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トラブルを予習して結婚式準備を万端に!結婚式までのトラブルに学ぶ映画10

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結婚式の準備で家族の意見は
どのくらい尊重すればいいの?

Our Family Wedding「マイファミリー・ウェディング(2010)」

© 2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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結婚式の準備で、家族の意見は
どのくらい尊重する?
そんな疑問に答える一本

結婚式の準備において、重要な問題のひとつ。それはやはり家族の意見をどれだけ尊重するのかということですよね。
 
国際結婚となると、宗教やそれぞれの伝統的なやりかたも違うため、どちらの伝統に合わせるのか、どの程度意見を取り入れるのかなどの問題も出てきます。
 
しかし、「自分たちの結婚式だから自分たちの思うようにやりたい!」と思う方がたくさんいらっしゃると思います。
 
そう思っている方にぜひ参考にしてもらいたいのが「マイファミリー・ウェディング」。コメディなので、さくっと観れます。

アフリカ系青年と
メキシコ系女性の結婚
結婚報告の食事会からドタバタ…!

2010年のアメリカ映画「マイファミリー・ウェディング」。
 
なんと「大統領の執事の涙」や「ブラックパンサー」で知られる名優フォレスト・ウィテカーが出演しており、アフリカ系青年の父親を面白おかしく演じています。

(C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

主人公は、コロンビア大学医学部を卒業したマーカス(ランス・グロス)と、ロー・スクールを親に黙って中退し結婚の道を選んだルシア(アメリカ・フェレーラ)。
 
マーカスはボランティアでラオスに行くことが決定しており、離れ離れになりたくないふたりは、ラオスに行く前に結婚を決意します。
 
双方の家族を招き食事会を開催するマーカスとルシア。しかし、食事会より前にマーカスの父親のブラッド(フォレスト・ウィテカー)と、ルシアの父親のミゲル(カルロス・メンシア)は偶然に出会っており、ちょっとしたトラブルになっていたのです。

(C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

しかも、食事会にブラッドと一緒に来たのは、ルシアの元同級生でソフトボール部のチームメイト。そんな偶然が重なり合ったドタバタ食事会の中、ふたりは勇気を出して結婚することを報告します。
 
価値観がまったく違う両家。果たして結婚の準備は順調に進むのでしょうか。

結婚の準備での大きな壁!それは
両家の意見を聞き入れること

(C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

結婚準備の打ち合わせで、ミゲルは「メキシコでは結婚式は新郎側の家族が費用を負担する」というメキシコならではの伝統を説明。
 
それに対しブラッドは「お金がないなら素直に言えよ」と反論し、ふたりはますます犬猿の仲になってしまっています。
 
ミゲルも、負けたくない精神で「お金は出すからメキシコスタイルで盛大に」と相手の伝統を無視する姿勢。
 
そんな中、マーカスとルシアは「私たちの意見は…?」と控えめに話しますが、そこでブラッドの親友で弁護士のアンジェラから「私達の結婚 家族の挙式」という言葉を伝えられます。
 
「私達の結婚 家族の挙式」を教訓に、ふたりは家族の意見を尊重しながら準備を進めていきます。

両家のスタイルの違いに、
結婚するふたりもストレス爆発

そんな結婚式の準備のストレスが、ラブラブなマーカスとルシアに襲いかかります。
 
さらにマーカスは、かつて結婚に失敗した父ブラッドから「サインを無視せず、自分の直感を信じろ」と教えられます。
 
そこからマーカスは、家族に反論できないルシアの態度を見て、直感で受け取ってしまった「うまく行かないサイン」に惑わされてしまいます。
 
果たして結婚していいのかどうなのか…。両家が仲良くないまま準備を進めるのか。そんな問題に頭を抱えます。
 
一方、ルシアもストレスが溜まったときに「私達の結婚 家族の挙式」という教訓を自分に言い聞かせていました。

結婚の準備への試練が、
両家の親の心境もうまく変えていく

(C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved

本作で描いているのは、そんな試練ばかりではありません。
 
私がすごく好きなのが、結婚の準備で悩んでいるふたりを見て、ブラッドやミゲルが自分の「結婚」への考え方も見直していくところ。
 
ミゲルは結婚生活25年で、妻へのバレンタインデーも忘れており、妻も「女として生きたのはいつだろう?」と自分を見直します。
 
ブラッドも、一度結婚に失敗して女癖が悪くなったものの、いつも支えてくれる親友のアンジェラの存在に気づき始めます。
 
「結婚の準備」がテーマである作品でありますが、ブラッドのように長年自分が持ち続けてきた「結婚」への悪い印象をチェンジしてくれたり、
 
ミゲルのように結婚生活のマンネリ化に改めて気づかせてくれたり、そんな裏テーマがぎっしり詰まっているのが素敵だなって思います。
 
結婚の準備に両家の意見を取り入れまくったふたりの結婚式、いったいどんな結末が待っているのでしょうか。ぜひその結末も楽しんでみてください。
 
結婚の準備で頭を抱えている方。国際結婚での結婚式の取り決めに悩まされている方。ぜひパートナーと一緒に鑑賞してみてくださいね。
 

(トキエス)

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