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結婚準備でイライラした時にリフレッシュできる映画10

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撃って撃って撃ちまくる
女戦士の闘いに、彼への不満も鬱憤も
燃え尽きてスッキリ!?

The Long Kiss Goodnight「ロング・キス・グッドナイト(1996)」

PHOTO:AFLO

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そこまでやる!? 興奮度MAXのノンストップアクション!

タフな女性が活躍するハリウッドのアクション映画ってスッキリしますよね!

もぅ、こんなの初めて!ってくらい身震いする圧倒的なアクションを楽しめるのが、この「ロング・キス・グッドナイト」です。

スパイである過去の記憶を取り戻したタフな女性が、敵と組織に逆襲するため、銃撃戦、カーアクション、肉弾戦と何でもありの死闘を展開。

「叫びながら死ね!」とマシンガンをぶっ放して戦う姿に、結婚準備中のイライラもスッキリ!

あまりの“やり過ぎ”感に思わず笑ってしまうほど熱気みなぎる本作は、彼への不満が頂点に達した時にぜひどうぞ(笑)!

こんなタフな女になってみたい!すべてを兼ね備えた凄腕スパイにしびれる

PHOTO:AFLO

優しい夫や可愛い娘と幸せに暮らすサマンサ(ジーナ・デイビス)は、8年以上前の記憶を全て失っていました。

そんなある日、交通事故のショックで記憶の一部が甦ります。その直後に自宅で暗殺者に襲撃され、彼女は本能的に暗殺者の首をへし折ってしまいます。

PHOTO:AFLO

過去の自分に戸惑うサマンサは記憶を取り戻すことを決意して、そのカギを握る三流探偵ヘネシー(サミュエル・L・ジャクソン)と旅に出ることに。

次々に襲い掛かる敵から何とか逃げ延びながら、昔サマンサを訓練したという博士に出会い、彼女は自分が元CIA工作員だったことを知ります。

そして、8年前にサマンサが戦った武器商人が彼女の生存を知り、殺そうとしていることも。

PHOTO:AFLO

その直後、敵の罠にはまったサマンサとヘネシーは残酷な拷問を受けますが、それをきっかけに完全覚醒したサマンサは、超人的な技で敵を皆殺し!

任務を遂行したサマンサはCIAへの復帰を計画しますが、今度は敵と内通したCIAの上層部がサマンサを抹殺しよう画策し、彼女とヘネシーは追われるはめに・・・。

彼女の過去がフラッシュバックで映されるため、観客はサマンサの正体を知っているのですが、スパイ映画特有の謎解きが散りばめられて、とってもスリリング!

さらに、過去におびえる平凡な主婦が凄腕の工作員に変化する様がじっくりと楽しめ、まるで2本の映画を観ているような感覚になれます。

そんな大満足の見応えは、オスカー女優ジーナ・デイビスの迫真の演技があればこそ。

愛情に満ちたエレガントな女性が一瞬目に宿す殺し屋の光、徐々に甦る過去の記憶に怯える姿、そして完全復活した時の不敵な笑い。

人格の変化をみごとに演じ分け、物語の各パーツの輪郭をくっきりと際立たせています。

この女優としての実力こそが本作を成功に導いた秘訣だと思いますが、もう1つ大切なのが彼女の容姿。

PHOTO:AFLO

男顔負けの戦いっぷりを見せるヒロインが、本当に男のようだったら興冷めですが、彼女は主婦の時も戦士の時も陶器のような白肌にばら色の唇で、天使のような美しさ!

知能もワザも、そして美貌までも兼ね備えた戦士だからこそ、「こんな強い女になれたら!」と女性の心をトリコにしちゃうのです。

爆笑するほどカッコイイ!!
“不死身”女戦士の壮絶な死闘

この映画の見どころは、何と言ってもド迫力のアクションシーン。

PHOTO:AFLO

雨のように乱れ撃つ銃撃戦に、爆風を背に凍った湖への決死のダイブ、ヘリコプターとの熾烈なチェイスに、骨の音が聞こえてきそうな肉弾戦。

容赦なしのダイナミックなアクションがこれでもか!と登場し、もう血まみれ傷だらけ(笑)。

結婚前のイライラなんて、スッキリするどころか燃え尽きて空っぽになってしまうでしょう(笑)。

でも、決して力任せの大雑把な演出ではなくて、ストーリーに沿って緻密に計算されたアクションなので、おもしろく仕上がっています。

例えば、まだ記憶の戻らないサマンサが絶体絶命のピンチを、身体に沁みこんだとっさの機転で切り抜ける様は、爽快感抜群!

さらに、覚醒したサマンサが見せる五感を研ぎ澄ませたキレッキレのアクションは、ぞくぞくする程のかっこ良さ!!

PHOTO:AFLO

こんな風に大男をクールに打ちのめせたら、どんなにスカッとするかと想像せずにはいられません。

リアルさを追求するあまり、痛々しいシーンも多多あるのですが、かっこ良さを通り越して笑ってしまう場面もたくさん。

過激なアクションが苦手な女性でも、やり過ぎ感に笑いながら、たっぷり楽しめますよ。

2つの人格の間で葛藤する
奥深いストーリー

過去の記憶を取り戻したサマンサは、メイクも髪型も変えて本来の自分「チャーリー」として生きることを選びます。

夫や娘のいるサマンサの過去は捨て去り、自分の人生を取り戻したことを喜ぶチャーリー。

が、やはり娘の存在には心が揺れ動き、ヘネシーの「サマンサが芝居だったとは思えない」という言葉が突き刺さります。

PHOTO:AFLO

そう、この映画の魅力は、2つの人格の間で揺れ動くヒロインの葛藤が描かれているところ。

一匹狼として自分の人生を生きる人格と、妻や母として生きてきた人格の間で悩むヒロインの心の変遷が、物語を奥深いものにしています。

ラストでは、母の愛の強さを物語る感動的なクライマックスを迎えるのですが、こちらは観てのお楽しみ。

夫に愛され女性としての幸せを手にした妻の姿、自分の人生を力強く歩く自立した女性の姿、そして母性という女性だけが持てる強さを手にした母の姿。

1人のヒロインを通して描かれる多面的な女性の魅力は、女性の人生が内包するいくつもの可能性を教えてくれます。

もし、アナタのイライラの原因が、これから妻になることへの不安が関係しているのだとしたら、どのステージにおいてもイキイキと人生を楽しんでいるサマンサの姿に勇気をもらえるでしょう。

1人で生きてきた人生は終わるけれど、これからは妻や母としての新たな女性の幸せを手にすることができる。

“タフな女”サマンサが、アナタがこれから進む新たなステージへ、ぐっと背中を押してくれるはずです!

(木村みずほ)

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