トラブルを予習して結婚式準備を万端に!結婚式までのトラブルに学ぶ映画10
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訳あり招待客が集まる
テーブルで起こる
騒動を描いた心温まるラブコメディ
Table 19「ウェディング・テーブル(2017)」
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
結婚式の次席をテーマにした
アナ・ケンドリック主演作
結婚式にはさまざまな準備が必要ですが、その中でも気を配らないといけないのが結婚式、披露宴の席次だと思います。
「ピッチ・パーフェクト」などで大人気のアナ・ケンドリックが主演を務める「ウェディング・テーブル」は、まさに結婚式の席次をテーマにしたラブコメディです。
本作はただのラブコメではなく、キャラクターたちの結婚観や招待客の心情が丁寧に描かれています。見終わった後には、少し背中を押してもらえるようなストーリーになっています。
新郎新婦から「どうでもいい人」と
みなされた19番テーブル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
主人公は、親友の結婚式に参加することになったエロイーズ(アナ・ケンドリック)。彼女はその式で花嫁付添人をするはずだったのですが、花嫁の兄で恋人のテディ(ワイアット・ラッセル)にフラれてしまったことから付添人の役目を外されます。
そればかりか、エロイーズが結婚式で案内された席は、新郎や新婦から最も遠い19番テーブル。そこははみ出し者ばかりが集められており、新婦の母親の発言からすると「結婚祝いを送ってから欠席する連中」の席なのだとか。
いわば、エロイーズは新郎新婦から「どうでもいい人」とみなされてしまったわけです。
さらに会場で顔を合わせたテディからは「なんで来たんだ。怒りに我を忘れて取り返しのつかないことをしそうだ」と責められます。
本来ならば、笑顔あふれるハッピーがつまった結婚式であるはずなのに、エロイーズからすればそこは最低最悪の場所。それでも強がりを見せてしまう彼女の姿は、ちょっと痛々しくもあります。
コンプレックスや悩みを抱えた
6人に絆が生まれる
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
そんな彼女が座る19番テーブルのメンバーは、夫が推理好きのダイナーオーナー夫妻とマザコン気味の童貞青年、どうにも怪しいメガネ姿の男性、そして新婦とその兄テディのナニー(ベビーシッター)をしていたというおばあちゃん。
見るからにややこしそうな面々ではあるのですが、このメンバーたちがエロイーズの強い味方となってくれます。
とくにナニーのおばあちゃんは物語の要とも言える仕事ぶりを発揮します。というのも、エロイーズがテディの子どもを妊娠しているのを見抜いたのも彼女だったから。
そもそもテディはエロイーズと2年間もつき合っていたのにも関わらず、エロイーズも知っている女性と浮気をしてメールで別れを告げてきた最低の男。
そのうえエロイーズが妊娠していることがわかると、「産みたいか?」と聞いてきたのだとか。
それを知ったナニーのおばあちゃんは、「(テディは)いけすかない子だった」と証言。そのうえでテディに仕返しをするべきだと19番テーブルの面々を率いて行動に移します。
ここから19番テーブルの面々の絆が深まっていくのですが、最初はややこしそうな人たちだと思っていた彼らの真の姿がわかってくると、人は見た目で判断してはいけないのだと改めて実感。19番テーブルには、それぐらい魅力的で心の奥深さを持った人々が集まっていたのです。
その後、式場でエロイーズに声をかけてきたイケメン男性とのあれこれ、そして意外なオチを交えながら物語は進みます。エロイーズがどんな選択をしたのかは映画を見てのお楽しみですが、最高にハッピーなエンディングをお約束します。
列席者をメインに据えた本作。
結婚式の席次の参考にもなるかも?
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結婚式をテーマにした映画は新郎新婦を主人公にしたものになりがちですが、こういった列席者をメインに据えた作品もまた一興。
主演のアナ・ケンドリックのチャーミングな魅力が炸裂しているだけでなく、個性豊かな19番テーブルの面々もきっと好きになってしまうはず。そのぐらい心がほんわかする、笑いあり、感動ありの作品に仕上がっています。
ちなみに、新郎新婦の友人の席次が“モテ系”、“非モテ系”に分けられていたのに驚き。もちろん、映画ならではの設定だと思いますが、結婚式の席次に迷っている人には(注意点を含めて)おすすめの映画です。