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正統派なタキシードがいい!
と思えるほど
若かりし頃のブラピが神々しい
Meet Joe Black「ジョー・ブラックをよろしく(1998)」
(C) 1998 Universal Studios. All Rights Reserved.
死神と人間の恋の結末は?偶然が重なる不思議なラブロマンスムービー
1998年公開の「ジョー・ブラックをよろしく」は、ブラッド・ピットが死神を演じ、タキシード姿や人ではないような美しさをまとう演技力が話題となった作品です。
約3時間と長めで、お話もゆっくり進みますが、最後のオーケストラのBGMとパーティーのシーンは最高に切なくロマンティック!
そのパーティーのシーンでは、いろんなタキシードを見ることもできますので、襟の形やジャケットの形などにも注目してみると参考になりそうです。
コーヒーショップで偶然出会った
ある青年と令嬢
スーザン(クレア・フォーラニ)は仕事前に立ち寄ったコーヒーショップで、引っ越してきたばかりという青年(ブラッド・ピット)に出会います。
互いに一目で気に入り、会話も盛り上がりますが、遠慮がちなまま次に会う約束などもせず、名残惜しそうに店を出ます。
65歳の誕生日を間近に控えたメディア王と死神の契約
誕生日を間近に控えたメディア会社の社長であるウィリアム・パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)は、体調の異変と不思議な声を感じていました。
(C) 1998 Universal Studios. All Rights Reserved.
家族との夕食会でも響いてきた不思議な声の持ち主は死神だといい、ビル(ウィリアムの愛称)の普段の言動や行いを見て人間界を体験したいと持ち掛けます。
返礼として時間をもらえるということでビルは戸惑いつつも受け入れ、現れた青年をジョー・ブラックとして家族に紹介することに。
死神が選んだ青年の体は、ビルの次女であるスーザンと運命的な出会いを果たしていた青年だったため、スーザンはビックリ。
出会った時と人が変わったようなジョーですが、すべてを新鮮に思い素直に語る人柄に、最初は困惑していたスーザンも恋に落ちます。しかしビルは大反対。
(C) 1998 Universal Studios. All Rights Reserved.
ジョーもビルを連れていく際にスーザンも連れていく、スーザンが欲しいと譲りません。二人がどのように決断をし、受け入れるのか、本編でぜひご確認くださいね。
アンソニー・ホプキンスと
ブラッド・ピットのタキシード姿
今回あらためて鑑賞し、いろんな方のタキシード姿に注目していたのですが、映画に登場している分だけでも種類がたくさんあり、印象がかなり違います。
(C) 1998 Universal Studios. All Rights Reserved.
パーティー自体が夜であることと、結婚式ではなく誕生日会なので、テールコートの人はおらずタキシードのみですが、襟やボウタイ、カフスボタンなどオシャレは様々。
ブラッド・ピットはオーソドックスなウイングカラー(立ち襟)、アンソニー・ホプキンスはレギュラーカラー(折れ襟)。顔の大きさや首の長さで似合うものも違いそうです。
シャツのギャザーの有無やボタンの色、大きさでも雰囲気が変わりますので、スーツの色味とともに小物のディテールのこだわるのも面白そうです。
死神と老人の「人生について」の
物語でもある
(C) 1998 Universal Studios. All Rights Reserved.
ラブロマンスでもあるけれど、人望もあり人生を謳歌してきた老人と肉体を持たなかった死神の「人の生について」考える映画でもあります。
娘や会社に対するビルの想い、65歳というまだ早い死期への向き合い方など、表情ですべて語られていて思わず涙が!
ジョーやスーザンの心の機敏の表現も細かく描写され、“多くを語らない”のに、会話の間や表情から様々な気持ちが読み取れる素晴らしいストーリーです。
一度観たことある、という方も、タキシードの確認がてら、ぜひもう一度観てみてはいかがでしょうか。新たな発見ができるかも知れませんよ。