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花飾りに純潔の愛を込めた
英国女王ヴィクトリア
「理想の夫婦」への軌跡

The Young Victoria「ヴィクトリア女王 世紀の愛(2009)」

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

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誰もが憧れる「理想のカップル」!!
ヴィクトリア女王とアルバート公の愛の絆

今回ご紹介する映画は、在位63年を誇るイギリス・ヴィクトリア女王の半生を描いた史劇です。

18歳で即位し、「太陽の沈まぬ国」と讃えられる大英帝国の黄金期を築いたヴィクトリア女王。

文化や芸術、ファッション面も大きく花開いた時代で、劇中にも豪華絢爛なドレスがたくさん登場します。

ヘッドドレスもきっと煌びやかなティアラが・・・と観ていると、意外にも花飾りが続々と!

宝石だらけのヘッドドレスよりも女王の可憐な魅力が引き立っており、かわいい花嫁になりたい方は必見です!

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

結婚式でも王冠ではなく白い花飾りを着けた女王ですが、そこには格下の夫に「純潔」と「服従」を誓った深い愛と決意がありました。

たくさんの苦難を乗り越え、「理想の夫婦」として現代まで語り継がれるヴィクトリア女王夫妻の愛の軌跡を、じっくりお楽しみください。

自由を求め即位した若き女王。
悲壮な孤独の中、彼女を救った真の愛とは

19世紀・イギリス。病に冒されているウィリアム四世(ジム・ブロードベント)の周辺では、後継者争いが起こっていました。

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

正統な王位継承者であるヴィクトリア(エミリー・ブラント)は未成年で、母とその愛人はヴィクトリアの代わりに権力を持つことを画策。

また、現首相であるメルボルン卿(ポール・ベタニー)も彼女に取り入ろうと動き出し、ヴィクトリアの叔父であるベルギー国王は強大な英国の力を利用するべく、甥のアルバート(ルパート・フレンド)を女王の夫にしようと目論んでいました。

自由のない生活に嫌気がさしていたヴィクトリアは母達の言いなりになることを拒否し、自らが女王になることを熱望。

そして面会に訪れたアルバートとは、彼の率直な人柄に惹かれ、文通を交わして親交を深めていきました。

1837年、18歳のヴィクトリアは女王に即位。

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

右も左も分からない政治の世界でメルボルン卿に頼りながら公務を行いますが、その親密ぶりが世間の反感を買い、民衆からの人気は下落してしまいます。

一方でアルバートは、ヴィクトリアへの真摯な愛を募らせますが、女王には誰もプロポーズできないため、ヴィクトリアに手紙を送り続けることしかできませんでした。

メルボルン卿が失脚し、母親との確執も続く状況で孤独を深めるヴィクトリア。

遂に彼女は、本当に傍にいて欲しい人に気付き、アルバートをイギリスへと呼び寄せます・・・。

夫婦にとって何より大切な想い、
理想の夫婦の在り方が描かれる

血縁、王室、さらにはヨーロッパ各国を巻き込んだ権力争いの中で、気丈に女王として君臨したヴィクトリア。

しかし、その内面は不安に怯え、深い孤独と戦っていました。

そんな女王だからこそ、アルバートに向かって「イギリスにあなたを呼んだ理由は、私が幸せになるため。あなたが(結婚に)同意すれば、もっと幸せになれるわ」と、真っ直ぐな言葉でプロポーズするシーンは、感動!

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

国のためでもしがらみでもなく、”ただ自分の幸せのためにあなたと結婚したい”という純な想いが溢れ、グッと胸に迫ります。

この結婚までの軌跡もプレ新婚さんには十分見どころなのですが、でも実は1番観てほしいのは、結婚後。

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

幸せの絶頂を迎えた結婚式後にこそ、2人が「理想の夫婦」と讃えられた秘訣が描かれているんです。

強大な権力をもつイギリス女王と何の爵位も持たないドイツ人の夫では、歴然たる格差がありました。

新婚当時は甘い蜜月を過ごす2人でしたが、アルバートが政治に関与し始めた辺りから関係はギクシャクしていきます。

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

立場の違いをたてに衝突するヴィクトリアでしたが、ある事件が勃発。

その事件をきっかけに夫婦にとってとても大切なことに気付いたヴィクトリアは、今までに前例の無い形で共に歩む道を見つけていく・・・という内容ですが、詳細は直接本編でお楽しみを!

共働きが当たり前となっている今、普通の夫婦間でも”主権争い”は結婚後に勃発するかもしれませんね。

でもそんな時に、互いを認め合い、夫婦として何を大切にしていけばいいのか。

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

後に9人の子宝に恵まれ、夫の亡き後は約40年間も喪に服したと言われる2人の姿には、確かな答えが描かれています。

本作でしっかり学んでおけば、きっとどんな衝突も怖いものなしになりますよ♪

エレガントな花冠が次々と登場!
花冠+αの重ねテクは絶対マネしたい

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

ヴィクトリア女王は世の中に純白のウェディングドレスを広めたことでも知られています。

頭上には、ドレスと同じく「純潔」を表すオレンジブロッサムの白い花と英国製のベールが飾られましたが、その気高く可憐な姿にはただただうっとり!

花飾りといえばナチュラルなガーデンウェディング向けのものがイメージされますが、本作にはエレガントなアレンジがたくさん登場しますので、教会式にもおすすめですよ。

また、花とドレスがリンクしているのも注目のポイント。

例えば、戴冠式後の舞踏会でアルバートと踊るシーンでは、イエローのドレスにバラのヘア飾りを付けていますが、胸元にもバラの花を散りばめ、同じ赤のサッシュベルトをつけてトータルコーディネートがバッチリ!

(C)2008 GK Films, LLC All Rights Reserved

大輪の花でインパクトを出すのではなく、小花を散りばめて全体をまとめているので、上品な華やかさに包まれているようです。

ドレスにお花は付けられないという方は、ドレスの地色と花の色をリンクさせたコーデをご参考に。

さらに、サイドに花飾りをつけ、アップした後髪にパールを巻き、パールのイヤリングを飾るなどの”重ねテク”は、華やぎが増してとってもおすすめ!

ティアラやラリエットを合わせているアレンジもありますが、やり過ぎないバランスや飾る位置が絶妙で、そのまますぐにウェディングに使えそうなものばかりです。

もちろん、女王らしい絢爛豪華なティアラも登場しますので、そちらもお楽しみに♪

荘厳な歴史絵巻を彩るファッションを参考にでき、理想の愛の形に胸が震える本作。

結婚前と結婚後にはまた違った感動が味わえるかもしれませんので、何度でもお楽しみくださいね。

(木村みずほ)

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