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ふたりのおうちを素敵にするヒントが続々!新居探しの参考になる映画10

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可愛いが溢れるレトロなインテリア
ウェス・アンダーソン監督の世界観

Moonrise Kingdom「ムーンライズ・キングダム(2012)」

© 2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

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不思議で可愛らしい
インテリアを

自分流ファンタジー空間の
参考に

『ダージリン急行』や『グランド・ブタペスト・ホテル』など、不思議で可愛らしい雰囲気漂う映画を世に生み出してきたウェス・アンダーソン監督。
 
彼が2012年に手がけ、インディペンデント・スピリット賞や第85回アカデミー賞脚本賞にもノミネートされた映画『ムーンライズ・キングダム』をご存知でしょうか?
 
本作1960年代、米東海岸のある島を舞台に、12歳の少年少女が駆け落ちすることで始まるドタバタ劇を描いています。
 
そんな本作、思わずクスッと笑えるようなユーモアと、シーンごとに変わるカラフルな色彩がとっても印象的。
 
自分の世界観へのこだわりが強い人が参考にできそうなファンタジーあふれるインテリアがたくさん出てきます。

島の大人たちが大混乱!
12
歳の少年少女が恋に落ち、
ある入江を目指す

©2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

ちょっと変わった12歳の少年サムと少女スージー。2人はある演劇の楽屋で出会い、そこから文通を始めます。
 
そんな2人はある日、駆け落ちをすることを決意。
 
サムは自分が所属するボーイスカウトのキャンプのテントからまるで脱獄のようなスタイルで抜け出し、スージーも母の香水をつけ化粧を施して待ち合わせ場所へ。
 
ボーイスカウトのウォード隊長は点呼の際にサムが出てこなかったことから、島を1人で守るシャープ警部に相談し、サムの捜索に乗り出します。

©2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

一方、スージーは弟からレコードプレイヤーを借りる際に「10日以内に返す」「母に(もしくは父に)内緒で」とメモを残したことから、スージーの両親も家出に気づきます。
 
島の大人たちと、ボーイスカウトの少年たちは2人を探しに行くことに。

子どものころの純粋な心を
取り戻し

無邪気に楽しめる映画に
ほっこり

©2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

一方のサムとスージー。ちょっと個性的な2人は、小さな島で自由を満喫。
 
サムは、ボーイスカウトで養ったキャンプの知識を活かしてテントをはり、魚を釣ってさばいて、大人顔負けの大活躍を見せるのです。
 
釣り針と昆虫でピアスを作ってスージーにプレゼントし、耳にピアスの穴がないスージーは我慢して人生初のピアスを半泣きになりながらつけます。
 
子どもなりのちょっと無茶苦茶な行動や、彼らの純粋な心から作り出されるロマンチックなシチュエーションにほっこりしてしまいます。
 
見ている側も、なんだか夏の逃避行に出かけたような、ウェス・アンダーソン監督の魔法にかかってしまったような感覚を楽しむことができます。

スージーの家やキャンプ場の
テント

シーンごとに変わるインテリアに惚れる

©2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

本作に登場するニュー・ペンザンス島は架空の島ですが、映画のロケ地となった海辺の場所はロードアイランド州にあります。自然とともに映し出されるインテリアに魅了される人も少なくないはず。
 
まず。本作の冒頭はスージーのお家の中の風景からスタート。
 
スージーのお家は赤い屋根の一軒家で、各階で雰囲気が違うのです。
 
スージーが弟たちと過ごす部屋には、丸いラグがひいてあり、窓際には本やレコードらしきものが並べられています。またライトの位置もシンメトリーでかわいらしく、インテリアは色合いだけでなく配置も重要なんだと改めて感じさせられます。
 
スージーが猫を抱きながら大切な望遠鏡をとりに行くシーンは、木製の家具が置かれている普通の部屋ではありますが、一つだけ真っ赤なピアノが置かれておりアクセントになっています。
 
他にもサムの里親が電話をするシーンがあるのですが、里親のお家は黄色とオレンジのカラーで揃えられています。電話もカーテンも黄色で、なんと電話をしている父親も黄色の服を着用。色を徹底的に統一したインテリアに注目です。

©2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

他にも、ボーイスカウトのウォード隊長のテントがチェック柄で温かい雰囲気だったり、サムとスージーが出会う楽屋までの廊下がピンクで統一されていたりと、どのシーンを切り取っても絵になります。
 
カラフルなインテリアに憧れを持つ方の参考になること間違いなし!
 
実は本作、ブルース・ウィリスやビル・マーレイ、エドワード・ノートンなど豪華俳優陣が名を連ねています。
 
実力派俳優たち脇を固める幼い恋心を描いた本作。ぜひチェックしてみてくださいね。

(トキエス)

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