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結婚準備でイライラした時にリフレッシュできる映画10

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「本当にこの人でいいの?」
マリッジブルーな女性たちへ

Rumor Has It...「迷い婚~すべての迷える女性たちへ~(2005)」

PHOTO:AFLO

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なぜかモヤモヤ…
婚約したのに複雑な気持ち

大好きな彼にプロポーズされたのに、「本当にこの人でいいのかな?」「私はずっとこの人と一緒に暮らして人生を終えるのかな?」など、なぜだかネガティブになる”マリッジブルー”。

長年交際してからの婚約でも、いざ結婚を控えるとどこか不安に感じるのは、決しておかしいことではありません。

ここでご紹介するのは、マリッジブルーになってしまっている人にオススメしたい映画「迷い婚~すべての迷える女性たちへ~」。

婚約した日から謎の複雑な感情を抱えたヒロインが、ある男を訪問する旅に出かけ、パートナーの大切さや「結婚」というものと向き合っていくストーリーです。

パートナーのことは好きだけど、結婚を前に尻込みしているという人にぜひ観てほしい作品。

「結婚って何なのか?」という壁にぶち当たったとき、この映画から何かヒントを得られるかもしれません。

映画「卒業」のモデルが自分の家族!? 確かめるため、ある男に会いに行く

PHOTO:AFLO

プロポーズを受けたにも関わらずどこかモヤモヤしているサラ(ジェニファー・アニストン)は、妹の結婚式に出席するため、恋人のジェフと故郷のパサディナへ。

そこで祖母に結婚の不安を打ち明けたサラは、祖母から“母が結婚する前に駆け落ちした”ことを聞かされます。

PHOTO:AFLO

祖母は多くは語りませんでしたが、サラはかつてパサディナで起こったスキャンダル、“自分の母親が誘惑した男と駆け落ちした娘の話”を思い出します。

「卒業」という映画のモデルになったとされるこのスキャンダルが、自分の母と祖母のことではないかと考えたサラは、お相手の男性と思われるボー(ケビン・コスナー)という人物のもとへ向かいます。


(C) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

ボーが自分の母親と関係があったなら、ボーは自分の本当の父親かもしれないと思ったのです。

なんとかボーと出会えたサラですが、彼が子どもを望めない身体であることを聞かされ、父親ではないことが判明。

そして2人は徐々に惹かれ合い、一夜を共にしてしまいます。

翌日の夜、サラはボーとパーティーに出かけ、熱いキスをしていたところ、そこに現れたのは恋人のジェフ。

PHOTO:AFLO

彼はボーに会いに行ったきり連絡が取れなくなっているサラを心配していたのでした…。

家庭はパートナーと一緒に築くもの。それができる相手なのか?

浮気が彼にばれ、失いそうになったときですら、サラは恋人ジェフからの「今すぐ結婚できるか?」の問いに答えられませんでした。

まだ彼女の中で結婚に対する思いが固まっていなかったんですね。

しかしその後、先に結婚した妹が結婚後にパニックになり、強い不安が急激に押し寄せてきて泣いているとき、彼女を慰めに行ったサラはこう聞くのです。

「彼とテニスをしているときは楽しい?彼と食事をしているときは?テレビを観ているときは?」

そして、「何をするかより、誰といるかだと思うの」と思いを口にします。このときサラは、結婚に対する自分なりの答えを見つけ始めていました。

PHOTO:AFLO

そしてサラが父親と話をしたとき、父はこう言います。

「お母さんは駆け落ちをしたが、彼女が選んだのは僕だ。ボーといれば楽しかったかもしれないが、結婚は築き上げるものだから」。

この言葉は、この映画が結婚相手に不安を感じるすべての女性に贈りたいメッセージなのかもしれません。

相手と家庭を築き上げることができるか?一緒に作ることができるか?それができると自信を持って言えるなら、あと一歩進むだけなのかもしれませんね。

マリッジブルーは悪いことじゃない!人生をしっかり見つめる時期

PHOTO:AFLO

もう1つ、この映画で紹介したいセリフがあります。それは、結婚を決意したサラがジェフの元へ行き、謝罪をするシーンです。

彼女の裏切りを許せないでいるジェフは、「今更なんだ、『あなたなしでは生きていけない』とでも言うつもりか?」

「婚約は『結婚の確約』だ。他の男と比べてみる期間はもう終わったんだよ」と怒りと悲しみをサラにぶちまけました。

PHOTO:AFLO

そしてサラは答えます。「あなたなしでも私は生きていけるけど、そうしたくない」。

サラは一時の間違いと、妹の結婚と、父の話から、この言葉に行き着きました。

結婚はどちらか一方が相手に依存する形ではなく、どちらも独立して1人でも生きていける者同士がすること。

1人でも生きていけるけど、一緒に生きていきたい相手ができた。だから結婚する。

勢いや流れで結婚の話になると、一生のことなのでどこか不安に思うのは当然のことだと思います。

マリッジブルーは自分と向き合ういい機会なのかもしれません。

もし結婚に対して迷いが出てきたら、この映画をぜひ観てみてください。

そして周囲や自分の両親、友人と結婚について話してみて、不安を解消していきたいですね。

(表ひつじ)

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