大親友と結婚式が同じ日に…
どちらが譲るか、女の戦いが始まる！

Bride Wars「ブライダル・ウォーズ（2009）」

ウェディングをテーマにした
痛快コメディ映画

結婚式前にぜひ観てほしい映画はたくさんありますが、「ブライダル・ウォーズ」はその中でもとくにオススメのコメディ映画。

「10日間で男を上手にフル方法」などにも出演しているケイト・ハドソンと、「プラダを着た悪魔」でお馴染みのアン・ハサウェイの人気女優2人が、結婚式を巡ってバトルをくり広げていきます。
ちょっとやりすぎなお互いの攻防が笑えるんです。

そしてこの映画ではケイト・ハドソンが有名ブランドのドレスを身にまとっていて、それがとってもステキ！
アン・ハサウェイが着るウェディングドレスもクラシックなデザインで、ケイトとはタイプが異なるので、ドレス選びの参考になりますよ。

また、この作品はコメディですが、しっかりメッセージ性のある内容になっています。
パートナーとの関係を見つめ直すいい機会になるかもしれません。

リヴ（ケイト・ハドソン）とエマ（アン・ハサウェイ）は幼馴染で、大人になった今でも大親友。2人の小さな頃からの夢は、6月にプラザホテルで結婚式を挙げることでした。

ある日2人は、同じ日に恋人からプロポーズされ、さっそく一緒にプラザホテルを予約しに行きます。運よく6月に別の日程でそれぞれ予約を取れた2人は大喜び。

しかし、ウェディングドレスを試着ていたところに、ウェディングプランナーから連絡が入ります。プランナー側の手違いで、2人の結婚式を同じ日時に予約してしまったのでした。

なんとか別の日を予約しようとするも日付の変更はできず、2人のどちらかが譲らなくてはならないことに。
最初は顔色を伺い合う2人でしたが、とうとう周囲を巻き込みながら大ゲンカを始めてしまいます。

結婚式の準備を意地でも進める、似た者同士のリヴとエマ。
しかし、それぞれのパートナーとの関係は対照的でした。

リヴのカップルは準備を経て仲を深め合っていきますが、エマのカップルは少しずつ仲違いしていきます。そしてストーリーは衝撃的な結末へ…。

結婚式のシーンでは、ケイト・ハドソンとアン・ハサウェイのウェディングドレス姿が見られます。
リヴはアメリカの有名なブライダルブランドのドレスを選び、エマは自分のお母さんのウェディングドレスを選びました。

ケイト・ハドソンが着たのは「バレリーナ」と呼ばれるドレスなのですが、この映画をきっかけとしてさらに有名になり、「ケイト・ハドソン版バレリーナ」、「ケイト・ハドソンドレス」などと呼ばれているそうです。

腰からふんわりボリューミーに広がるドレスはまるでプリンセスのよう。
女の子なら憧れるデザインですよね。
ケイト・ハドソンが劇中でつけているサッシュベルトもとてもステキです。

流行に左右されない、伝統的なドレスが好みの方は、アン・ハサウェイのドレスが参考になります。アンが着用したドレスは母から譲り受けたドレスという設定なので、オフショルダーのマーメイドドレスというクラシックで落ち着いたデザインになっています。

オフショルダーはデコルテがキレイに見え、露出のしすぎを抑えてくれますし、マーメイドドレスは女性らしい身体の曲線を美しく見せてくれますよ。

みなさんはどちらのウェディングドレスが好きですか？

ウェディングドレスや腹黒い花嫁のバトルも魅力的ですが、この映画の見どころはそれだけではありません。
女性陣に圧されて存在感は薄めですが、新郎たちにもぜひ注目してみてください。

リヴのパートナー・ダニエルは、鬼の形相で戦っているリヴを見ても、ひどく落ち込んでいる様子を見ても、常に励まして寄り添ってくれます。
リヴは少し自分本位な性格ですが、ダニエルは彼女のすべてを受け入れているんです。

一方で、言いたいことをなかなか言えないお人好しなエマは、リヴとのバトルで今までにないほど自己主張が強く表れていました。

しかしパートナーのフレッチは、暴れる彼女を受け止めきれず、「前の君に戻ってほしい」と発言。素の自分をようやく出せたエマからすると、とてもショックな言葉ですよね。

いくら理想の結婚式ができたとしても、肝心のパートナーと亀裂が入ってしまってはどうしようもありません。
結婚式の準備は2人の関係が試される期間。
違和感は放置せずに、しっかり納得するまで関係を見つめていきたいですね。

最終的に2人のカップルがどうなっていくのかは、ぜひ本編でお楽しみください！

（表ひつじ）

作品紹介: ケイト・ハドソン＆アン・ハサウェイ共演のロマンティック・コメディ。ホテル側のミスで結婚式の日取りが重なった幼馴染のリヴとエマは、式を巡って壮絶なバトルを繰り広げる。

STAFF＆CAST: 監督：ゲイリー・ウィニック
出演：ケイト・ハドソン、アン・ハサウェイ、クリステン・ジョンストン、ブライアン・グリーンバーグほか（‘09米）

「ブライダル・ウォーズ」