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「ありのままの自然」で
世界を変える！雑草魂で
夢に挑戦した女の子の感動実話

世界最高峰の「ワイルドガーデン」は、ナチュラルで可憐な野草がいっぱい♪

結婚式場の「装花」は、式の雰囲気を決定づけるとっても重要なエレメントです。
 
ご自身が思い描く結婚式のイメージを形にするために、しっかりとこだわりたいポイントですよね。
 
ラグジュアリーやロマンティックなどさまざまなテイストがありますが、今回ご紹介する「フラワーショウ！」は、ナチュラルウェディングをお考えの方におすすめしたい作品です。
 
こちらは、世界最高峰のガーデニング大会「チェルシー・フラワーショー」に史上最年少で優勝したメアリー・レイノルズの実話を基にした物語。
 
作り込まれた人工美がもてはやされるガーデニング界に“ありのままの自然美”で挑戦するメアリーの奮闘が、たくさんの野草の魅力とともに描かれます。
 
生命の輝きを捉えた繊細な映像美もため息がでるほど素敵なので、自然の美しさに癒されながら、幸せな結婚式のイメージを膨らませてくださいね。

“雑草”のたくましさで夢を追う！自然派女の子のサクセスストーリー

(c)2014 Crow’s Nest Productions

アイルランドの大自然に囲まれて育ったメアリー・レイノルズ（エマ・グリーンウェル）は、「自然を活かしたガーデンデザインを世に送り出したい」と夢見ていました。
 
夢を叶えるために、有名なガーデンデザイナー・シャーロット（クリスティン・マルツァーノ）のアシスタントになった彼女は、激務の中で次々と斬新なデザインを作成。
 
しかし、強欲なシャーロットに上手く利用された挙句、シャーロットにデザインノートを奪われてクビになってしまいます。
 
職も夢も失ったメアリーは悲しみのどん底･･･。
 
しかし友人の励ましを受け、あるひらめきを覚えた彼女は、世界で最も権威のある英国のガーデニング大会「チェルシー・フラワーショー」へのチャレンジを決意します。
 
しかし、チャールズ皇太子も参加し、世界中の著名なガーデンデザイナーが集結するチェルシー・フラワーショーに、コネも実績もないメアリーが挑戦するのは至難の業。
 
願書すら貰えないピンチが続きますが、何とか長年温めてきた「ケルトの聖域」のデザインで応募し、2000人の中からわずか8枠の出展権を勝ち取ります。
 
しかし、まだまだ試練は続き、次に立ちはだかるのは庭を作るための莫大な費用と職人、500種類の野草の調達。
 
全くアテのない状況の中で、自然保護団体を訪れたメアリーは、そこで密かに想いを寄せる植物学者のクリスティ（トム・ヒューズ）と再会します。
 
腕利きの庭職人でもあるクリスティの協力を求めるメアリーでしたが、商業的なショーよりも砂漠の緑化に情熱を注ぐクリスティは協力を拒否。
 
費用も職人も集められないまま、フラワーショーの施工開始日が近づいてき･･･。

生命がいきいきと輝く野草ガーデンで幸福な結婚式のヒントを探して♪

太陽の光をたっぷりと浴びて輝くサンザシの白い花、地面いっぱいに広がる紫のお花畑、森の妖精が舞い踊るストーンサークル。
 
そんな地球の鼓動が感じられるような大自然の中で育ったメアリーは、生命の輝きに溢れたありのままの自然を理想としています。

(c)2014 Crow’s Nest Productions

ですが、当時のガーデニング界の主流は色とりどりの花が咲き誇る人工的な美しさであり、最先端のデザインが集まるチェルシー・フラワーショーはその中心的な存在でした。
 
そんなフラワーショーに、メアリーは“野草とサンザシの木のみ”というアンチな手法で挑むのですが、では、なぜ彼女は理想に反した大会への参加を決めたのでしょうか？
 
そこには、彼女のある“願い”が込められていました。
 
それは、自然そのままの風景を表現した「ケルトの聖域」が世間の注目を集めることで、人が自然を大切にしたいと思い、自然保護の流れへと向かうように世界を変えたいという強い願い。

(c)2014 Crow’s Nest Productions

子どもの頃に身近にあった大好きな自然を守るために彼女が踏み出した一歩であり、強い思いがあるからこそ逆境にもめげずに立ち向かっていけたのです。
 
野草のようにたおやかに、たくましく、決して諦めずに夢を追うメアリー。一途な彼女の原動力が「自然への愛情」なので、より爽やかな感動が胸に響くことは、もうお分かりですよね？
 
そして、そんなメアリーの自然への愛を投影したような映像美もまた本当に素敵！
 
多種多様な野草がありのままの姿で生命をきらめかせる風景を観ると“こんな幸せな庭で結婚を祝いたい”ときっと思うはずです。
 
ガーデンウェディングをお考えの方は、使う野草の組み合わせや石の使い方、全体のバランスなどオシャレに見せるヒントが無数にありますので、ぜひご参考に。
 
また会場装花はあまりリクエストができないという方は、流行の「ボタニカルブーケ」で野草を取り入れてみてはいいかがでしょうか。
 
お気に入りの野花やグリーンを無造作にまとめるだけで、可憐でオシャレなブーケが出来上がりますし、野草の素朴さが花嫁のナチュラルな魅力を引きたててくれるのでとてもオススメです。
 
ありのままの自然がもつ優しさやきらめきは、きっと結婚式に温かな幸せを添えてくれますので、ぜひどこかに取り入れて新たな門出をお祝くださいね。

ツンデレ男子に想いを寄せる、
もどかしい純愛もキュンとくる

(c)2014 Crow’s Nest Productions

夢を叶えるために奔走するメアリーの物語には、可愛い恋も秘められていて、そちらもお楽しみに。
 
庭造りを手伝って欲しいクリスティに密かな想いを寄せるメアリーですが、謎めいたクリスティは本心をなかなか見せず、距離が縮まったと思えばするりと逃げて･･･。
 
なかなか進展しない片思いにやきもきしながら、2人がどうやって愛し合う仲になっていくか、じっくり見守ってくださいね。
 
また、自然好きなメアリーらしく、お花やグリーンをモチーフにしたファッションが大好き。ヒッピー風のナチュラルな衣装や、二次会の衣装の参考になりそうな素敵な手縫いドレスも登場しますので、さまざまな視点で参考になります。
 
気取らない温かな式をお考えの方、等身大の自分で新たな門出を祝いたいとお考えの花嫁さんは、この映画に溢れるワイルドな自然の魅力を借りて、理想の結婚式を叶えてくださいね。

（木村みずほ）