結婚が決まったら♥結婚スタイルマガジン

結婚が決まったら「結婚スタイルマガジン」

  • LINE

ブライダルメイクの参考に!ヘアメイクの参考になる映画10

10

不朽のミュージカル名作に
登場するガーリーで
クラシックなヘアスタイル

The Umbrellas of Cherbourg「シェルブールの雨傘(1964)」

(C)Cin -Tamaris photo by Agn s Varda (C)Agn s Varda

  • LINEで送る

公開されたのは約50年も前!
なのに愛されるのは色褪せないガーリースタイル

60年代のパリジェンヌ・ファッションアイコンである女優、カトリーヌ・ドヌーヴ。

彼女の人気は健在で、50年以上前の彼女の着こなしを真似する女性は今も少なくありません。

そんなカトリーヌが主演の「シェルブールの雨傘」には、思わず真似したくなるファッションやヘアスタイルがたくさん。

ガーリーさにクラシックさがプラスされ、結婚式で使えそうなアレンジも登場!

パリジェンヌに憧れを持つ方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

感動メロドラマ全編を歌のみで表現!美しいファッション映画の代表作

ミュージカル作品である本作、実は全編歌のみで表現されており、語り調のセリフは存在しない珍しい作品。

本作を手がけたのはフランスの巨匠、ジャック・ドゥミ監督。本作公開後には「ロシュフォールの恋人たち」など、日本でも話題の名作を手がけました。

世界中で愛された「シェルブールの雨傘」は至る所で上映され、また舞台化もされてきました。

カトリーヌ・ドヌーヴ は、当時まだ映画作品に出演し始めたばかりの新人女優でしたが、本作が出世作となり、フランスの大女優に。

音楽も世界中で大ヒットし、さらにはパリジェンヌの美しさや色褪せないファッションセンスを世に伝えた作品でもあります。

青春時代の美しい純愛。しかし戦争によって引き裂かれ、離れ離れの運命に

(C)Cin -Tamaris photo by Agn s Varda (C)Agn s Varda

舞台はフランスの港町・シェルブール。そこにある傘屋の娘、ジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、自動車修理工場で働くギイ(ニーノ・カステルヌオーヴォ)と恋に落ち、幸せな日々を送っていました。

「将来結婚したら……」「将来子どもが生まれたら……」。二人の中にそんな幸せな未来像がふくらむ一方で、ジュヌヴィエーヴの母、エムリーは若すぎる結婚に猛反対。

しかし、二人はそんなことは御構い無しに、強く惹かれあっていたのです。

やがて、ギイのもとへ召集令状が届き、2年間の兵役を務めるため、二人は離れ離れに。別れの前夜、二人は結ばれ、強く愛し合いました。

ギイがいない間、ジュヌヴィエーヴの傘屋に納税通知書が届きます。莫大な額でとても払えず、ジュヌヴィエーヴはエムリーに大切なネックレスを売るように説得します。

宝石屋を訪れた二人。そこで宝石商のローラン・カサールがネックレスを購入してくれましたが、実はカサールはジュヌヴィエーヴに一目惚れしたため、ネックレス購入を決意したのでした。

お金持ちで、人の良いカサールをエムリーは気に入り、食事に招待します。

その頃ジュヌヴィエーヴの妊娠が発覚。しかしギイからの手紙を待つ日々の不安で体調が悪くなってしまいます。

(C)Cin -Tamaris photo by Agn s Varda (C)Agn s Varda

食事中にジュヌヴィエーヴが退席したことで、カサールも席を立とうとしますが、エムリーは引き止めます。そこでカサールがジュヌヴィエーヴに結婚を申し込むつもりだったと胸の内を明かします。

隣の部屋で休んでいたジュヌヴィエーヴはその話を聞き、困惑。

「もし、お腹が大きい自分を受け入れてくれるなら、求婚を拒むのは大バカ者だ」

そう思ったジュヌヴィエーヴは次第にカサールに心を開き、結婚を受け入れます。

これぞ「運命のいたずら」。ギイの除隊が決定し、彼の人生が狂い始める

(C)Cin -Tamaris photo by Agn s Varda (C)Agn s Varda

ジュヌヴィエーヴが結婚し、パリへ移住した約1年後、ギイの除隊が決定。シェルブールへ帰郷します。

思い出のシェルブールの雨傘店を訪れますが、持ち主が代わり、ジュヌヴィエーヴの姿はありませんでした。

病気の叔母エリーズのもとへ帰ったギイは、そこで愛しのジュヌヴィエーヴが他の男性と結婚したことを知ります。

そのことがきっかけで、娼婦と寝たり、酒に溺れたり、上司と喧嘩して仕事をやめるなど、自暴自棄に陥ったギイ。

ある日の朝、家に帰るとエリーズが亡くなっており、エリーズが看病を続けてきたマドレーヌも家を出ようと荷造りをはじめていました。

しかし、ギイはこれ以上一人になりたくないと、マドレーヌに一緒に住むように頼みます。

マドレーヌはとりあえず一緒に住むことにしますが、ギイに「今のあなたは嫌い」と告げ、ちゃんとした仕事をつくよう喝を入れます。

ギイは祖母が残した遺産で、かつてジュヌヴィエーヴとの将来像であったガソリンスタンドを開業することを決意。

そこからみるみる立ち直り、ギイはマドレーヌにプロポーズします。

それから約3年半後の冬、なんと奇跡的にジュヌヴィエーヴと再会するギイ。果たして二人の愛のゆくえは……。

ヘアスタイル、ファッション、メイク。ジュヌヴィエーヴの全てが可愛らしい

本作では、青春時代のファッションやマタニティスタイル、そして美しい大人の女性へ成長したジュヌヴィエーヴの全く異なる(大きく分けて)3つのスタイルを見ることができ、たくさんの女性のファッションの参考になります。

ウェディングシーンはありますが、残念ながら、ヘアスタイルはヴェールでほぼ隠されているので参考にできません。

しかし、彼女の普段のヘアスタイル、特に大人になってギイと再会した時のヘアスタイルはなんともエレガンス!結婚式にピッタリです。

(C)Cin -Tamaris photo by Agn s Varda (C)Agn s Varda

またジュヌヴィエーヴのスタイルは、ヘアアレンジにリボンを取り入れるのが特徴。服や気分に合わせて、リボンの色を変えています。

そして、パリジェンヌさを引き立たせるためには、トップ(後頭部)部分にボリュームを出すのがポイント。

ガーリーでセクシーなジュヌヴィエーヴのヘアスタイル。シンプルなものも登場するので、ぜひ、普段の生活に取り入れたり、結婚式で使えそうなスタイルを見つけてみてくださいね。

ちなみにメイクは太いアイライナーとボリュームあるまつげを取り入れると、よりジュヌヴィエーヴ感が増すので、ヘアアレンジとセットでお試しあれ。

(トキエス)

結婚映画ランキング TOP