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素敵なクリスマス演出の参考にも!大切な人と見たいクリスマス映画10

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世界は愛に満ちあふれている!
総勢19人が贈る
クリスマスの愛の奇跡

Love Actually「ラブ・アクチュアリー(2003)」

PHOTO:AFLO

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ラブコメの巨匠×豪華俳優で贈る
クリスマス・ムービーの金字塔

クリスマスに絶対観て欲しい1本と言えば、「ラブ・アクチュアリー」は外せません!
 
2000年代の公開ながらも今でもまったく色褪せず、愛の歓びと素晴らしさを高らかに謳いあげた至福の1本です。
 
クリスマスを舞台に、19人の男女が織りなす恋模様を描いた群像ラブ・コメディで、登場人物は11歳の少年から老いぼれロックスターまで多種多様。
 
男女の愛に片思いの恋、親子愛、仲間愛、夫婦愛と描かれる愛のカタチも様々で、どの年代の方が観ても楽しめる内容です。
 
監督は、「ノッティングヒルの恋人」の脚本や「アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜」の監督兼脚本で知られるリチャード・カーティス。
 
この愛の名手の元に、ヒュー・グラントやコリン・ファース、エマ・トンプソンなどの超豪華俳優が結集し、多彩な愛の物語をゴージャスに盛り上げています。
 
クリスマスの愛の奇跡は誰の身にも起こると教えてくれる本作で、大好きな人と最高にハッピーなクリスマスをお過ごしください。

すべての愛に祝福を!
19人が紡ぐ10個の愛のエピソード

PHOTO:AFLO

クリスマスが5週間後に迫ったロンドン。街には大きなツリーやイルミネーションが飾られ、クリスマスムードが徐々に盛り上がり始めていました。
 
過去のヒット曲のリメイク「クリスマスはそこに」で再起を図る、老いぼれロックスターのビリー・マック(ビル・ナイ)。マネージャーのジョー(グレゴール・フィッシャー)は下ネタ連発の破天荒なキャラのビリーを長年支え続けていました。この曲がまさかのクリスマスソングの首位争いを繰り広げる中、ビリーが気づいた愛とは?
 
ミステリ―作家のジェイミー(コリン・ファース)は、恋人を弟に寝取られて傷心中。クリスマスまでフランスのコテージで1人過ごすことにした彼は、ポルトガル人の家政婦オーレリア(ルシア・モニス)と出会います。言葉が通じない中で徐々に惹かれ合う2人ですが、別れの日がやってきて…。

PHOTO:AFLO

最愛の妻を亡くし、11歳の義理の息子サムと2人生活になったダニエル(リーアム・ニーソン)。深い悲しみに暮れるも、ふさぎこむ息子のことも心配です。が、サムの落ち込んでいる理由が片思いだと知り、息子の恋を応援することに!
 
母を亡くしたばかりの11歳のサム(トーマス・ブロディ=サングスター)は、小学校のマドンナ、ジョアンナ(オリヴィア・オルソン)に片思い中。なんとか振り向いてもらうために彼女が出演するコンサートのドラムをしようと猛特訓。ですが、彼女がアメリカに引越すことになり…。
 
イギリスの新首相に就任したデヴィッド(ヒュー・グラント)は、ぽっちゃりした秘書のナタリー(マルティン・マカッチョン)に一目惚れ。けれど、首相という立場から必死に恋心を抑えようとし、ナタリーを配置換えしてしまいます。

PHOTO:AFLO

親友ピーター(キウェテル・イジョフォー)とジュリエット(キーラ・ナイトレイ)の結婚式でサプライズを成功させたマーク(アンドリュー・リンカーン)。幸せな2人の姿を見守りますが、実は密かにジュリエットに恋をしていました。ひょんなことからジュリエットに恋心がバレたマークは、ある行動に出ることに。
 
同じ職場のカール(ロドリゴ・サントロ)に2年以上も片思いをしている奥手のサラ(ローラ・リニー)。会社のクリスマスパーティーでカールに誘われ甘い雰囲気になりますが、携帯電話の着信に邪魔されてしまいます。彼女には、日に何度も掛かるその電話を無視できない理由が。

PHOTO:AFLO

ハリー(アラン・リックマン)とカレン(エマ・トンプソン)は2人の子供がいる夫婦。カレンは、ハリーがクリスマスのプレゼントにこっそり購入したネックレスを見つけて楽しみにしていますが、それは危険な関係になりつつある部下ミアへのプレゼントでした。
 
ジョン(マーティン・フリーマン)とジュディ(ジョアンナ・ペイジ)はセックスシーンの代役俳優。ぎこちなく世間話を交わしながらリハーサルを行ううちに2人に恋心が芽生え…。
 
恋とセックスをしたくてたまらないコリン(クリス・マーシャル)はまったくモテない明るいブ男。モテないのはイギリス女が自分には合わないからだと思い、新天地を求めてアメリカへと旅立ちます。
 
クリスマス・イブ。
聖夜の奇跡に後押しされ、それぞれの恋が走り出します。

平凡でありふれた日常も
気がつけば愛に満ちあふれている

本作のオープニングは、ロンドン・ヒースロー空港の到着ゲートから始まります。
 
抱き合って再会を喜ぶたくさんの人々の笑顔を背景に、「見回すと、実際のところこの世には愛が満ちあふれている」というセリフが。
 
この胸を打つセリフにこそ、本作の魅力のすべてが詰まっています。
 
全10個の愛のエピソードを通して描くのは、身近にある“普通の愛”のきらめき。

PHOTO:AFLO

美男美女でも大金持ちでもない平凡な男女19人が、普段の生活のすぐそばにある恋や愛に巡りあっていきます。
 
その等身大の愛は、思わず“わかる~!”と唸ってしまうほどリアリティ豊か。
 
登場人物の誰かに自分を投影し、一緒に笑い、涙し、応援しながら観ていくうちに、人を愛する喜びと身近にあふれる愛の存在に心が震えるほど感動する。
 
そんなとても美しい映画です。
 
とはいえ、ラブコメの巨匠リチャード・カーティスならではの、ちょっと下世話な笑いもふんだんに盛り込まれているので、清廉潔白な堅苦しさはゼロ。
 
大いに笑ってキュンキュンしながら、最高のラストに拍手喝采といったライトな味わいで、毎年クリスマスに見返す人が多いのも納得です。

自分の中にある愛に気づいたら、
幸せになるためにすべきこと

PHOTO:AFLO

また、身近にある愛のほかにもう1つ、愛を手にするために大切なことにも気づかせてくれます。
 
それは、“想いを伝える”ということ。
 
19人が織りなす恋愛模様は、どれも何かしらの問題を抱えています。
 
例えば、親友の妻に対する絶対に叶わない想いだったり、言葉の壁であったり、立場による自制心であったり。
 
問題に阻まれた苦しい想いに悶々として、一度は諦めかける恋もあります。
 
けれど、やっぱり、伝えなければ愛は届かない。
前に進めない、幸せは手に入らない。
 
「“当たって砕けろ”だよ。さもないと一生後悔するぞ」という父ダニエルの言葉に後押しされ、疾走するサム少年。
 
「男には決断の時がある」と奮起し、片言のポルトガル語で伝える、作家ジェイミーの真っすぐなプロポーズ。
 
マークが新婦ジュリエットにする、ものすごくせつなくて粋な告白。
 
クリスマスの愛のパワーを味方に、覚悟を決めて想いを伝えるそれぞれの結末は、幸せを掴み取りたい熱い気持ちにあふれていて、感動も最高潮に!
 
でも、全員がハッピーエンドを迎えるわけではありません。
 
それでも、伝えた後の晴れやかな笑顔を見ていると、一歩を踏み出す勇気は“自分自身が前に進むため”に必要なのだと思い知ります。
 
すべての愛を肯定し、愛に奔走するすべての人を祝福する本作。ロマンチックなクリスマスの夜に、多幸感に満ちた最高の映画体験をぜひお楽しみくださいね。

(木村みずほ)

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