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大成功のヒントがここに!ベストプロポーズ映画10

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プロポーズシーンの名言は
引用したいほど最高!

When Harry Met Sally...「恋人たちの予感(1989)」

PHOTO:AFLO

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男女の本音トークがおもしろい!
今観てもキュンとなる名作!

ちょっと昔の映画「恋人たちの予感」は、メグ・ライアンが元祖ラブコメ女王としてスターダムを駆け上がった最初のヒット作。

(C)2014 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.

コメディアンでもありSNL(アメリカの超有名コメディ番組)でも大人気だったビリー・クリスタルが相手役をつとめます。

(C)2014 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. 

若い方だと観たことがない方も多いかも知れません。

確かに髪型も服装も古さがありますが、それでも男女の間の感情はいつの時代も同じなのだな、と今観てもキュンと来る名作です!

特にプロポーズシーンの名言は積極的に引用したいほど!最高のシーンです。

「男女の友情は成立する」VS
「寝ることが邪魔して無理」

2人が最初に出会った若いころ、ハリー・バーンズ(ビリー・クリスタル)とサリー・オルブライト(メグ・ライアン)はNYへ引越しするために車で相乗りすることになりました。

サリーの親友と付き合っていて出発直前までイチャイチャしていたハリーは、数時間後にはサリーに口説き文句を投げかけるような軽いタイプ。

そして、とにかくよく喋り、思ったことはどんどん口から出てしまいます(笑)。

対してサリーは生真面目なところもありつつ、レストランではメニュー通りに頼まず、ソースでもクリームでも、かけずに“横に添える”こだわりの強いタイプです。

PHOTO:AFLO

映画「カサブランカ」の結末の受け取り方が違うと2人の言い合いが始まり、最終的に話題は「男女の友情が成立するかどうか」に。

「男は魅力を感じる女とは寝たいと思うし魅力を感じなくても寝たいと思う」とか言い出すハリー。

サリーは「男女の友情は成立する」と考えていたけど、「寝ることが邪魔をして友情が成立しない」と言い返すハリー。

「女がイヤだと言えば、その時点でどっちにしろ友情は壊れる」とハリーに言われ、到着前から「NYで唯一の友人が消えた」としょんぼりするサリー。

秀逸なのはその後、車が走ってNYに到着するシーンでのBGMが“Let's call the whole thing off”という曲であること。

海外ドラマや映画を見ていると言い回しがよく引用されていますが、ポテイト、ポタートみたいな発音の仕方の違いを元に「2人に小さい違いはあるけどそれはどうでもいいじゃない」みたいな歌詞です。

思わずキュンと来たと共に笑ってしまいました(笑)。

なんだかんだ言っても
何でも話せる関係が始まる

PHOTO:AFLO

サリーにとってハリーに対する最初の印象は最悪でしたが、恋愛関係抜きの親友となることで「何でも話せる関係」になります。

友達宣言をして“魅力的だけど寝たいと思わない最初の女性”とハリーも認めて友達になった二人。

PHOTO:AFLO

夜、電話をかけたときにサリーが観ていた「カサブランカ」をハリーも観るシーンが印象的でした。

画面が分割されテレビから聞こえるのはラストシーンの“Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship”
「ルイ、これは美しい友情の始まりだな」という名セリフ。

映画のシーンと共に二人の美しい友情が始まるなんてオシャレですね!

口に出すことで刷り込まれる
言葉の呪縛ってありそう…

PHOTO:AFLO

“寝ることが友情の妨げになる”ということと、もう一つ二人が一歩踏み出せなくなる原因となった名(迷)シーンがあります。

それはレストランでの話。
(サンドイッチの具を、パンの“横に添えてもらっている”サリーがとてもカワイイ!)

コトが終わるとすぐに帰るというハリーに女性代表として怒るサリー。

「適当な嘘をついて出ていくけど満足させているから大丈夫」そして「演技は見分けがつく」と自信満々のハリー。

PHOTO:AFLO

サリーは反論するため突然喘ぎはじめ最終的に“Oh…Yes Yes Yes!”と机をバンバン叩き始め店内騒然!(笑)

※ちなみに現在も営業しているKatz's Delicatessenというお店だそうです。

こんな会話があったからこそ、2人が一線を越えてしまったときに、すれ違いが生まれたのではないでしょうか。

寝たことで友情が壊れると心配するハリーと、親友が恋人に変わったと思ったけどハリーにとってその他の女性と同じでは?と傷つくサリー。

実際の生活でも“あの人はこういう考え”と縛られて歩み寄ることが出来なくなってしまったりしますよね。

真意を確かめ合うのは勇気がいりますが必要なことかも知れないと思いました。

1日の最後に
おしゃべりしたいのは誰なのか

この映画はハラハラするものでもなく、ストーリーもどうなるか予想がつくタイプの映画です。

それでも名作と呼び声高いのはやはりプロポーズのシーンではないでしょうか。
(正確には告白のシーンですかね)

二人とも気が強い、というか思ったことを言ってしまうタイプなので売り言葉に買い言葉でケンカしてしまいギクシャクする大晦日。

パーティに参加する気分になれず一人でフラフラしていたハリーは気が付くと “ワシントンスクエア公園(Washington Square Park)”の凱旋門の下に。

そこはNYに到着したときにサリーと一緒に見た思い出のアーチです。そこで一気によみがえるサリーとの楽しい思い出。

ハリーは大慌てでサリーの居るパーティ会場に駆けつけ愛を語ります。

PHOTO:AFLO

「サンドイッチの注文に1時間半もかかるところも、一日一緒に居て服に残ったサリーの香水の残り香も全部好き」

最初は大晦日に一人で寂しかっただけではないのか、と疑うサリーにハリーは「そんな君を愛しているし一日の最後に話したいのは君だけ!」と続けます。

矢継ぎ早に「残された人生始めるならなるべく早いほうがいいだろ?」と熱く語るハリーに、サリーは「いつも憎めなくなる事を言うんだから!」と涙。

このときにかかっているBGMが主題歌でもあるジャズのスタンダート曲“It Had to Be You”のフランクシナトラ版です。この曲は歌詞が本当にピッタリ!

「君しかいない。ぐるぐる考えてやっと気付いたよ、それが誰かと言うことに」みたいな感じです。

映画にバッチリ合っていますよね!!とってもステキなシーンなので、ぜひ本編でご堪能ください!!

今でもラブラブで幸せいっぱいな
老夫婦のインタビューも秀逸!

ところどころに差し込まれる老夫婦のインタビュー。皆さん素敵な愛を語りますが、直接映画に関係あるのか分からない感じで進みます。

PHOTO:AFLO

そして二人の親友同士の結婚式ではその老夫婦たちが参列しダンスをしていました。

ラストはハリーとサリーの出番でほっこりします。結婚式用の動画だったのかしら。

(C)2014 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. 

12年も遠回りしてダメなところも全部さらけ出した上での二人はずっと幸せに暮らすんじゃないかしら。

友情から愛情に変わった、というよりは友情のまま、さらに結びつきが深くなったような理想のカップルのお話でした!

(じぇみじぇみ子)

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