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ラブストーリー史上(!?)
“純粋すぎる”プロポーズはコレ!
A Walk To Remember「ウォーク・トゥ・リメンバー(2002)」
PHOTO:AFLO
結婚には「お金」!?
それとも「愛」!?
近頃、結婚に必要なのはお金なのか、愛なのかを討論するテレビ番組や雑誌の特集が増えてきたような気がします。
女性の社会進出が増え、自分でお金を稼ぐ楽しさや自分磨きの楽しさを知り、その快感を手放せなくなってしまった女性も少なくないのでは。
そんな女性が「結婚」を考えると、「本当に愛だけでいいのか」「やっぱりお金が大切なんじゃないか」と、リアルな現状と比べて複雑な考えになってしまう人も多いと思います。
しかし、「純粋な目で“結婚”を見ることができない!」という人も、きっと心の中では愛が必要だとわかっているはず。
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それでもなお「いやいや、イマイチピンとこないな…」というアナタにオススメなのが「ウォーク・トゥ・リメンバー」。
本作には、思わず涙してしまうプロポーズシーンがあるのですが、その重要なシーンは、純粋な愛があるからこそ輝いているんだ!ということを実感させられます。
きっとアナタに純粋な気持ちを取り戻させてくれるはずですよ。
“悪ガキ”と“優等生”の
間で生まれる純粋な愛
PHOTO:AFLO
主人公は小さな港町ビューフォートに住む“悪ガキ”のランドン・カーター(シェーン・ウェスト)。
その悪ガキっぷりは、純粋そうな男の子に「高いところから池にジャンプしろ」という無茶を超えた無茶ぶりを平気でしてしまうくらい。
両親が離婚して以来、父親にも反発的で、すぐに騒ぎを起こしてしまっていた彼は、池に飛び込ませた男の子を怪我させてしまった罰として、学校から演劇部の参加と慈善活動を命じられます。
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そこで知り合ったのが、演劇部所属で慈善活動にも精を出している優等生のジェイミー(マンディ・ムーア)。
彼女はとっても純粋で芯がしっかりしている女の子。
しかし毎日同じカーディガンを着ていることから、ランドンの派手な仲間を含むいろいろな生徒に揶揄される存在でもあったのです。
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性格や考え方が真逆で、お互いを避け合っていたランドンとジェイミー。
徐々に2人が一緒に行動する時間が増えたとき、ジェイミーは「わたしのことを好きにならないでね」とランドンに約束を取り付けたのでした。
しかし目立つ存在であるランドンが、一見地味なジェイミーをだんだんと知っていくことで彼の中に純粋な恋心が芽生えます。
最初は、友達の前で地味なジェイミーと話しているところさえ見られたくないという、人の目ばかりを気にしていたランドン。
しかし、ジェイミーの人目を気にせずまっすぐに生きている強い姿勢や、ただ純粋にジェイミーを思う気持ちが少しずつランドンの行動に変化をもたらします。
それはもう、コワモテの友達ともジェイミーのために正々堂々と喧嘩しちゃうくらい。
不器用ながらに人を愛することを
学んだ青年の愛し方とは?
さらに本作で注目してほしいのが、ランドンの不器用さ。
ジェイミーにどんどん惹かれていくランドンは不器用ながらも彼女に丁寧に接しようとします。それがなんとも純粋!
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ジェイミーは100にも及ぶ「叶えたいリスト」を持っているのですが、その中の「二つの場所に同時に存在すること」などちょっと変わった願い事でさえ、トンチをきかせて実現させてあげようとするランドン。
また、そのリストのNo.1は「母が結婚式を挙げた教会で結婚式をしたい」というものなのですが、ランドンはなかなかリストのNo.1が何かを教えてもらえませんでした。
そんな彼ががんばって聞き出そうとするシーンもたまらなく不器用で可愛らしいのです。
過酷な運命が
二人の恋愛を加速させていく
しかし本作は、純粋な恋愛をして高校を卒業して結婚して…という単なるラブストーリーではなく、ジェイミーにはとある深刻な秘密がありました。
それが明らかになったとき、ランドンはそのNo.1の願い事を叶えようと必死になります。
そんなランドンがジェイミーにプロポーズするシーンは涙なしでは観られません。
もちろん彼らは学生。プロポーズにお金をかけるなんて出来っこありません。
しかし、2人のプロポーズシーンはキラキラ輝いたとっても素敵なものなのです。
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その純粋な強い気持ちがあることで、周りも自然と彼らに協力しようとします。それがとっても感動的。
本作を観れば「自分も昔はこんな純粋な恋愛を探していたな」と、忘れていた大切な“なにか”に気付くことができるはずです。
まさに「純粋すぎるプロポーズNo.1はこれ!」と言っても過言ではない本作で、ランドンとジェイミーの真実の愛に触れ、素敵なプロポーズシーンを体感してみてください。
「お金なんて関係ない!愛があればプロポーズシーンもキラキラ輝くんだ」ということを再確認できますよ!