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素敵なクリスマス演出の参考にも!大切な人と見たいクリスマス映画10

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クリスマスには心が温もる優しい愛を
'90sの王道ラブ・コメディにうっとり

While you were sleeping「あなたが寝てる間に…(1995)」

PHOTO:AFLO

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クスっと笑って、ほろりと泣ける
心温まる聖夜のラブ・コメディ

大好きな人とお家でゆっくり過ごすクリスマス。そんなほっこりとしたクリスマスには、心温まる「あなたが寝てる間に…」がおすすめです。
 
1995年製作のちょっと懐かしいラブ・コメディで、クリスマスに誤解から始まる恋の顛末を、笑いと涙を織り交ぜてハートフルに描いています。
 
主演の若きサンドラ・ブロックがめちゃめちゃチャーミングなことや、どんどんこんがらがる恋模様、毒のない朗らかなユーモアなど、魅力的な要素がぎゅっと詰まった本作。
 
クリスマスは家族と祝うアメリカらしく、アットホームな温もりもたっぷり味わえますので、未来の旦那さまと観るのにぴったりです。
 
穏やかに観ていられる作品なので、心をぽかぽかにしたい聖夜にぜひお楽しみください。

クリスマスの奇跡…のはずが!
誤解から始まる複雑な恋の行く末

PHOTO:AFLO

物語の舞台はシカゴ。駅の改札係のルーシー(サンドラ・ブロック)は、父と母を亡くして1人で暮らす孤独な女性。
 
ご近所さんや仕事仲間からは慕われていますが、心には寂しさを抱えていました。
 
そんなルーシーの唯一の楽しみは、毎朝改札を通る弁護士のピーター(ピーター・ギャラガー)の姿を見ること。
 
一目惚れしたピーターといつか会話を交わし、結婚することを妄想して生きる糧にしていました。
 
クリスマスの日、いつも通り駅でピーターを見ていると、彼が線路に転落。ルーシーは慌てて彼を助け、病院に運びます。

PHOTO:AFLO

病院に到着するも、ピーターは昏睡状態に陥って眠ったまま。
 
そこにピーターの家族が駆けつけますが、ある誤解からルーシーはピーターのフィアンセに間違われてしまいます。
 
ルーシーはすぐに誤解を解こうとしますが、命の恩人がフィアンセだと知って大喜びする家族を前に、本当のことを言いそびれてしまいます。
 
そして、強引にクリスマスのホームパーティーに招待され、断り切れないルーシーは迷いながらもピーター家を訪問。
 
そこでピーターの弟のジャック(ビル・プルマン)と出会うのですが、彼はルーシーを疑い、彼女の周辺を探り始めて…。

じんわ~りとぽかぽかに!
幸福感あふれる結末に、ご期待を

PHOTO:AFLO

クリスマスを題材にした映画は数多くありますが、なかでも本作をおすすめしたい理由は、“心にじんわりと染みる温もり”にあります。
 
派手な演出や複雑な考察、激甘なラブシーンもなく、ただ人の心の温かさや幸福感に浸れる物語は、最近の作品ではなかなか出合えない貴重な1本です。
 
主人公のルーシーは、ちょっと優柔不断な心優しい女性で、ピーターの偽フィアンセとして振舞ってしまいますが、邪な気持ちはゼロ。
 
ピーターに結婚相手がいたと知って大喜びするパパやママ、妹、心臓の弱いおばあちゃんを悲しませたくなくて言いそびれてしまうのです。
 
また、ピーターの家族も善人ぞろいで、ルーシーを大歓迎で受け入れてくれるので、ますますルーシーは真実を打ち明けにくくなってしまいます。
 
唯一、ピーターの弟のジャックだけがルーシーを疑うのですが…、彼女のピュアな人柄に触れて恋に落ちてしまう、まさかの展開。
 
さらに、ピーターの偽フィアンセであるルーシーもまたジャックに心惹かれて…と、まるでカオスのような状況に追い込まれてしまうのです!
 
みんなのルーシーに対する温かい思いが盛り上がれば盛り上がるほど、真実を知った時の落差が怖くなり、観ているこちらもドキドキハラハラ。

“バレちゃうの!?”
“え!? まさか、そう…なるの!?”

PHOTO:AFLO

と、先の読めない展開に目が離せなくなってしまいます。
 
でも、ご安心を。
どうなるか最後までわからない展開ですが、悪い人が1人も出てこない温かさの中で、期待を裏切らない、いや期待よりもちょっと上をいく感動のラストが待ち受けています。
 
“人は間違ってしまっても、素直な気持ちはちゃんと伝わる”という、希望も思い出させてくれる清々しい結末。
 
じんわりと心を癒す温もりと清らかな感動は、聖なる夜にぜひ味わっていただきたい喜びです。

愛すべき善人ファミリー
ほのぼのとした家族愛が心を癒す

PHOTO:AFLO

もうひとつ、家族愛がたっぷりと味わえるのも、本作が心に染みる理由です。
 
ピーターの家族はルーシーを少しも疑うことなく、家族の輪の中に迎え入れます。
 
クリスマスのホームパーティーにルーシーが訪れた時には、文字通り両手を広げて歓迎し、ルーシー用のグッズも用意して、すでに家族の一員であるかのよう。
 
人の善い家族みんなが、ルーシーを娘や孫、姉として自然に受け入れている様子は本当に温かく、“家族っていいな”と素直に思えます。
 
孤独だったルーシーが「ピーター家の家族の一員になって寂しさを忘れた」と言うように、結婚とは、こうして新しい家族の輪の中に自分の新しい居場所ができることでもあるのですね。
 
結婚がもたらす幸せの広がりや奥深さを教えられたようで、この家族愛を観ているとますます結婚するのが楽しみになりそうです。
 
ほかにも、結婚にまつわるキュンキュンするようなシーンも登場しますし、華やかなクリスマスムードも満点。
 
それに、今では強い女性のイメージが強いサンドラ・ブロックのとっても素朴で可愛らしい姿が観られるなど、おすすめのポイントを挙げるとキリがありません。
 
観た人みんなの心を幸せでいっぱいにしてくれる本作で、寒いクリスマスの心温まるひと時を楽しんでくださいね。

 

(木村みずほ)

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