結婚が決まったら♥結婚スタイルマガジン

結婚が決まったら「結婚スタイルマガジン」

  • LINE

ふたりのおうちを素敵にするヒントが続々!新居探しの参考になる映画10

9

おしゃれだけど飾りすぎない
居心地のいいインテリアの参考に

Julie & Julia「ジュリー&ジュリア(2009)」

PHOTO:AFLO

  • LINEで送る

時代は違えど、夫と食を愛する
2人の女性の物語

2009年公開の「ジュリー&ジュリア」は、実在の料理家、ジュリア・チャイルドと、そのジュリアに憧れ彼女のレシピに挑戦した普通のOL、ジュリー、2人の挑戦を描いています。
 
ジュリア・チャイルドは、1960年代のアメリカにフランス料理を広め「ボナペティ!(召し上がれ)」の決まり文句で全米を虜にしていました。
 
そんなジュリアの大ベストセラー本『王道のフランス料理』に掲載される全542レシピを1年で再現したのが作家のジュリー・パウエルです。
 
ジュリアを演じるメリル・ストリープの演技がとても楽しい雰囲気で明るい気持ちになれます。

本作では、料理と出会い人生を豊かなものにしていったジュリーとジュリアの2つの時代の物語が描かれています。

2人とも理解があり、支えてくれる素晴らしい夫がいて、夫婦の関係性にも注目したいステキな映画です♪

1940年代パリに移住し
本格フランス料理に出会った
ジュリア

PHOTO:AFLO

夫の転勤のためパリに移住したジュリア。やりがいを求めて帽子づくりなどの習い事に手を出しますが、お友達もできずにやめてしまいます。
 
「一番好きなのは食べること!」と料理教室に入るもゆで卵の作り方から学ぶクラスで退屈してしまいます。もっと難しいクラスはないかと尋ねると、米軍で料理人を務める男性兵士が集まるプロ養成講座しかありません。
 
そこでジュリアは一念発起してそのクラスを受講。最初は玉ねぎも上手に切れなかったジュリアでしたが、持ち前の明るさと努力のおかげでどんどん腕をあげます。

PHOTO:AFLO

ジュリアは、陽気な性格で知らない人ともすぐに打ち解けます。しかし夫婦仲がとても良いのに子宝に恵まれない悩みも抱えていました。
 
妹が結婚してすぐ妊娠した報告を受けた時も嬉しいのに泣いてしまうジュリア。そんなときも夫は優しく慰め寄り添います。
 
「わたしがパンならあなたはバター」居なくてはならない存在で運命の相手という意味合いのセリフですが、深い愛情を感じますよね。

ピザ屋の2階に引っ越した
ジュリー

夢にやぶれ人生に迷っていた

PHOTO:AFLO

一方、現代を生きるジュリー(エイミー・アダムス)は、作家になるという夢を叶えることができず、9・11で傷ついた人々からの相談を受ける政府のコールセンターで働いていました。
 
電話対応に追われる毎日に、ジュリーはストレスを溜めていました。さらに夫と暮らす新居がピザ屋の2階であることも不満に思っています。
 
そんなある日、友人が始めたブログに対抗すべくジュリーもブログを開設することに。夫に提案され、彼女も好きなジュリアの著書『王道のフランス料理』に載っている524レシピを作り、ブログに掲載することに決めます。

PHOTO:AFLO

ジュリーの面白おかしくつづられたブログは徐々に注目を集め、読者も付き始めます。しかし仕事をしながら毎日新しい料理を作る、しかも542レシピもあるって、なかなか大変ですよね。
 
ジュリーも何度も自己中心的になったり自己嫌悪に陥ったりして夫とぶつかることもあり、ついに大ゲンカに発展しまうのでした。

8年かけた大作のレシピ本
転勤を重ねてもあきらめない!

PHOTO:AFLO

ジュリアももちろん順風満帆だったわけではありません、友人たちと始めたレシピ本の企画途中でパリを離れることになり郵送でやりとりを続けます。
 
一度は出版社に断られてしまうも、友人の伝手でジュリアの大作を読んだ出版社が名乗りを上げ無事に出版!
 
何度か出てくる引っ越し先のおうちの様子はどれもステキですが、特に最高なのは夫がジュリアのために設計したキッチンなんです。
 
たくさんのキッチンが登場しますが、なかでもくすみのあるグリーンの壁紙、そして温もりを感じられる木の家具で揃えられたキッチンがとっても素敵です。

ジュリーも大成功!
2人の物語はなんと実話

PHOTO:AFLO

ジュリーが夫と仲直りをした時、なんと新聞社から取材の依頼が。写真付きで掲載されたところ、出版や取材の申し入れが殺到!
 
そしてこの映画にもなったわけですが、フィクションではなく2人の女性の挑戦は両方とも実話で成功を勝ち取っていたんです。
 
ジュリーのおうちは決して広くありませんが、キッチンの間接照明や作業場を広げるために置かれたシェルフ、リビングのソファやラグ。どれも温かい印象ですごく居心地が良さそうです。

人生に迷ったとき、
とにかくやってみるという
やる気をもらえた!

PHOTO:AFLO

2人とも諦めないで続ける、とにかく手を動かして成功したタイプなので、「わたしもがんばってみようかな」と元気をもらえる作品です。
 
夫を褒めちぎりましたが、妻としても2人ともかわいらしくて良いところもたくさんあるのでカップルで鑑賞するのもオススメです。

 

(じぇみじぇみ子)

結婚映画ランキング TOP