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愛する家族の真実と秘密を描く
感動のヒューマンドラマ

誰もが憧れるニューヨークの
4つ星ホテルがロケ地に

多くのセレブに愛されているニューヨークの4つ星ホテルのバワリーホテルとザ・ラドローホテル。
 
誰もが「一度は泊まってみたい！」と憧れる、この高級ホテルが登場するのは、デンマーク映画「アフター・ウェディング」をハリウッドリメイクした「秘密への招待状」です。
 
オリジナル版は男性ふたりが主人公ですが、ハリウッド版では女性に変更されています。オスカー女優のジュリアン・ムーアとアカデミー賞に4度ノミネートされたミシェル・ウィリアムズが共演したヒューマンドラマです。

住む世界も考え方も異なる
ふたりの女性

PHOTO：AFLO

物語の中心となるのは、インドで孤児の救済活動をするイザベル（ミシェル・ウィリアムズ）と、ニューヨークでメディア会社を経営するテレサ（ジュリアン・ムーア）というふたりの女性。
 
ある日、施設の維持費を集めるために日々駆け回っていたイザベルのもとに、多額の資金援助の話が舞い込みます。
 
ただし、その条件は、ニューヨークにいる出資者のテレサに直接会いに来ること。渋々ながら条件を飲んだイザベルは、ニューヨークへと向かいます。

宿泊先は大都市ニューヨークの
贅沢すぎる豪華ホテル

PHOTO：AFLO

そこでテレサの会社のスタッフに宿泊先として案内されるのが、高級ホテルのスイートルーム90平米、テラス60平米、バスルームの浴槽は大理石という超ゴージャス仕様のペントハウスでした。
 
その豪華さ、贅沢さについて、イザベルはインドにいる孤児院スタッフへの電話で「ホテルの宿泊費だけで、ベッドが100台買えるわ」と、皮肉を交えながら伝えます。
 
孤児院の活動資金を得るためにしかたがなくニューヨークに来た彼女からすると、それも当然の反応なのかもしれません。

PHOTO：AFLO

しかし、そんなイザベルでも、ホテルのペントハウスに案内され、初めて部屋に足を踏み入れたときには驚きの表情を浮かべていました。
 
それもそのはず、イザベルが過ごすホテルでのシーンが撮影されたのは、冒頭で紹介したバワリーホテルとザ・ラドローホテル。
 
どちらもニューヨークの市街地を見渡せる場所にあり、室内シーンはおもに天井に届くほどの大きな窓が印象的な「バワリーホテル」のペントハウスで、イザベラが物思いにふけるバルコニーのシーンは「ザ・ラドローホテル」のルーフトップテラスで撮影されました。

結婚式で元恋人と再会
ふたりの人生が繋がりはじめ・・・

PHOTO：AFLO

とはいえ、それは物語の序盤戦。イザベルはテレサとの対面の日、「娘の結婚式に来てくれれば、もっと話せる」と言われ、テレサの娘グレイスの結婚式に参列します。
 
しかし、イザベルはそこで元恋人のオスカー（ビリー・クラダップ）と再会し、イザベルの現在の夫がオスカーであることを知ります。さらに、新婦のグレイス（アビー・クイン）が自分とオスカーとの間に生まれた娘だと気づき・・・。

PHOTO：AFLO

あらすじだけを読むと、とてもハードなお話に感じるかもしれませんが、その先に待っているのは、自分のパートナーと家族、そして周りの人たちを思う優しさと、人と人を繋ぐことの大切さを描いたストーリー。
 
インドの孤児院を支援する話から始まった物語は、インドの子どもたちだけでなく、古傷の痛みに苦しむ4人の親子をも救い、それを観ている私たちの心にも温かな感動をもたらしてくれます。

特別な日におすすめの
素敵なレストランも登場

PHOTO：AFLO

ちなみに、イザベルとテレサが初めて食事をするシーンは、ニューヨークでも人気のソーホー地区にある五つ星ホテル「11ハワード」の１階にあるフレンチ・レストラン「Le CouCou（ル・クク）」で撮影されました。
 
どこもハリウッドスター御用達の場所だけに、目の前に「あのスターが！」なんてこともあるかも!?　新婚旅行などでニューヨークに行かれる方は、ぜひそのドキドキ感も味わってください。

（馬場英美）