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あの名セリフを使って、心に残るスピーチを!スピーチの参考になる映画10

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美しきヒューマン・ドラマに
詰まった”人生の教訓”を
参考にしてみては。

A River Runs Through It「リバー・ランズ・スルー・イット (1992)」

(C) 1992 by ALLIED FILMMAKERS, N.V. All Rights Reserved.

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兄弟の絆を描いた美しいドラマ。若かりし頃のブラット・ピットが出演

結婚式のスピーチを考えるのに、「映画の素晴らしいセリフを引用したい!」と思う方も少なくないでしょう。

しかし、ラブコメディ作品だと、少し上品さに欠けてしまったり、ラブストーリー作品だと少々クサく感じてしまったり…作品選びに頭を抱えてしまいそう。

そんな方にオススメしたいのは、さまざまな「人の一生」を描き、人生にとって大切なものを教えてくれるヒューマン・ドラマというジャンル。

ヒューマン・ドラマには、美しい人生の教訓がよく登場するので、結婚式のスピーチに最適なんです。

数あるヒューマン・ドラマ作品の中で今回ご紹介するのは、若かりし頃のブラッド・ピットが出演している1992年のアメリカ映画「リバー・ランズ・スルー・イット」。

フライ・フィッシングという欧米式の釣りを通して兄弟の絆を描いた物語です。

ブラッド・ピットのほか、「(500)日のサマー」「インセプション」など、現在、さまざまな話題作に出演しているジョセフ・ゴードン=レヴィットが子役として出演。

また、第65回アカデミー賞で撮影賞を受賞したモンタナ州でのフライ・フィッシングの美しい描写にも注目です。

厳格な父と、対照的な兄弟。
3人の共通点は、“フライ・フィッシグ”

(C) 1992 by ALLIED FILMMAKERS, N.V. All Rights Reserved.

1910年代のアメリカ・モンタナ州。兄ノーマン(クレイグ・シェーファー)と弟ポール(ブラッド・ピット)の兄弟は、スコットランド出身の厳格な父親に育てられました。

彼らは、町の子どもたちとは違い、学校に通わず、牧師である父から文章の書き方やフライ・フィッシングの技術を学び、読み書きの時間から解放されると、川へ出向き、フライ・フィッシングを楽しみ、自然と触れ合う。そんな幼少時代を過ごしました。

1917年、ノーマンとポールは地元の仲間たちと、話題作りのためにボートで川下りをすることを思いつきます。川の激流に仲間たちは怖気づくものの、ノーマンとポールは見事、川を下り切ります。

水浸しになって帰宅した2人はもちろん父親に叱られ、さらにポールはノーマンをからかい、初めて本気の殴り合いに発展します。母親が仲裁に入った深刻な兄弟喧嘩もこれが初めてでした。

それから2年後、ノーマンは東部の名門大学への進学が決定し、故郷を離れることを決意します。

別々の人生がスタート。兄は名門大学、弟は地元の大学で幻の魚を追い求める


(C) 1992 by ALLIED FILMMAKERS, N.V. All Rights Reserved.

いつも一緒に過ごしていたポールや両親と離れ、大学生活を送る中、ノーマンは「教授」という職業に興味を持ちます。

そして大学を卒業し、6年ぶりに故郷へ。

ノーマンが久々にポールと再会したのは、ポールが務める新聞社のオフィス。

彼はフライ・フィッシングで幻の魚を追い求めながら地元の大学を卒業し、新聞社に就職。家を離れていたのです。

再会を喜ぶ2人は、久々のフライ・フィッシングに出かけます。そこでノーマンは、ポールのフライ・フィッシングに対する情熱と芸術的センスに気づき、圧倒されるのでした。


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また、ノーマンは故郷で過ごすうちに、ジェシーという明るい女性に出会い、恋をします。

兄弟の絆は、父の言葉を通して強くなっていく

本作では、美しい兄弟の絆だけではなく、確執やすれ違いも描かれています。

しかし、牧師である父親の言葉によって、彼らの絆は儚く美しく、そして強くなっていくのです。


(C) 1992 by ALLIED FILMMAKERS, N.V. All Rights Reserved.

ここからは、父親の教会での説教や、人生を振り返るノーマンの言葉から、スピーチの参考になるものをご紹介します。

まずは、ノーマンが父と3人でフライ・フィッシングに出かけ、ポールが大物の魚をゲットしたときを振り返り、

「その瞬間、僕ははっきりと感じた。完成されたものの美を」

「僕は同時に感じていた。人の世は芸術ではなく、永遠の命を持たぬことを」

と表現するシーン。これは親友から新郎新婦に送るスピーチの参考になりそうですね。

また終盤、父親が教会で説教するシーン。

「愛する者の本当に助けとなることは難しい。自分の何を差し出すべきか、あるいは差し出しても相手が拒否してしまう。身近にいながら腕の間をすり抜けてしまう。できるのは愛すること」

「完全に理解する事はできなくても、完全に愛することはできる」というセリフ。

きっと新郎から新婦へ、または新婦から新郎への手紙やスピーチに使えます。

他にも不器用なノーマンが愛を伝えるシーン。

「僕は嘘が言えないたちなんだ。君が好きだ」

シンプルで、ストレート。そんなメッセージが一番心打たれるのかもしれません。

人生の苦難や美しさ、全てを川のせせらぎとともに描いたストーリー。

思わず美しさに涙してしまう、癒し効果抜群の本作を、ぜひスピーチの参考にしてみてくださいね。

(トキエス)

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