー”と言って気持ちが落ち込む人が増加することをよく耳にします。
そんなウインターブルーに効く一本で、「人生ってなんて素晴らしいんだ」と感じられる感動作品になっているのが、この映画の最大の魅力だと思います。
そんな“ただのラブコメ”じゃない本作。涙を流してしまうシーンもあるので、ぜひハンカチを用意して鑑賞してみてください。