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大成功のヒントがここに!ベストプロポーズ映画10

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結婚をあきらめた直後の
サプライズプロポーズとは?

He's Just Not That into You「そんな彼なら捨てちゃえば?(2009)」

(c)2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

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心から良かったと思える
プロポーズまでの道のり

片膝をついての熱いストレートなプロポーズ。女性なら誰もが夢見る憧れのシーンですよね♪

「そんな彼なら捨てちゃえば?」もプロポーズシーンがとってもステキな映画ですが、さらに長い長い道のりを経てのハッピーエンドなので、感動も倍!

PHOTO:AFLO

長すぎる春→別れ→相手の大切さを再確認。

という王道の展開を辿るのですが、すべてのキャラが等身大で描かれ、せつなさも嬉しさも自分のことのように共感できるので、プロポーズに行き着いた時には拍手喝采!

心からヨカッタ~!とほっこり感動できます。

愛しているけど、結婚は・・・。
価値観の違う2人の行く末は?

PHOTO:AFLO

べス(ジェニファー・アニストン)とニール(ベン・アフレック)は同棲7年目のカップル。

抜群にセンスのいい部屋で仲良く暮らしているものの、“結婚したい”べスと“結婚したくない”ニールの間には微妙な空気が・・・。

「本当に2人が幸せなら結婚なんて必要ない」

と、真剣な眼差しで語るニール。べスは何となく丸め込まれているものの、女友達の助言(?)で焦りを覚え、

「もう待てない。答えて。結婚する気は?」

とストレートに迫りますが…結果はNO(泣)。

PHOTO:AFLO

とっても腰の重いニールですが、べスが嫌いというわけではなく、むしろ大好き。

彼女以外の女はいらないと堂々と言うくらい、真剣に彼女のことを愛しているのです。
では、なぜ結婚に踏み切れないのか?

それは、“結婚を信じない主義”だからなんですね。

つまり、結婚とは何か?なぜするのか?って深く考えてしまうややこしいタイプ。

でも、そんな真面目な彼だからこそべスに一途で、別れてからも愛と主義の間で真剣に悩んでいるから、ちょっと可哀想になってきます。

(c) 2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

一方、べスはというと、妹の結婚式に出席することになり、“結婚できなかった女”としてさらし者状態に。

さらに、妹のダンナさんのダメ夫ぶりに落胆する出来事があったもんだから、彼女自身もまた“結婚って…?”と考え直していきます。

そして、ココからあることをきっかけに2人は再会を果たすのですが、この時のニールの登場の仕方が(内緒にしときます)、ほんっとステキ!!

それまでの鬱々としたムードを吹き飛ばす、まさに白馬の王子様状態。なんかもぅ、ピカーって輝いて見えちゃうくらいのインパクトなんです。

離れていてもべスのことを心から愛し、長い年月を一緒に過ごしたからこそ彼女のことを誰より理解しているニール。

“こんな風に愛されたい!”、“こんな人に側にいて欲しい!!”ってキュンキュンしちゃうこと間違いなしです♪

真摯な言葉と甘い仕掛けにグッとくる!ハッピー・プロポーズ

PHOTO:AFLO

離れている時間に自分の主義を見つめ直し、本当に大切なものに気づいた2人。べスはニールに、結婚にはこだわらないことを伝えます。

そう、結婚というカタチよりもニールが側にいてくれることを望んだんです。

そこで、晴れてニールは2人の家に戻ってくるのですが・・・、

ココからが今作の最大の見どころ!!

とってもチャーミングなプロポーズシーンがはじまります♪

家に戻ってきたニールの荷物の中には、べスが捨ててと言っていたボロボロのジーンズが。

驚いて捨てようとするべスの背後からニールが、

「捨てるならポケットの中身を確かめてからにして~」

と一言。
べスがポケットを探ると・・・・・・!!

キャ~~~☆まさかのサプライズ!!
スッパリと結婚を諦めた直後のべスは、驚きすぎて声も出ない。

そこですかさず、

「君を愛してる。本当に心から。君を幸せにしたい。しなきゃダメなんだ!俺が幸せでいるためにはね。どうか、俺と結婚してください」

と、片膝をつき、迷いのないキラッキラの目でニールは求婚します。べスは泣き笑いの表情を浮かべながら、もちろんYES♪

この時のべスの表情がほんとに可愛いんです!女性なら誰もが嬉しいサプライズですが、べスの場合はさらに期待感0。

場所もいつもの部屋だし、普段どおりに憎まれ口を叩き合っていただけだし。

でも、長い春の末に夢を諦めたべスには、完璧な“不意打ち”が何よりのプレゼント!

その喜びがこの泣き笑いの顔からジンジン伝わってきて、すごくあったかい幸せな気持ちに浸れます。

結婚ってカタチじゃない。結婚したから幸せってわけじゃない。

“でも、やっぱり結婚っていいなぁ”

ってことが素直に思えてくる、ステキなシーンです。

女と男のホンネたっぷり!
周りの恋愛模様も見どころ

(c)2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

ここまでべス&ニールの話だけ書いてきましたが、実はこの映画はさまざまな恋愛模様が同時進行する群像劇。

総勢9人の男女が複雑に絡み合いながら、それぞれの幸せ探しに迷走しています。

既婚者ならではの悩みを抱えるジャニーン(ジェニファー・コネリー)や、ジャニーンの夫を狙うアンナ(スカーレット・ヨハンソン)、リアルな恋に踏み出せないメアリー(ドリュー・バリモア)など。

それぞれの女性が恋に悩む姿がコミカルに描かれていて、女同士にしか見せない舞台裏もしっかり映されているので、かなり笑えます!

(c)2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

さらに、観たくないけど、観たくなる、赤裸々に語られる“男のホンネ”もたっぷり。

恋に夢見る女性の希望的観測をぶった切る男のホンネは、グサグサ突き刺さるけれど、彼らの実態を知る貴重な金言。

自分の恋愛と照らし合わせて、目が覚めるきっかけになるかもしれませんよ♪

そして映画全般に、どんな恋愛パターンでも「幸せになるには自分の足で踏み出すこと」というポジティブなメッセージが込められているので、見終わった後はとっても爽快な気分になれます。

なかなか踏み出せない大きな一歩ではありますが、まずはサボっていたお肌の手入れでもしてみようかな?的な小さなきっかけは生まれてきそうです♪

こんな風にどんな角度から見ても、魅力いっぱいの映画。

不器用な女性の恋に笑い、共感し、男のホンネに落胆して、でもやっぱり恋がしたくなる。

憧れのプロポーズを聞くために、まずは第一歩をはじめましょう☆

(木村みずほ)

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