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ふたりのおうちを素敵にするヒントが続々!新居探しの参考になる映画10

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かわいいインテリアが満載!
家具屋で新婚さんごっこも

(500)Days of Summer「(500)日のサマー(2009)」

© 2021 20th Century Studios

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恋愛に不器用な青年が経験する
ほろ苦い青春ラブコメディ

© 2021 20th Century Studios

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットとゾーイ・デシャネルが共演する「(500)日のサマー」は、劇中のナレーションに「これは男女が出会う物語(『ボーイ・ミーツ・ガール』)だが、『恋物語ではない』」とあるように、一風変わった青春ラブコメディです。
 
主人公は、建築家を夢見る気弱な青年トム(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)。そんな彼は自身が勤めるグリーティングカード会社の社長秘書としてやってきたサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目惚れします。
 
2人は「ザ・スミス」の曲をきっかけに会話を交わすようになり、会社の懇親会で親しくなります。
 
トムはすでにサマーに恋をしていますから、彼女と仲良くなれて大喜び。しかし、サマーは「誰かの所有物になるのは最悪」「愛は絵空事」と言ってしまう女の子で、トムのことを気に入ってはいるものの、彼を恋人と認めようとはしません。
 
しかし、2人の関係はさらに深くなり、ときにはIKEAで夫婦ごっこをしながらデートをすることも。
 
このシーンで2人がキャッキャしながら、IKEAの店舗内を歩き回る姿がとてもキュートで、これを観たら「私もIKEAデートをしてみたい」と思う人がたくさん出てくるのではないでしょうか。
 
そのIKEAと言えば、家具やインテリア雑貨を扱う北欧スウェーデン発の人気ショップです。
 
店内にさまざまなパターンのテーマ別モデルルームがあることで有名ですが、好きな人と訪れたら、トムやサマーでなくても夫婦ごっこを楽しみたくなってしまうのもわかる気がしますよね。

ブラウンのインテリアで
揃えられた

トムのお洒落な空間

© 2021 20th Century Studios

劇中に登場するトムの部屋もサマーの部屋もIKEAの雰囲気とは少し違う感じです。
 
トムの部屋は、ブラウン系の家具を中心とした落ち着いた雰囲気。大きなランプシェードのついた間接照明がとてもステキです。さらに羊みたいなフワフワのクッションが置かれたブラウンのソファーが置かれており、トムはサマーと一緒にそのソファーで映画のDVDを楽しみます。
 
ここでポイントなのが、ソファーのサイズ。トムの家にあるのは1人暮らしにしては大きめで、サマーと一緒に座ってもまだ余裕のあるビッグサイズ。
 
やっぱり好きな人と一緒に映画を観るのは特別な時間だと思うので、どんなソファーを置くのかもインテリア選びの重要な要素。その点、トムのソファーは十分に合格点をあげられるナイスなセレクトだと思います。

サマー独特のセンスが冴え渡る
ちょっぴり変わったインテリア
に注目

© 2021 20th Century Studios

サマーの部屋は、白地にブルーの絵柄が入った壁紙や、センスよく飾られた絵、大小さまざまな電気スタンドがとてもステキ。テーブルに積まれている本までもがオシャレに見えてくるのが不思議です。
 
さらにいろいろなオーナメントが飾られた鉢植えや、チャップリンの帽子のような黒のハットの上になぜか青リンゴが置かれたオブジェ(?)などにもサマーの独特のセンスが発揮されています。
 
なかでもブルーの電飾が飾りつけられたベッドは、とても女の子らしくて、真似してみたくなる人も多いのではないでしょうか。
 
一見、地味に見えつつも、じつは隠れオシャレさんのトムと、60年代風の髪型やファッションを好むサマーは、傍から見たらとてもお似合い。
 
ですが、物語の冒頭から「これは恋物語ではない」と宣言されているように、トムのサマーへの一途さがほろ苦く、まさにビタースウィートな物語が展開されていきます。

トムとサマーの愛らしい
恋の行方を

大切な人と一緒に堪能しよう

© 2021 20th Century Studios

トムが初めてサマーと結ばれた日の翌朝、街のみんなに祝福されているような気持ちになって、ウキウキと歩き、果てはダンスまでしてしまうトムがとてもかわいらしく、「なぜサマーは彼じゃダメなの?」と思ってしまう人もきっといると思います。
 
この物語が脚本家の実話であることもせつなさに拍車をかけますが、作品自体はさまざまな遊び心がつめこまれていて、全体の雰囲気はとてもオシャレ。恋人と観るのにぴったりな作品です。
 
ここはぜひ、トムの家にあるような大きめのソファーを買って、大切な人と一緒に映画を楽しんで見てはいかがでしょうか。

 

(馬場英美)

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