トム・フォードが手がけた
”英国スタイル”で
気分はジェームズ・ボンド！？

Spectre「007　スペクター（2015）」

PHOTO：AFLO

英国紳士と言えばこの人！
世界中が憧れるジェームズ・ボンド

結婚式は花嫁が主役と言われがちですが、もちろん新郎も主役の1人です。普段とはまた違った、ビシっと着こなしたスーツ姿には、花嫁さんも惚れ直してしまうかも？

そこで今回は、新郎のタキシード、スーツの参考になる映画「007　スペクター」をご紹介します。

あまりに有名で多くのファンから愛される007シリーズは、2015年に公開された最新作「スペクター」を含めると全部で24作品あります。

主人公であるジェームズ・ボンドは、初代を務めたショーン・コネリーをはじめ、6人のダンディな俳優たちによって演じられてきました。

「スペクター」では、「カジノ・ロワイヤル」、「慰めの報酬」、「スカイフォール」に続いて4作目の出演となった、ダニエル・クレイグが演じます。

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作中でジェームズ・ボンドが着こなすスーツのほとんどは、有名ファッションデザイナー、トム・フォードが手がけています。

英国紳士のダンディズムがよく現れていて、惚れ惚れするものばかりなので必見です！

メキシコシティで盛大に行われていた祝祭「死者の日」に、ボンド（ダニエル・クレイグ）はスキアラという男を追っていました。スキアラは広場に爆弾を仕掛け、テロを起こそうとしていたのです。

部屋にいるスキアラを外から銃で狙い撃つも失敗し、逃げられたボンドは、人混みをかき分けて追っていきました。

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逃走用に用意してあったヘリを呼んだスキアラはやっとの思いで乗り込みますが、ボンドも共に乗り込み、空中でお互いをヘリから突き落とそうと格闘します。

とうとうスキアラを突き落とすことができ、無事にMI6本部に戻ったボンドですが、メキシコでのことを局長であるMに叱責され、謹慎命令が下されました。

しかしボンドがメキシコで無茶をしたのは、前Mからの遺言があったからでした。まだやり残したことがあるボンドは、謹慎命令を無視し、スキアラの葬儀に出かけます。

そこでスキアラの妻と出会い、彼女から秘密組織の会議が行われることを聞き出したボンドは、その会議に潜入。

そして組織のボスである男の名前を知るものの、潜入していることがバレてしまい、何とか脱出を試みるが……。

007は始終ハラハラし通しのアクション映画ですが、毎回ジェームズ・ボンドが着用する衣装も話題になっています。

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「スペクター」では、ポスタービジュアルにも登場する白タキシードが印象的。胸に赤いカーネーションをつけているこの姿は、初代のショーン・コネリーも披露していた伝統的なスタイルなのです。

このタキシードをデザインしたのは、アメリカのデザイナーであるトム・フォード。彼はイヴ・サンローランやグッチのクリエイティブデザイナーだった人物で、007シリーズの衣装を手がけるのは本作で連続3度目です。

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白タキシードだけでなく、作品冒頭のメキシコシティで着用していたネイビーのスーツや、サングラスやネクタイなどの小物まで、トム・フォードのセンスが光るアイテムがたっぷりと見られます。

トム・フォードはアメリカのデザイナーではありますが、007の舞台を考慮し、スーツは英国スタイルに仕上げている点にも注目。

白タキシード×赤いカーネーションは新郎の衣装の参考になりますし、その他のスーツも、二次会用としてイメージしてみるといいですね。

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ダニエル・クレイグは初の金髪ジェームズ・ボンドということで、初代に慣れ親しんでいたファンからはかなり批判をされ、アンチサイトまで立ち上がりました。

しかしダニエルは、そんな批判には負けまいと努力を惜しみませんでした。そして彼の演じた007は、寡黙でセクシーでタフなジェームズ・ボンド像にしっかりマッチしており、歴代007シリーズの中でも最高興行収入を獲得するなど、見事に世界から認められることになったのです。

前作「スカイフォール」を観た方が、より「スペクター」も楽しめるとは思いますが、この作品から観ても十分楽しめるストーリーとなっています。

スマートでタフなジェームズ・ボンドのアクションと、彼が着こなす衣装の数々を、ぜひ旦那さんと一緒に鑑賞してみてくださいね！

（表ひつじ）