【結婚式のスピーチ】新郎の父の挨拶のポイントやマナー解説!
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結婚式当日、披露宴での新郎の父の挨拶。
新郎新婦のお手本になるように、ビシッと決めたいですよね。
それには、どんなスピーチをすればいいのでしょうか?
スピーチの構成、原稿を書くときのポイントや読むときの注意点まで、今回は、新郎の父の謝辞についてご紹介します。
新郎の父の挨拶って?
新郎の父の挨拶(謝辞)とは、両家の代表として披露宴で述べる挨拶のこと。
だいたい、披露宴の終盤に行われることが多いようです。
内容のメインは、列席者へのお礼の言葉。
新郎の父に限らず、母親や親族、花嫁側の父が述べることもありますが、一般的には新郎の父の役目となることが多いようです。
挨拶・・・と思うとなんだか緊張しそうですが、ここは父としてがんばりどころ!
では実際、どんな風にスピーチを構成すればいいのか見ていきましょう。
スピーチの構成
1 自己紹介
まずは新郎と自分の関係について、「新郎の父である」ということを簡単に自己紹介します。
2 列席者へのお礼
ゲストと、結婚式当日に新郎新婦を取りもつ媒酌人(ばいしゃくにん)がいる場合は媒酌人へ、出席のお礼を述べます。
「お足元が悪い中・・・」「お寒い中・・・」など、天候や状況へ配慮した言葉を入れるとベスト!
3 新郎新婦へのはなむけ
新郎の子供の頃のことなど、親目線のエピソードを入れると素敵なスピーチに。
花嫁についても触れ、ゲストのおかげで今日という日を迎えられた喜び・感謝を伝えます。
4 締めの言葉
改めてゲストに、「これからも新郎新婦を支え、見守ってほしい」という支援のお願い、感謝の言葉で締めくくります。
もし披露宴中に何か失礼なことがあった場合は、ここで一言謝罪を入れるのも忘れずに。
構成が分かれば、いよいよ原稿の作成です!
原稿を書くときのポイントを見ていきましょう。
原稿を書くときのポイント
1 「忌み言葉(いみことば)」を避ける
日本では、「おめでたい席にふさわしくない言葉」を「忌み言葉」といい、結婚式などで使うのは避けた方が良いとされます。
たとえば、「切る」「最後」「壊れる」などの別れを連想させるような言葉。
他にも、「ますます」「たびたび」などの、再婚(つまり離婚の可能性)を連想させるような「重ね言葉」などがあります。
原稿を書くときには、忌み言葉を避けるように気を付けましょう。
2 新郎をけなす or 褒め過ぎるのは NG
多少の謙遜はまだしも、自分の息子だからといってけなし過ぎるのはNG。
年齢や収入の話など、デリケートな話題には触れないのがマナーです。
また、自慢の息子を褒めたい気持ちもわかりますが・・・ベタ褒めするのは避けたほうが無難。
父の謝辞はあくまでゲストに対するお礼がメインです。
息子自慢が中心にならないように気を付けましょう。
3 花嫁側のことにも触れる
挨拶が新郎側の父のみな場合、スピーチの内容がつい、新郎のことばかりになりがち。
花嫁側の親族、ゲストにも配慮して、花嫁やその親族への言葉も添えるとベストです。
4 新郎の謝辞とかぶらない内容を
謝辞が父親のみの場合はかまいませんが、もし新郎自身も謝辞を述べる場合、その内容や言い回しがかぶらないように気をつけましょう。
前もって新郎と内容の打ち合わせをしておくと、安心ですよ。
5 長すぎず短すぎず
新郎の父が謝辞を述べるのは、披露宴もお開きに近付いたころ。
色々な人のスピーチを聞いたり余興を見たりした後で、ゲストもお腹いっぱい!という時間帯です。
あまりに短すぎるのも味気ないですが、だいたい2~3分くらいのスピーチがベスト。
原稿用紙でいうと3~4枚くらいが目安です。
原稿が完成したら何度か声に出して読み、読みやすさや読むのにかかる時間をチェックしておきましょう。
スピーチをするときの注意点
最後に、実際にスピーチするときの注意点を4つ見てみましょう。
1 ゆっくり、はっきり話そう
緊張して早口になったり、言葉に詰まりすぎて、「え~」「あ~」を連発・・・。
人前で話すことが苦手な人はどうしても緊張してしまいそうですが、ここは大きく深呼吸して、落ち着いてゆっくりと話し始めましょう。
「ゆっくり、はっきり」を心がけて話せば、ゲストにとっても聞きやすいスピーチになりますよ。
2 感情的にならない
大切に育ててきた息子の披露宴もクライマックス。
息子のエピソードを語りながら涙・・・というのももちろん感動的なのですが、先ほども述べたように、父親の謝辞は2~3分が目安です。
涙で何を言っているかわからなくなったり、時間が押したりするよりは、両家代表として威厳をもち、サクッとすませたほうがベター。
感情的にならないように、ここはグッと押さえましょう。
3 顔の向きを意識しよう
基本的にスピーチをするときは、背筋を伸ばし、ゲストを見渡しながら話します。
でも例えば、媒酌人へのお礼を述べる時はそちらの席に顔を向けて。
話しかけている相手を意識して顔の向きを変えると、より気持ちが伝わりますよ。
4 原稿を読む場合
内容を暗記して読むのは難しそう、という人は、原稿を読んでもかまいません。
ただその場合、原稿ばかりに目をやってずっとうつむいている・・・なんてことにならないように、ゲストの方にも目をやりながら話しましょう。
また原稿を読む場合でも、一部で自分の言葉を入れたり、今日の披露宴の感想などアドリブを入れると、あたたかいスピーチになるでしょう。
まとめ
新郎の父の挨拶とは、披露宴で両家の代表として述べる挨拶のことです。
内容はゲストへのお礼がメイン。
自己紹介・出席のお礼・はなむけ・締めの言葉で構成されます。
忌み言葉は避け、新郎を褒めすぎたり、けなしすぎたりするのもNG。
花嫁やその親族への言葉も盛り込み、2~3分を目安に構成しましょう。
当日、スピーチする時は、落ち着いてゆっくり、はっきり話すことを心がけて。
原稿を読む場合もうつむきがちにならず、多少は自分の言葉を入れるとベストです。
緊張してしまいそうな大役ですが、両家の代表として堂々と行いましょう!
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