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舞台は1800年代のフランス!
小花のアクセが愛らしい
花嫁ファッションに注目して
Les Miserables「レ・ミゼラブル(2012)」
(C) 2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED
世界中が感動に包まれた!
胸打たれるミュージカル映画
フランス文学が原作で、世界中でミュージカル化・映画化されている「レ・ミゼラブル」。その中でも、今回は2012年に公開されたミュージカル映画をご紹介します。
出演しているのは、「X-MEN」シリーズで有名なヒュー・ジャックマンや、「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ、「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド、「ファンタスティック・ビースト」のエディ・レッドメインなど、豪華な俳優陣。
フランス革命時代の社会情勢や人々の生活を描いた作品なので、テーマだけ見ると結婚式とはあまり関係がないように思えるかもしれませんが、ラストには結婚パーティーの場面が登場します。
1800年代フランスのウェディングドレスとアクセサリーがとても愛らしいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
貧しさから1本のパンを盗み
19年間投獄された男の一生
貧困のためにパンを盗んだことで、19年もの間投獄されていたジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)。仮釈放された彼は、ある司教のもとに訪れ、歓迎してくれた彼の思いを裏切って銀の食器を盗み出しました。
しかし、逃げる途中に兵たちに見つかり、司教のもとに連れ戻されてしまったジャン。すると司教は、「これは彼に与えたものだ」とかばい、さらに銀の燭台をも差し出したのです。ジャンは自身の罪を悔い改め、良い人になろうと決心します。
その後、偽名を使ってある街の市長になっていたジャンは、偶然居合わせた売春婦を助けます。その女性は、娘・コゼット(アマンダ・セイフライド)のためにお金を稼ごうと売春婦に身を落とし、病に冒されていたのでした。
(C) 2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED
コゼットの面倒を引き受けたジャンでしたが、そんなときに「ジャン・バルジャンが逮捕された」という話を聞きます。一人の男が自分と間違えられてしまったのです。
このまま見過ごせば、自分は一生追われることはない。そう思いつつも、ジャンは良心に従って自らの素性を法廷で打ち明けます。こうして、ジャンはコゼットと共に逃亡生活を送ることになってしまうのでした……。
花のヘアアクセサリーがかわいすぎる!真似したいコゼットの花嫁姿
「レ・ミゼラブル」はかなり長い物語で、コゼットと逃亡生活を送るようになってからも、まだまだ試練は訪れます。最初は幼い少女だったコゼットですが、映画が進むと素敵なレディに成長します。
(C) 2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED
映画の終盤には、コゼットがマリウスという男性と結婚するシーンが登場。華やかなパーティーが開かれ、コゼットは可愛らしいウェディングドレスに身を包んでいます。
注目したい点はたくさんあるのですが、まず目を引くのが、ウェディングドレスとしては珍しいボリューミーなパフスリーブ。
首や腕など、細い部分とメリハリがあってかわいいです!ドレスには可憐なレースの装飾も施されていて、クラシカルな雰囲気がとっても素敵。
また、髪型はシニヨン風にまとめたアップスタイルで、小花のアクセサリーをしています。最近だと花冠のヘアアクセサリーも人気ですが、コゼットのように小花を散らすのもかわいいですね。
そして手元には、フィンガーレスのレースグローブ。ボリューミーなパフスリーブはカジュアルな雰囲気になりがちですが、こういったアイテムを合わせると一気にドレッシーになります。
(C) 2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED
ちなみに、お相手のマリウスを演じるのはエディ・レッドメイン。日本の女性からも大人気の俳優さんです。マリウスが着こなす新郎ファッションにもぜひ注目してくださいね。
登場人物の心情が込められた
美しい歌にもぜひ注目を!
(C) 2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED
この作品はミュージカル映画なので、たくさんの美しい歌が流れます。そのどれもが本当にすてきな曲ばかりで、物語との相乗効果で感動の嵐を巻き起こします。
同じ曲を歌うこともありますが、場面やアレンジが違うだけで、まったく別のものに聞こえるから不思議!
聴いて楽しい、観て楽しい、そしてウェディングの参考にもなる名作。ミュージカル映画が好きな方はもちろん、今までミュージカル映画は避けていたという方にも、ぜひぜひ観てほしい作品です。